出張整体師しろくまのひとりごと

2005年から整体師です

トレーニングによる弊害

2006-11-18 14:14:12 | トレーニング
『スクワットのし過ぎで膝が痛くなった(T_T)』

なんて声をたまに聞きますが、個人に合わせた正しいスクワットをしている限り膝が痛くなる事はありません。

大体が自己流だったり、回数だけを行う効果の薄いものだったりします。

スクワットで基本的に鍛えられる筋肉は 
大腿四頭筋(大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋)と大殿筋です。
簡単に言うと太ももの前側とお尻です。

やり方によっては内転筋群や下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)なんかも鍛えられます。
簡単に言えば太ももの内側とふくらはぎのことです。


●さて、膝が痛くなるスクワットですが原因は何でしょう?
僕はは回数と膝の角度だと思います。

『だって回数やら無いと効果無いでしょ?』

とんでもない勘違いです、回数やったからといって必ずしも効果が出るとは言えません。
逆に膝関節に障害を及ぼすデメリットの方が増えるんじゃないでしょうか。

女優の森光子さんが毎日150回やられてるそうですが、森さんが曲げている膝の角度は伸ばした状態を0度として精々45度位でしょう。

この位の角度で行っている場合なら膝にかかる負担は少ないはずです、それでも80歳を越えた現在で150回行えるのは凄い事だと思います。

この様に膝の角度が45度程度なら良いのですが、90度を超えると膝関節にかかる負担は何倍にも跳ね上がります。
それでも正しいフォームで10回×3セット程度を行うなら何の問題もありません。
しかし90度以上曲げて毎日150回行えば膝関節は悲鳴をあげるでしょう。

そう言っても回数信者はいるもので、回数をこなさなければやった気がしないらしいです。そういう方はどうぞ関節壊れるまで続けてください

言われてもピン!と来ない方は肩幅に脚を開いて立って今から言う事をやってみてください。
最初は90度に膝を曲げた状態で30秒間姿勢維持。

何分休憩しても良いですが次に45度に膝を曲げた状態で30秒間姿勢維持。

これでどちらの角度が膝に負担がかかるか理解してもらえたと思います。




当然ですが、一般の方対象でお話してます。
アスリートやトレーニーは別次元の話ですので混合しないようにしてください。