ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

2008年2月 中東:カタールにて

2009-04-08 21:59:21 | 
ストイクトなサウジを後にすると、どの国も華やいで見える。
前回のヨルダンもそうだったが、今回のカタールも華やいだ衣装を着た女性達が街の華やかさを彩っている。

カタールは天然ガスの輸出で有名だが、この地も建設ラッシュに沸いている。

街並は綺麗に整備され、沿海部にはドバイのリゾートのような施設も建設されつつある。
面積的には秋田県に等しい狭い国土ゆえ、都市部の再開発による家屋、商店等の生活基盤の移動は大変なようだ。

首都ドーハには古い町並みを復元させたエキゾチックな街並の中でアンティークや周辺諸国の料理を楽しめる場所もあり、訪れたイラク料理店では、暫し料理に舌鼓をうった。


週末の夕刻になると繁華街にはインド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピンなどの国々からの天然ガスプラントで働いている出稼ぎ労働者達が、行く当ても無くどっと繰り出してくる。
一部の商店街には彼らが入る事が出来ない施設も存在している。
しかし、一方で基幹産業の主労働力を彼ら出稼ぎ労働者が支えているのも、この国の紛れも無い事実だ。

また、カタールはオリンピック誘致の候補地として名乗りを上げているが、湾岸諸国では実質的に、1月2月のすごし易い時期を除けば、日中の屋外スポーツは非常に過酷な環境になる事を考えると、もし開催されるとなれば冬季五輪と同じ時期、もしくは初の夜間オリンピックとなるのかもしれない。

夜、カタールの友人が砂漠の中で歓迎の宴を催してくれた。荒野で食べるカバブ料理は絶品。ビール片手に食べたいと思うのは切実な心境だったが、ここはモスレムの国ゆえ、それは御法度。
砂漠の中の男性だけのパーティで、ひとしきり世間話に花が咲いた。


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