詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

第36回詰将棋全国大会は中止。そして今年の看寿賞。

2020-10-01 22:14:37 | 詰将棋全国大会
(久し振りに詰将棋を作るなどして、ブログの更新がしばらく題名だけになってしまい申し訳ありませんでした。)
令和2年9月21日に予定されていた福岡県での第36回詰将棋全国大会は、新型コロナウイルスが終息しないため中止の発表があった。来年も九州地区での開催を試みるようだ。
大会中止の影響で、毎年、大会で表彰されてきた詰将棋看寿賞表彰式が今年はなかった。その第58回詰将棋看寿賞は以下の通り。
短編部門:山路大輔 作(詰将棋パラダイス8月号、高等学校)
短編部門:山路大輔 作(詰将棋パラダイス11月号、高等学校)
中編部門:小林尚樹 作(詰将棋パラダイス7月号、大学)
長編部門:田島秀男 作(詰将棋パラダイス11月号、大学院)
特別部門:添川公司 作(詰将棋パラダイス9月号、大学院)

山路さんは、この5年で5作目の受賞で毎年受賞ペースだ。田島さん添川さんは看寿賞常連。

新型コロナウイルス緊急事態宣言以降、私は、ようやく詰将棋を作ったが、今後数年は年に1作作れればいいなと思う。それは、どうでもいいことだが、新型コロナウイルスが終息しないのは重苦しい。重たいニュースばかりだ(楽しいニュースもあるけどね。)。「Withコロナ」という言葉は好きではない。開き直ってどうするんだ。でもコロナの終焉を期待するのは良くない。今、自分の意思で出来ることは、今、やるのがいいのではないか(対面将棋や結婚などは二人の意思がないと出来ないが‥)。


もうすぐ将棋世界11月号が発売されるので、
封じ手発表だけはしておかないと。
<第429回将棋世界五段コース問題 第3問 22金まで>
33金。



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第35回詰将棋全国大会と第57回詰将棋看寿賞

2019-07-29 00:48:56 | 詰将棋全国大会
令和元年7月12日、ボクシングの村田諒太が見事2回TKOで世界ミドル級チャンピオンに復帰した試合を見たが強かった。レフェリーストップが遅すぎるなとは思った。日本人ミドル級王者としては竹原慎二以来だが、レナード、ハグラー、ハーンズらがいたミドル級のチャンピオンというのは輝かしい。村田はスーパースターだ。知名度も高い。

第35回詰将棋全国大会は令和元年7月14日、大阪で開催された。
阪神高速道路の近くとのことで私が参加した4年前とは違う場所で開催されたのかな。
覚えていない…

柳田全日本詰将棋連盟会長、将棋永世名人の谷川浩司九段、詰めパラの水上CEOらの挨拶に始まり、恒例の看寿賞表彰も行われた。
短編賞 鈴川優希作 17手 詰パラ2018年5月号 高校
短編賞 有吉弘敏作 11手 詰パラ2018年7月号 中学
中編賞 相馬慎一作 37手 詰将棋解答選手権チャンピオン戦 2018年3月
中編賞 若島正作 27手 詰パラ2018年6月号 デパート
長編賞 山路大輔「ファイナルカウントダウン」 159手 詰パラ2018年3月号 大学院

史上最年少で同人作家になっていた鈴川優希さんが初の看寿賞だ。
詰将棋解答選手権チャンピオンにもなっている若島正さんは10回目の看寿賞で、まるで永世看寿賞だ。
山路大輔さんは、ここ4年で3度の受賞で凄いペースだ。
鈴川、若島、山路の三者の名前は、
私の妻も、その名を知っている
詰将棋界のスーパースターだ。

七條賞表彰では竹中健一さんが2年連続の満点で表彰され、解答王通算5期、
永世解答王と言ってもいいのではないか。

詰将棋普及に貢献した人を表彰する門脇賞受賞者は看寿賞作家でプロ棋士の浦野真彦八段だった。

大会の模様は詰将棋メモから辿れるので、みなさん要確認。



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第34回詰将棋全国大会参戦記(エピローグ)

