ボイシー日記

手がふさがっていては、新しいものは掴めない。

2008年読本・備忘録。

2008-12-27 10:22:11 | 
そろそろ2008年も終わり。
で、忘れないように、今年、読んだ本リスト。

今年は、中上健次の熱き魂を噛み締め、
カフカの世界にめまいし、志賀直哉に学んだ。
来年は、誰を攻めようか考えチウ。

■小説・随筆
【中上健次】十九歳の地図/鳩どもの家/蛇淫/鳥のように獣のように/
岬/枯木灘/地の果て至上の時/化粧/紀州-木の国・根の国物語/鳳仙花/
熊野集/千年の愉楽/奇蹟/野性の火炎樹/十九歳のジェイコブ/火まつり/
俳句の時代(中上健次・角川春樹)
【志賀直哉】小僧の神様・城の崎にて/暗夜行路/和解/
 清兵衛と瓢箪/灰色の月・万暦赤絵
【花村萬月】皆月/アガルタ/守宮薄緑/わたしの鎖骨/少年曲馬団 
【安部公房】壁/砂の女/箱男/R62号の発明・鉛の卵
【小川国夫】黙っているお袋/止島/夕波帖/虹よ消えるな
【その他】硝子戸の内(夏目漱石) 道元禅師〈上・下〉(立松和平)
くちぶえ番長(重松清) 海辺のカフカ〈上・下〉(村上春樹)
金閣寺(三島由紀夫) 明治東京畸人傳(森まゆみ)
檸檬(梶井基次郎) 友情(武者小路実篤) 伊豆の踊子(川端康成)
北川冬彦詩集(鶴岡善久編) 柿の種(寺田寅彦) 絶影の剣(北方謙三)
青年のための読書クラブ(桜庭一樹) 4TEEN(石田衣良) 破戒(島崎藤村)
変身/城/審判/ある流刑地の話/カフカ短編集(フランツ・カフカ) 
また会う日まで〈上・下〉(ジョン・アーヴィング) 
百年の孤独(ガルシア・マルケス)
アブサロム、アブサロム!〈上・下〉(ウィリアム・フォークナー)

■評論・評伝
エレクトラ(高山文彦) 貴種と転生-中上健次論-(四方田犬彦) 
坂口安吾と中上健次(柄谷公人) 中上健次論-愛しさについて-(渡部直己) 
カフカの審判(坂内正) カフカの迷宮(後藤明生) 実存とは何か(JPサルトル) 
梶井基次郎-表現する魂-(鈴木貞美) 群像-日本の作家9・志賀直哉-(小学館) 
新潮日本文学アルバム-志賀直哉- 志賀直哉-見ることの神話学-(高橋英夫)

ビルの最上階/井上陽水 http://jp.youtube.com/watch?v=7pKePG5v-wA

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リアリズム。

2008-12-23 09:53:12 | 独り言
志賀直哉に関する本を読んでいて、
彼が文章を書くうえで、
留意していたポイントというのが書かれていた。
いちおうオイラも文章に携わっているものとして
忘れないようにメモしておこう。

第一義
1 clearness(明快・明解)
2 earnestness (まじめさ 誠実)
3 eagerness(熱意) (impressive 印象)

第二義
beauty(美しさ)

ふむふむ、たしかに、志賀直哉の文章は
潔く透明で美しく、ゆるみのない引き締まった文体。
言葉一つひとつに対する注意深い心配りが感じられる文体だ。

  * * *

さらに、志賀直哉のリアリズムについて言及している部分があった。
志賀直哉の小説には事実としてのリアリティがあり、
それに覆いかぶさるように記憶のリアリティがある。

ある描写では、事実にないことでも、
自然に感じられることであればその情景を描く。
あとから振り返って、そのことが印象深く記憶に残れば
それはいいのではないかと言っている。

事実でないことが記憶の中に吸い上げられて、
それがいかにも事実であったかごときに思える。
それによって、事実をより強く描くことができる。

いままで、さまざまな事実を詳細に淡々と写し取る「写実」が
リアリズムの本質と思っていたが、それだけではない。
それだけでは、すぐに限界がきてしまう。
詳細を描くよりも、見えないことを書くことで、
より実像を浮き彫りにする。

つまり事実以上に、記憶に響くリアリズム。
夢の中の世界や、想像力の世界にまで、
くっきりと強く痕跡を残す。
リアリズムは目の前の現実であって想像力ではない、
という見方は、ここではもう消える。

実像をいかに、さまざまな角度から描くか。
実像を後ろから照射している光を、
いかに豊かなイメージをもって書き込むか。
そこから、見えないものまでが見えてくる。
それがリアリズムといえる。

そっくり、リアル!な老人の詩♪ http://jp.youtube.com/watch?v=q3p6XS-z2b4

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3人リーチ。

2008-12-16 17:04:25 | 独り言
年末が近づき、いろいろな得意先からの
仕事が立て込んできました。ヒィ~

年内にほぼカタチにしておきたいとか、
年明け早々に提出したいとか、
締め切りがみんな重なってます・・・。

麻雀でいったら、オイラを除いて
3人がリーチかけてきた状態やぁぁぁあ!

