夏の終わり

朝晩がグッと涼しくなって参りました。
今月の中旬までは企画公演のことでバタバタしていたのですが、それ以降は一体何をしていたのでしょう…ついに八月も今日で終わりです。

昨日、次回公演の打ち合わせに「アトリエ劇研」へ行って来ました。
その為に企画書を作り、今後の方向性や、漠然としたイメージでしかなかったストーリーを具体的に書き出しました。そういうことを重ねて行くと、次回公演を行うのだという実感がやっと沸いてきます。
今回、いつも以上に頭を悩ますだろうと予想される資金のことや、まだ決まりきっていないキャスト・スタッフのことなど問題は山積みですが、「アトリエ劇研」での上演は目標でもあったので、いろいろ考えすぎず一つ一つ問題を解決して行きたいと思います。そして今まで以上に面白いお芝居をつくりたいと思っています。

高校生

ある高校の学園祭のお手伝いに行きました。　
９／６の本番に向け、皆で練習した劇を見せてもらい、それについてのアドバイスや質問に答えるというのが今日のお仕事。
女子高育ちの私は男女共学の雰囲気に緊張しながら、二組と三組の劇を見せてもらいました。
真夏の昼下がりの中庭で、汗をいっぱい掻きながら照れつつも覚えたセリフを一生懸命喋る青少年の姿はそれだけで感動的で、誰に教えられたわけでもないのに凄く演技の上手い生徒や、熱心な生徒がいることに感心しました。『クラスで協力して一つのものを作り上げていくこと』や、『人前で表現すること』を学ぶ機会なのだと頭では解っていても終わってみれば…ノートに細かいアイデアや修正点を書き出し、高校生相手に普通にダメ出しをしてしまいました、いつも稽古場でするのと同じ様に。
帰りの電車の中でかなり反省をしたのですがもう後の祭り。高校生達が混乱していないことを祈りながら来週もう一度行くその時に、高校生とお芝居がどんな風に成長しているか今から楽しみ。結果はまた来週！

収支報告会

この日、今回の企画公演の収支報告会を行いました。この公演に関する作業はこれでお終い。
久々に会ったみおちゃん(私は日名さんの事をそう呼びます)は、少し疲れ気味の様子で、聞くところによると「最近は仕事が立て込んでいる」そうです。収支報告と近況報告を済ませた私達は、いつも稽古場でしてた様にとりとめのない話をしました。
「今回、一つ学んだことがあるんです。」そう前置きをした１９歳のみおちゃんは、嬉しそうに「笑っていれば不幸は寄ってこないということ。」と言いました。何故そう思ったのかはわかりませんが、出会った頃よりもずっと笑顔の多くなった彼女を見ていると、私まで「それはヨカッタ…」という気持ちになります。最後に、またお芝居を一緒にしようという事、知らない人を家に上げないという当たり前の事を約束して報告会は終わりました。
稽古で毎日会っていた分、公演の後はいつも少し寂しいような気持ちになりますが、そうも言ってはおられず、私達はまた次へ進まねばなりません。

名前の由来

稽古場日記とは関係ありませんが、今日は名前の由来と本の紹介をさせて頂きます。
「Ｂ．ＬＥＴ’Ｓ」という名前は、Ｂ．レッツ(ビリー・レッツ)というアメリカの女流作家の名前から付けました。「ビートオブ・ハート」という長編小説の作者です。
妊娠７ヶ月でボーイフレンドに置き去りにされてしまった１７歳の女の子ノヴァリーが、様々な人と出会い、新しい人生を歩き始めるイイ話。いつかこんなお話を書きたいと思っている、とても好きな本です。女性はきっと好まれると思います、是非オススメです。

どんな名前でも時が経つと愛着が湧くものだし、気に入らなければ改名すればいいし、と頭ではわかっていてもやはり名前は大切。たくさんの人に相談してようやくコレに落ち着いたのですが、その後ＮＴＴの『Ｂフレッツ』と混同されることが判ってきました、あちらの方が全くもって知名度がありますから。でも思った通り、もうすっかり愛着が湧いてしまったこの名前を、今更改名するつもりはありません。
くれぐれも「光高速インターネット通信料定額サービス」とお間違いなく、今後もどうぞよろしくお願いします。