2018-10-21 21:56:02 | 詰将棋全国大会

家に帰ってから大会で入手した詰将棋パラダイス(66.3 通巻122号)を捲ると、目次を見ての通り今と変わらず詰将棋学校がある。
詰将棋デパート40年12月号の解答で保留作(入選でも早詰でも不詰でも余詰でもなく保留)となった図を紹介しよう。
玉方:39玉
攻方:なし
持駒:飛飛角金金
宮田七段レベルでないと解けないのではないか。「二通りの詰め方があるという。」と解説にある。その1で詰ました方が三香老人氏と七條健三氏、その2で詰ました方が湯川清治氏。で、特別懸賞に「本局の詳細な解剖を求めます。」とあり、最後に「当デパートは引き続き営業を続けます。」とある。
大会については今後も東京か神奈川でやる大会には出席して、いつかアマレン杯登場したいなと思った。

<必至問題暗算トレーニング>
2017年6月号「内藤國雄の小ルーム」より
53の桂はここじゃないといけないのだろうか。
上部に脱出しようとする玉を手順良く仕留めた。


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第34回詰将棋全国大会参戦記(下)

2018-09-16 21:26:46 | 詰将棋全国大会
休憩前に後ろのブースに陣取っている会長などの挨拶があり本の紹介、「暁将棋部屋」の紹介や「将棋を孫に伝える会」の三宅さんの挨拶もあった。休憩に入りアマレン杯握り詰投票をした後、後ろのブースに行き、本を物色し、三宅さんにご挨拶をしたりした。それから私は会場の外に出て近くでお昼を済ませてから会場前に戻ると、入口前の広場に将棋プロ棋士で詰将棋解答選手権優勝6回の宮田敦史七段が佇んでいるのを目にした。私は宮田七段が立っているところへ行き自己紹介をして、以前に買った宮田七段の本「終盤のメカニズム」(下の写真参照)の感想をお話して名刺をお渡しし会場内に戻った。会場内に戻ると広島からお越しになった小山さんと3年振りにお話しすることが出来て、災害の被害に遭われずに済んだとのことで良かったと思った。
そして午後の部が始まった。ここで午前、最後尾右側に座っていた宮田敦史七段がいないことに気付いた。大丈夫か、どこにいるんだ。そうこうしているうちに全員参加のミニ解答競争が行われ私は、いくつか解答出来て面目躍如だ。そしたら宮田七段は気合が入っていたようで既に前方の席にいるのを確認、さすがミニ解答競争は1位の成績だった。平成詰パラクイズの詰将棋関連のクイズは私は結構当たった(4択だが。)。そしてメインイベントはミニ解答競争と平成詰パラクイズの優秀成績者8名が競う「対戦詰将棋」だ。ルールは「詰ますことが出来れば攻方の勝ち、逃れることが出来れば玉方の勝ち、しかし詰将棋が詰むとは限らない(詰まない詰将棋とはなんだろう?)。」じゃんけんで攻方か玉方を決めている。一回戦注目は北浜八段対竹中解答王で北浜八段が変化手順を詰ませて勝ち。その北浜八段対宮田七段のプロ棋士対決が準決勝で実現。オーロラビジョンに詰将棋が映し出される。おー、新聞の観戦記最終譜に出てきそうな局面だ。宮田七段が攻方で、どんどん玉を追い込んでいく。北浜八段はしっかり作意を読み切り最長手順で詰まされた。(詰パラ9月号で確認すると43手のようだ。盤面を覚えられなくて残念。)。決勝で堀内さんとの対決も制した宮田七段が優勝。この勢いで来年の詰将棋解答選手権で藤井七段の連覇阻止か。最後に参加者代表挨拶と写真撮影にて大会本会終了。とても楽しかった。私は早く帰らないといけないので懇親会は出られず主催の詰工房の金子さんに挨拶して帰路に着いた。
ところで大会中に秘蔵入手したのは詰パラ66年3月号とアカシヤ書店の本なのだった(写真参照)。その66年3月号の詰パラデパートの解答コーナー(前年12月号分)を見ると、なんと5作中、入選は2作で、早詰1作、不詰1作、保留1作と時代を感じる。保留作は次回ブログの「第34回詰将棋全国大会参戦記(エピローグ)」で紹介しよう。著作権期間は過ぎてるだろうし(保留作に著作権があるのか分からないが…)。





