☆ごんたの本棚☆

通勤時間は読書の時間(*´∀`*)☆

トップ㌻です。

2105年08月04日 | ☆トップ㌻☆
何かの本(忘れた…)で、
『生まれてから読んだ本が読んだ順番に並べてる本棚があったらいいよね』
みたいに書いてあって、いいよね(*´∀`*)と思って作ったブログです。

私のこだわりは、【日本のミステリーしか読まない】。
私のポリシーは、【新品の文庫を買って読む】。

好きな作家は、宮部みゆき、恩田陸、東野圭吾、伊坂幸太郎です。
最近、乙一もはじめました。

ちなみに評価基準
☆☆☆☆☆ ・・・・・('A`)
★☆☆☆☆ いまいち(´・ω・`)
★★☆☆☆ 普通(*´ω`)
★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)
★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)
★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)


 レビュー 
恩田陸【Q&A】 
伊坂幸太郎【チルドレン】 
東野圭吾【幻夜】
伊坂幸太郎【オーデュボンの祈り】
宮部みゆき【パーフェクト・ブルー】 
伊坂幸太郎【フィッシュストーリー】
東野圭吾【怪笑小説】  


 作家 
宮部みゆき 恩田陸 東野圭吾 伊坂幸太郎


 ミステリベスト 
このミステリーがすごい!
文藝春秋ミステリーベスト10

伊坂幸太郎【ラッシュライフ】

2008年08月31日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。
 女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
 幕間には歩くバラバラ死体登場――――。
 平走する4つの物語、工作する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。
 不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
 巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
5つの物語が絶妙に交じり合って、最後の方は少し混乱しつつ(笑)、「ここにこう繋がるのか!」。
ここまで!ってくらい繋がりまくっています。
最初から注意深く読まないといけない。
全部の話に出てくる『老犬』と『スケッチブック』と『展望台』。それぞれの感じ方が違うのが面白い。

泥棒黒澤の話はキューンときます。
二人の会話は懐かしくて暖かい雰囲気。
河原崎の父の言葉にハッとさせられ、何でこの人が自殺したんだろうな???と思った。
河原崎の話は展開が読めないし、とにかく驚いた。
豊田と老犬の関係もいいなぁと思った。
てゆか、老犬がいいなと思った。



◇言葉◇
戸田「不景気、不景気と騒いでいるがな、これだけ長い間不景気なんだ、それがこの国の標準の状態なんだろう。」
 ニュースとかで『不景気』とか言ってるのを聞くたび、思い出す。
 真剣に語ってるニュースがおかしく思えてくる。

「人生はきっと誰かにバトンを渡すためにあるんだ。今日の私の一日が、別の人の次の一日に繋がる。」
 私はそんな一日を送れているんだろうか?

黒澤「おまえはニュートンか?」

黒澤「俺たち人間は、もとはと言えばアメーバーとか、単細胞の生き物だったんだろう?それが、気の遠くなる年月をかけてゆっくりと進化した。俺たちは今やこれほど複雑な生き物になった。感情を持って、記憶を操作する。嘘を吐いて、人を出しぬいたり、名誉を欲したりする。ジャズも演奏する。」
   「それだけで充分、すごいだろ。宗教を持ち出す前に、生きていること自体に驚いて、拍手をすればいい。」

 忘れがちだけど、生きているだけで凄いことなんだよね。
 本当に忘れがち。
 生きるの面倒くさくなるもん、しょっちゅう。

河原崎父「すべての色ってのは赤と青と黄から作られているんだ、だから信号は守れよ。」
 なんでー。

豊田「若者は自分のことを棚に上げることに関しては、秀でている。
    棚に上げたきり二度と降ろさないのがあいつらのやり方だ。」

 私もです('A`)チクチク

豊田「蟻や蜂は自分たちの巣や集団維持のためには闘うが、自分自身の恨みのために相手を倒すことはない。個人的な理由による復讐は、よほど人間らしいじゃないか。」
 そういう考えもあったか!

