次回に向けて

「箱の中の４人」舞台写真をHPに掲載しました。
よろしければご覧ください→「箱の中の４人」舞台写真はこちら

終わったばかりだけど次回公演は１１月の終わり。
再演が続いたとはいえ今年は３回公演を行う。思った以上に大変だ。だけどがんばる。だって劇団になって、みんなでがんばるために３回やることにしたのだから。
そろそろ具体的に動き出さなければいけないけれど、少し時間が出来たこともあり最近は久しぶりに本を読んだりしている。

だけど近所の工事の音と震動がすごいのでおちおち家にはいられない。
部屋から工事現場のシートが見えて、そこに大きく「防音」と書かれていたので、「どこが？」と思わず言ってしまった。
工事のシートに文句言っても仕方ない、我慢我慢。

今朝、荻窪のコメダコーヒーへ行こうと思ったらばったり山田さんに会った。
山田さんは当日制作を手伝ってもらったことがあり、荻窪に住んでおられる。
同じく当日制作をいつも手伝ってもらう江口さんも荻窪に住んでおられる。
私も荻窪。
次回公演に向けてまずは制作会議だな、と思った。

理想と現実

18日にB.LET'S企画公演「箱の中の４人」全公演終了しました。
みなさま本当にありがとうございました。



密度の濃い７５分間をお送りしようと右往左往していた稽古期間も今から思うと濃密で、誰よりも私が、一番学ぶことが多かったのではないかと思っています。
４人の女優さんたちから、また今回久しぶりに台本についてのアドバイスをもらった先輩劇作家の土田英生さんから、そしてもちろんお客様から、たくさんのことを教えていただいて、私は自分がこれからやることの多さを知りました。

通しや本番を終えるたびエネルギーを使い果たして「お腹空いた！」と笑っていた４人の女優さんたちには本当に頭が下がります。江間さんとも高橋さんともまたご縁があると嬉しいです！

私は今のところ公演の後片付けにまだまだ追われている日々ですが、次の１１月の公演に向けてまたがんばらなければと理想を膨らませています。



そう思っているのに、現実は隣のアパートの解体工事で家がずっと震度２くらいで揺れています。音もものすごいです。
お知らせによるとこんな日々がしばらく続くそうです。
だから家以外のところでがんばります。喫茶店とか。
…その方がはかどるかも知れませんものね。

「箱の中の４人」初日が明けました。

昨日、「箱の中の４人」初日が明けました。
ご来場いただいた皆さまありがとうございました。

一昨日の午後に会場入りしてバタバタと準備して、ただでさえキャストと私と通常５人しかいないのに、途中忘れ物を取りに私が帰宅することになったり思い通りに進まないことも多く。でも自分が慌てて他の人を動揺させてはいけないとみんな平気な顔をした。
なんとか初日の幕は上がったけれど、これからの方がずっと長い。もっといいお芝居になるようにがんばろう。


２月の公演「春の遭難者」が社会性の強いテーマだったので、今回との違いにお客様がどんな風に受け取られるのか少し心配をしていた。前回は内容も重く稽古も苦しいことが多かった。




だけど今回は稽古場では笑いもしたし、演劇って楽しいものだったのだと思い出した気分だった。前回が苦しすぎただけかも知れないけれど。
私の見る限りその違いについては、昨日のお客様には抵抗なく受け取っていただけたように思うので、その点でも少しホッとしている。

昨日は前回公演に出演してくれた光藤依里さんも観に来てくれた。所属する東京ハンバーグの皆さんや、作・演出の大西弘記さんも一緒に。東京ハンバーグさんの７月の公演には土田有希ちゃんや永島広美ちゃんが出演させてもらう。
光藤さんは今日５月１４日が２０歳のお誕生日だそうだ。つまり昨日が１０代最後の夜。
そんな大切な日に観劇してもらって嬉しいし、久しぶりにあってもうただただかわいかった…。




これを書いていて思い出したけれど、今日５月１４日はお友達の木村雅子さんのお誕生日でもあった。もうすぐインプロライブがあるそうです！→コチラ


さて、「箱の中の４人」は２日目。
まだまだお席はございます。もといいお芝居になるように力を合わせてがんばります。
お時間あれば是非ギャラリーLEDECOへお越しいただけると幸いです。



チケットご予約受付中です！→コチラから

会場　　渋谷ギャラリーＬＥＤＥＣＯ (５階　ＬＥＤＥＣＯ５)
５月
14(水)19:30
15(木)15:00／19:30☆
16(金)19:30
17(土)15:00／19:00☆
18(日)15:00