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第34回詰将棋全国大会参戦記(上)

2018-08-15 20:13:10 | 詰将棋全国大会
話は第34回詰将棋全国大会参戦記(プロローグ)から続いているのだが、酷暑の中、遅刻覚悟で、いったん家に戻って詰将棋名刺を取りに戻ることにした。家に戻って詰将棋名刺を名刺入れに入れ、妻からはまた「いってらっしゃい。」と言ってもらい再び家を出発する。地下鉄駅に着いた時は、既にポロシャツ(どんなポロシャツを着ていったかは忘れた)は汗びっしょりだ。ブルーライン(地下鉄)、京急線と乗り継ぐ。京急線では各駅停車の座席から窓外をのどかに眺めていたが途中で飛び級列車に乗り換えたのが功を奏し12時数分前に京急蒲田駅に到着した。詰パラ7月号の裏表紙の会場案内図を見ながら汗をかきながら早歩きで、なんとか12時ジャストに大田区産業プラザの会場に汗だくで到着した。

会場受付では「細川さん、暑い中、大変でしたね。」と労いの言葉をかけて頂き、受付の人数人に詰将棋名刺を渡し会費を払い、既に開会の挨拶が始まっている中、一番後ろの席に腰を下ろした。詰将棋名刺は第31回大会の大阪大会でも配布したが、その時の図は初入選作改作図(このブログの番外編第一番参照)だったので、オリジナル重視スタイルの私には詰パラ入選5回の図(このブログの第八番参照)が載っている下の写真の詰将棋名刺が相応しい。今回は懇親会は出られなかったので名刺を渡せなかった人はその写真で御勘弁下さい。

開会挨拶、主催者挨拶は既に終わって柳田明全日本詰将棋連盟会長挨拶、来賓挨拶として将棋プロ棋士の北浜健介八段の挨拶もあった。大阪に本部を置く詰将棋パラダイス編集長の水上CEOも挨拶して西日本の豪雨の災害について見舞いの言葉を述べられていた。全詰連幹事の吉松さんは今後の詰将棋普及について語っておられた。門脇賞の角さんは今、会場に向かっているとのことだった。次は優秀解答者の栄誉である七條賞表彰だ。解答強豪として名を馳せた今川健一さんは今年2月に逝去されたのだった。今回表彰の平成29年度解答順位戦では700満点で優勝した竹中健一さんが表彰された。今回で4回優勝、5回優勝したら「永世解答王」の称号が欲しいと公言されているので来年実現して表彰されるか。元アマ名人の竹中さんは詰パラ社団戦チームに参加するそうで楽しみだ。10回、25回参加者表彰の後、看寿賞表彰だ。

<短編賞>
上谷 直希 作 詰将棋パラダイス11月号中学11手詰
武島 広秋 作 詰将棋パラダイス5月号高校17手詰

<長編賞>
田島 秀男 作 詰将棋パラダイス4月号デパート373手詰

解説の久保さんより、上谷作は「二年連続の短編受賞」、武島作は「収束がいい」、田島作は「それほど難しくないが趣向が新しい」。

この後、日本アマチュア将棋連盟感謝状授与、アマ連杯握り詰紹介があった。私もいつかアマ連杯握り詰に登場するのが目標だ。
第一部終了直前、門脇芳雄賞受賞の角さんがようやく到着して表彰された。私は会場のエアコンも良く効いていて無事、汗も乾いていた。
<第34回詰将棋全国大会参戦記(下)に続く>




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第34回詰将棋全国大会参戦記(プロローグ)