プラナリアの実験の話
「この原始的な動物ですら、同じことの繰り返しよりも自殺することを選ぶ」

 スタンリーキューブリック「退屈は最大の罪だ」だもんな。

黒澤「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」

豊田「人生は一秒ごとに流れていっている。それを自覚しているのか!」
 無駄にしまくってます。ごめんなさい。

伊坂幸太郎【ゴールデンスランバー】

2008年02月20日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……
 すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!

 仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。
 同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。
 折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。
 どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。
 この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
凄い!!!
気持ちがいいほどすべてが伏線、無駄がない。
もう一度読んでみないとな。
ラスト、しょうがないのかもしれないけど、何か納得できない…
あの手紙は笑ったし泣けたけど。
キャラクターでは、通り魔がいい味出してた。
何人も殺してる通り魔なんで良くないんですけど、良かったなぁ。

もう一度読んで、感想追加予定。

東野圭吾【ダイイング・アイ】

2008年01月08日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。
 なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
 事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
 しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
お お お おそろしかーーーー(゜д゜lll)
読み終わって、背筋がブルッときた。鳥肌たった。背後を確認した。
普通のミステリーを普通に書かないところがさすが。
本当に多彩です。

主人公だと思っていた人物が数ページで死亡。
ギャフンΣ(゜д゜lll)
読み手の推理の斜め上を常に進んでいて、畳み掛けるように謎解決。
そして最後は、ブルッ((((゜д゜)
ミステリーとしても楽しめるし、物語としても楽しめる。

でもそろそろ感動系が読みたいよ、東野さん。

【アヒルと鴨のコインロッカー】

2007年09月22日 | ◇映画◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
脚本:鈴木謙一
音楽:菊池幸夫
出演:濱田岳 瑛太 関めぐみ 松田龍平 田村圭生 大塚寧々 関暁夫 なぎら健壱 キムラ緑子
主題歌:ボブ・ディラン『風に吹かれて』
サイト:http://www.ahiru-kamo.jp/

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

◇評価◇
伊坂幸太郎ファンなので、どーーーーーーーーーしても見なければいけない映画。
あのストーリーを2時間そこそこで表現できるはずがない。
そもそも、どうやって映像にするんだ!?
…と、あんまり期待せずに観に行った。

そんな不安は、冒頭のボブ・ディランで一気に吹き飛んだ(´ω`)
えーわー、音楽ってすごいわー。
キャスト、ストーリー、世界観。
原作を読んだ時に感じた、悲しくて切なくて優しいあの感じ。
全部イメージ通りだった。
スタッフ全員、伊坂ファンなのでは?と思うくらい、丁寧に作られていて、感動。
欲を言えば、ブータン人の生まれ変わりのあの話を、もう少ししつこくやって欲しかった。
「本当に生まれ変わるんだろうな?ドルジ?」というセリフを、もうちょっと魅せて欲しかった。
時間の都合で削ったシーンがあれば、見たいなーと思った。

『椎名が、河崎とドルジと琴美の三人の物語に巻き込まれてしまった』
という、こんな感じのセリフが好き。
そんな椎名が主役なのにね(´ω`)
大塚寧々がキレーーーーーーイ(*´∀`*)
もの凄く悲しくて、もの凄い悲劇なお話のはずなのに、終わったあと不思議と優しい暖かい気持ちになりました。
幸せな楽しいシーンでも涙が出たりね。
最後の方はずっと泣きっぱなし。
久しぶりにいい映画に出会えました(●´ω`●)

東野圭吾【夜明けの街で】

2007年07月17日 | ☆トップ㌻☆
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた。
 しかし、僕は越えてはならない境界線を越えてしまう。
 しかも、その彼女にはある殺人事件の容疑がかかっていた。
 事件はまもなく時効を迎えようとしていた…。』

評価→★★☆☆☆ 普通(*´ω`)