一色/中島美嘉 http://jp.youtube.com/watch?v=7O6SmoyenHU&feature=related

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エコプロダクツ2008。

2008-12-11 19:40:54 | 仕事
東京ビッグサイトで「エコプロダクツ2008」が始まったが
今回も、某携帯キャリアのブースづくりを手伝ったので、さっそく出かけてみた。

テーマとしては去年と同じで、
ケータイを使えばCO2削減や環境負荷を低減できること、
そして企業全体で、環境保全・保護活動を行っていることを説明するという、
まぁ直球ストレートでアピールしている。

CO2削減については、たとえば、手紙とケータイメールを比べたら
手紙は相手に届くまでにバイクや配達車で配送してCO2が排出するが、
メールだったら排出しないとか、ゴミも出なくて環境にいいよ的な、、、
こじつけといえば、こじつけっぽくもないが(汗)。。。
また、ケータイ回収&資源リサイクルや紙資源の節約なども紹介している。

ほかにも、何社か気になる企業があったので
どんな雰囲気か、ふらふらと見て回った。・・・が、広すぎて、まわりきれん!

大きな電気メーカーなどは当然、ちゃんとつくっているが、
意外に小さな企業でも頑張っているところがある。
たとえば、段ボールでゴミ収集車をつくっていたりして、けっこう微笑ましい。
頑張れ~と、応援したくなる。
そして、、、例によって、またまたエコバッグをもらって帰りました♪
(写真:ブース1/ブース2/段ボール製ゴミ収集車/古紙の山/ゆりかもめ車窓)

そらとぶくじら/HONZI http://jp.youtube.com/watch?v=ptN9iLB_s1I

ぶーす1.jpgぶーす2.jpgヤ.jpg古紙.jpgゆりかもめ.jpg

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美しいJazz CD×2枚。

2008-12-05 18:04:47 | 音楽・映画
今日はすんごい風で、3時ぐらいからは
冷たい雨は降るし、暗くなるのは早いし。。
こんな日こそ、自宅で仕事しててよかったと思う日です♪

さて昨日は、久しぶりに銀座で打ち合わせした後、
またまたHMVに吸い込まれてCDを購入。

1枚は、寺島靖国選曲による、
Jazzコンピレーションアルバム「Jazz Bar 2008」。
ピアノトリオを中心に、寺島自身が選曲したプレミアムな1枚。
このシリーズは、その名の通り
Barで流れていそうな美しい曲が13曲も入っている。
あまり知られていないピアノトリオの中からも
耳の肥えた寺島氏が選んでいるので、内容も大満足。
ライナーノーツも、楽しく書かれている。
そして毎回ジャケットも美しく、そそられるのだ。
Jazz入門者にも、おすすめ。

もう1枚は、「カンブリア宮殿」のエンディングに流れる曲が入った
ラサロ・バルデスのCD「ピアノ・デ・ソラール」。
村上龍自身のブロデュース。
「ラサロ・バルデスは、(キューバの)思索するピアニストだ」と
坂本龍一も、ライナーノーツに書いている。
あまり多くないシンプルな音で「ミニマムでストイック」な仕上がり。

一日の締めくくりに聴くには、もってこいの2枚。
というわけで、さっそくMDにダビングして聴いております。

ところで、CDやDVD は、おしゃれなデザインにしたいのだろうが、
表示されている文字がとても小さい!
だんだん小さい文字が見えにくくなっているオイラには、正直つらい。
とくに価格は、小さすぎて見えん!
もっと、おおきなQ数でバチっと表示してくれ!

jazzBar2008.jpg

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恐怖の鍋。

2008-12-03 17:23:35 | 独り言
まったく信じられないことだと思うかもしれないが、
なぜか昨日から、キッチンのタイル壁に
掛けてある鍋が何度も落ちる。
しっかりとフックに深く掛かっているのに。
ずっと前から同じ状態で掛けていて、
それまではなんともなかったのに、
昨日からは、何度も何度も何度も落ちている。

2つ掛けているが、いつも同じほうの鍋ばかり落ちるのだ。
軽い片手鍋で、重くないのに。
落ちたあと、フック部分を確かめても、とくに変わりない。

ちゃんとフックに、掛かっているのに、おかしい!!
手で持ち上げない限り、フックから外れない状態なのに!!
ヘンだ!ポルターガイスト? なぜ昨日から頻繁に落ちるのだ?
これは・・・・いるのかぁ?

いちおう今まで亡くなった知り合いとか、身内のことを成仏するようにと念じながら
キッチンで線香をあげて、般若心経は読んだが。。。
念のため、もう鍋は掛けてない。。。

So Faraway/PINC INC http://jp.youtube.com/watch?v=NmQT_QXyuSo

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