既にもう、ちょっと古い話…

公演が終わり、溜まっていた様々な用事を済ましている内に、もう五日も経ってしまいました。時が経つのは早いものです。このページも「曲のないうた」の稽古場日記としてではなく、私のブログとしてトップページに掲載して行こうと思っています、暫しお待ちください。

さて、五日も経つと既にもう古い話となってしまいますが、せっかくなのでもう少し稽古場日記の続きを。
今回の主人公の女の子は岡山県出身、それは主人公を演じる日名さんがそうであったからなのですが。そのセリフに、「岡山が好きじゃなくて…(中略)スターバックスやドーナツ屋さんがないところが…」というのがあって、これに日名さんが猛抗議、岡山にはスターバックスもドーナツ屋さん(ミスタードーナッツ)もあるというのです。地元を愛する日名さんと、岡山からわざわざ見に来てくれるお友達の為にもやはり嘘は付けないと、コレに変わるお店…例えば『タリーズカフェ』とか『オープンカフェ』とかいろいろ考えたのですが、やはり『スターバックス』の持つ都会的な響き(？)と『ドーナツ屋さん』の持つ幼い響き(？)には変えられないと、良くわからないこだわりを見せた私は、作・演出の権力で日名さんには元のままでお願いしました。だって私が岡山へ行ったのは丁度二十年前、チェッカーズのコンサートの為に行った一度きり(世代が伺えます…)、その時はそんな物どこにもなかったのですから。

ありがとうございました。

何とか、無事に公演が終了しました。
ご協力下さった皆様、そして何よりご来場下さった皆様、本当にありがとうございました！

舞台と客席との境界線もない狭い空間で、せっかくご来場下さったお客様にも緊張させてしまったかもしれません。でも、もともとはそういう環境でお芝居をしていた私にとっては、久々に原点に戻ってきたようで新鮮な緊張感でした。
この写真を撮ってくれた制作の垣脇さんを含め、キャスト・スタッフ合わせて５人、こういうフットワークの軽い、お食事ついでに芝居を見る様な企画も、これから続けて行ければと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

さて、次は来年一月の本公演です。
このホームページでは様々な情報を、決まり次第アップして行きたいと思います。
そして、僭越ながら私のブログも継続して行きますので、もし良ければまた時々このページを覗いてください。

では…本当にどうもありがとうございました！

昼の顔

しつこい様ですが、こちらが会場となるＺＡＣホールの昼の様子です。
仕込み、ゲネプロ、本番二回を今日一日で行います。
最小限のセットで、最小限のスタッフの皆さんと、最小限の規模でと始めたこの企画。ついに本番を迎えるわけですが、どうなりますことやら？
今から楽しみ…では会場で！

ＺＡＣホール

こちらが会場となるＺＡＣホールです。(夜の写真ですみません。)

京都駅から歩いて約10分、元銀行を改築したレトロな雰囲気の石造りの建物で、会場となるＺＡＣホール はこの２Fです。１Ｆは京都ではご存知の方も多いでしょうが、『セカンドハウス』というパスタ＆ケーキのお店です。
お芝居の前にこちらで食事されるのも良し、お芝居の後にお茶をするのも良し…
でもお洒落なお店の雰囲気に、お芝居を忘れ、お食事だけでお帰りにならない様に、くれぐれもお気をつけ下さい！

取り越し苦労

台風の影響で突然暗くなり始めた夕方の空。暗雲が立ち込め、小雨がふり出し、どうなることかと思ったのですが、どうやら台風はそれた様です。しかも３つとも！

そして私達は、もう天気の心配をしている場合ではない!!
二人きりで始めたこの公演に、少しずつ関わって下さった多くの皆様のお陰で、作品は日々良くなってきています。
しかし、何といってもお客様なくしては上演できません。是非会場まで足をお運びください、皆様とお会いできることを楽しみにしています。

熱帯低気圧

今日の稽古場には大きな鏡があったので撮影してみました。
最近では昼と夜と稽古場を移動しながら稽古をしています。あと数日はそんな毎日が続きます。そして満を持して本番に臨むつもりなのですが…

ニュースによると、台風が３つもやって来ているようです。
１１日までに全ての台風が熱帯低気圧に変わり、日本列島から遠く離れてくれることを願うしかないのですが…
もしも台風が去らなかったとしても、多くのお客様がＺＡＣホールへ足を運んで下さるとことを信じて、今日も稽古に励みます！