◇感想◇
いつもと違う東野作品。
本当に、バカーーーーーーーー(゜д゜)!!!って思いながら読んでた。
秋葉が途中で変わったのは、わざとだと気付きながら読んでいたので、ちょっと切なかった。
不倫は良くない。
というか、怖い。
みんなが傷つくし、やった人は大変な事になる。
離婚に同意しないのは、「自分だけが幸せになるのが許せない」からっていうのが、なるほどなと思った。
基本はミステリーで、続きが気になって気になって、あっという間に読み終えた。
でもやっぱり東野作品は、したたかで強い女が出てくるほうがいいなあ。

恩田陸【黄昏の百合の骨】

2007年07月17日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。
 奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母二人。
 因縁に満ちた部屋で何があったのか。
 「魔女の家」と呼ばれる由来を探すうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。
 将来への焦りを感じながら理瀬は・・・。』

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)

◇感想◇
【麦の海に沈む果実】の続編。
こういうの好き(*´∀`*)
二重に三重にひっくり返る展開に、最後はポカーンと口を開けて驚いた。
理瀬のお父さんが、やっぱり好き。
百合の不思議な雰囲気がピッタリな作品でした。

【ゲゲゲの鬼太郎】

2007年06月12日 | ◇映画◇
監督:本木克彦
原作:水木しげる
脚本:羽原大介
音楽:中野雄太 TUCKER
出演:ウエンツ瑛士 井上真央 田中麗奈 大泉洋 間寛平 利重剛
    橋本さとし YOU 小雪 内田流果 神戸浩 中村獅童 谷啓
    室井滋 西田敏行 田の中勇 柳沢慎吾 伊集院光 石原良純
    立川志の輔 デーブ・スペクター きたろう 石井一久 安田顕
サイト:http://www.gegege.jp/

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

◇感想◇
期待以上!!!
マンガが実写になると、ガッカリすることがあるんだけど、これは良かった!
まず、キャスティングがイイ!
キャスト表を見ただけで、そうそうそうそう(*≧∀≦)
一反もめんなんて、まさに一反の木綿!!!
唯一、ウエンツの鬼太郎は違うかな?と思ったけど、見てみたらなかなかアリだった。
鬼太郎と人間の恋がメインだったことは、目をつむろう・・・
妖怪ならではの必殺技もいっぱい出てきたし。
西田敏行の存在感は、すごいわ。
天狐の小雪はキレイだった…
アニメが結構忠実に実写になってて嬉しくなった。
DVDでたら買うぞ!!!

最後の鬼太郎と猫娘のダンスはカワイかった

主題歌が小池徹平なのが、何より驚いた

恩田陸【Q&A】

2007年06月12日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。
 死者69名、負傷者116名、いまだ原因を特定できず―――
 多数の被害者、目公家貴社が召喚されるが、ことごとく食い違う証言。
 防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?
 Q&Aだけで進行する著者の真骨頂!』

★★☆☆☆ 普通(*´ω`)

◇感想◇
コーワーイー(゜д゜)!!!
何とも言えない怖さがある。
質問と答えだけで進むという独特な感じが、余計不気味さを出しています。
何か最後の方はわけがわからなくなっちゃって、もう少し現実的に終わって欲しかったなと思った。
ああいう事件が起きた時、私は集団パニックに巻き込まれるタイプなんで、怖いです。
最初の方の妙な現実感と、終わりの方の非現実的な感じがちょっとかみ合っていなくて、私的にはイマイチだった。

伊坂幸太郎【チルドレン】

2007年06月12日 | ☆トップ㌻☆
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
 彼を中心にして怒る不思議な事件の数々―――。
 何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
 ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。』

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)

◇感想◇
伊坂幸太郎「短編のふりをした長編小説」
短編として一つ一つが完成されてますが、全部通してみると、その流れが繋がっています。
過去や現在を行ったり来たりなんですが、上手く出来ています。
ちょこちょこ『謎』を交えながら、しっかり物語を作っているところはさすが。

この本の主役は陣内。
だけど、周りの人々の視点から書かれています。
考えていないようで考えている?。めちゃくちゃなようで、やっぱりめちゃくちゃ。
面白いやつです。
ほかのキャラクターもいい味を出していて、犬のベスさえも空気を読んでいるところが面白い。

やっぱり何と言っても、『空気感』が最高です♪
また読み返したくなる本が増えた。