☆出演者によるアフターイベントがあります。

今日から会場入り

企画公演「箱の中の４人」の本番は明日からとなりました。
今日から会場入り。

この作品は私が東京の劇場で初めて上演した作品。机と椅子があれば演劇はできるって思いながら、どれほど俳優に負担を掛けるかも考えずに作り、何も知らされずに呼ばれた女優さんたちは休みない７０分を前にすっかり怯え、私も祈るような気持ちでそれを見ていたことを覚えている。

今回は再演だから前回ほどの恐怖心は無いけれど、祈る様な気持ちは変わらない。

４人の女性達は毎日、頭と体をフル稼働して稽古に参加してくれた。
稽古も後半に入り台本を変えさせてもらったとき、役者のみんなは自分ができてないから台本が変えなければ行けなくなったって思ったそうだ。全部わたしのせいなのに。でも変わって良かったと、客演の江間さんは言っていた。

４人の戦う女性の姿を、会場まで観に来ていただけましたら幸いです。
皆さまのご来場をお待ちしております。稽古場日記も更新中です→コチラ


チケットご予約受付中です！→コチラから

会場　　渋谷ギャラリーＬＥＤＥＣＯ (５階　ＬＥＤＥＣＯ５)
５月
13(火)19:30
14(水)19:30
15(木)15:00／19:30☆
16(金)19:30
17(土)15:00／19:00☆
18(日)15:00
☆出演者によるアフターイベントがあります。

自分をコントロール

いい写真がない…。

ブログにアップしようと写真を撮るのだけれど、役者の皆さんの集中力を切らしてはいけないと「超微音カメラ」というアプリをダウンロードした私は、静かに彼女らの写真を撮る。

彼女らは写真を撮られた事に気付かない。

気付かない彼女らの写真は無防備なものしかないのだ。

 

 

そして無防備な様子がツイートされている事に気付いた彼女らは後から驚くそうだ。

「また、撮られていた…」

 

 

その言葉でようやく自覚したけれど、気遣いのつもりで私がやっていたことはまるで隠し撮りじゃないか。

……慎みます。

 

 

稽古も大詰め。はやる気持ちを抑えてと思うけれどどうしても焦ってしまう。

4人の出演者で芝居を作れることはリスクも大きいけれど、とても贅沢な事だと思う。だから出演者にもっとうまくなって欲しいし、私ももっと上手くなりたいし、もっといい作品にしたい。

どうすれば……なんて考えていたら昨日、稽古場の椅子から落ちて突き指をした。皆がギャッと悲鳴を上げた。今日は手をグーに握ることもままならない。

私がコントロールしなければいけないのは、まず自分のことかもしれない。

 

残り日数と両手の指

ついに４月が終わり、本番までの残り日数が両手の指と同じになった。

だけど人数が揃わないということでここへ来て、２日間の稽古休み。→稽古場日記はコチラです

「変わったところのセリフ確認もできるし必要な時間だから」と、休んでみたものの正直不安で、そんな気持ちを引きずったまま家へ帰ってきたら部屋の電球がチカチカッとして消えた。
縁起が悪い…と思ったけれど大丈夫、すぐに入れ換える。電球のストックなら１０年分くらいはある。
「中ノ嶋ライト」というお芝居で使ったセットの残りだ。あの時は東京中の電球を買い占める勢いで白熱電球を集めた。大変だった。イヤ、大変だったのは私じゃなくて、集めてくれた出演者のみなさんだ。

前回の稽古であるシーンの意味を話した。でもセリフが足りなくて表現しきれてない。この時期にこれ以上セリフを変えることはできないからこのまま行くことを役者さんに話すと、「でも私がその前のシーンでのセリフの言い方を変えれば…」、「立つ位置を変えれば…」、「やってみましょう」と、セリフを変えずに表現する方法を考え始めた。急に何とかなりそうに思えた。

稽古とは関係のないけど職場の送別会。迷惑をかけるのに、かけてきたのに、集まって励ましてもらった。

私と役者と５人の稽古場。スタッフもいないし、あれもこれもないと思っていたのに…すでにたくさんの人に助けてもらっている。

今も今までも、人がいたからやってこられたことばかりだ。これはきっと普通のことじゃなく特別なことだと思う。

できることはいいお芝居にすることだけだから、あと１０日しっかりがんばろう。