2018-07-28 22:13:17 | 詰将棋全国大会
春の第76期将棋名人戦は佐藤天彦名人が羽生善治竜王を下し4勝2敗で名人位防衛。第3期叡王戦7番勝負では髙見泰地叡王誕生。羽生棋聖がタイトル通算100期に挑んだ初夏の棋聖戦では防衛ならず通算100 期は持ち越し、豊島将之新棋聖の誕生となった。これで八つのタイトルを一人一冠ずつ所持することになり、タイトルホルダーが八人になった。こうなると秋の竜王戦は羽生竜王がタイトル通算100期か無冠になるかの注目の竜王戦になる(無冠になっても永世7冠と呼ばれるのではないか。)。しかし秋の話をする前に夏に起きた重要な二つの話題に触れなくてはいけない。それは、まず一つは、今年の夏は記録的な暑さが続いたことであり、もう一つは、東京のどこだっけな、蒲田か…で第34回詰将棋全国大会が開催されたことだ。まあまあ近所の私は参加した。次回のブログ(アップ日未定)とその次のブログ(アップ日未定)では、その大会参戦記をお送りする。今日は、ひとまずプロローグを。

7月15日、日曜日なのに朝、9時に目覚まし時計が鳴った。それは、その日、東京で開催される第34回詰将棋全国大会に遅れずに参加するためだ。朝、ブラックコーヒーを飲む(平日は時間に追われて飲めなかったりする。)。軽く朝食を食べて新聞に目を通し、裏表紙に大会の開催会場近辺の地図が載っている詰パラ7月号をバッグに詰めて10時10分に家を出る。猛暑で非常に暑い。しかし時間に余裕がなかったため駅まで徒歩18分の道を歩いて行くことにした。実は、自宅近くのバス停は、横浜市内なのに、あまりバスが時間通りに来ないため駅まで歩くほうが早く駅に着くことが多いためだ。が、7分歩いたところで詰将棋名刺を忘れたことに気付く。暑い中、戻って詰将棋名刺を取りに戻るか、遅れないことを優先してそのまま駅に向かうか…<第34回詰将棋全国大会参戦記(上)に続く>。



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第33回詰将棋全国大会と看寿賞・門脇賞、藤井四段の影響力

2017-07-30 16:48:26 | 詰将棋全国大会

平成29年の第33回詰将棋全国大会は7月16日(日)に愛知県産業労働センターで開催された。私は一年前の今頃は愛知に赴く予定でいたもののタイミングが合わず、また身内の重要事も重なり行くことが出来なかった。今後は東京・神奈川の大会なら余程の事情がない限り参加する予定である。で、今年も大会随想記。

今年もアトラクション・懇親会などの催しがあり「詰将棋メモ」で確認してもらいたい。また今年の試みとして前夜祭で講師3名による詰将棋講義があった。
「詰将棋の主な創作・解説支援ソフトの紹介と提案  講師 香龍会 堀内真」
「美学・藝術学の視点から現代詰将棋を俯瞰する  講師 鈴川優希」
「連続合の研究  講師 久保紀貴」

講義は聴いていないのでテーマだけ見て一言。
一つめに関しては私は今後も編集部側の人達の手を煩わせてしまうことになるので申し訳ないと思っている。
二つめに関しては私は妻に詰将棋の芸術性を理解されている。
三つめに関しては私自身がもっと詰将棋作品の研究に努めなくてはと思っている。

詰将棋全国大会では恒例の看寿賞・七条賞・門脇芳雄賞の授賞式があった。
第55回(平成28年度)看寿賞は以下の通り。
【短編】上谷直希作(詰パラ1月号小学7手詰)
【中編】相馬慎一作(解答選手権チャンピオン戦39手詰)
【中編】山路大輔作 (詰パラ10月大学47手詰)
【長編】馬屋原剛作「手裏剣」(詰パラ10月号大学院143手詰)
【長編】久保紀貴作「LCM」(詰パラ11月号大学院101手詰)
7手詰が看寿賞を受賞しているのが目を引く。

優秀解答者に送られる七条賞受賞式では竹中さんが解答王5回で永世解答王を名乗ることを目標にしているとのことで時間の問題か。
詰将棋の普及・発展に貢献された方に贈られる門脇芳雄賞では詰将棋解答選手権で6回優勝の記録を持つ宮田敦史六段と3連覇中の藤井聡太四段が表彰された。

ところで門脇芳雄賞を受賞した藤井四段が社会に与える影響にはびっくりしている。私の家の近くにある有○堂書店で7月上旬に将棋世界8月号を買おうとしたら、いつもの平積みコーナーになく店員に尋ねると売り切れてしまったので別館にあるか確認しますとのことで、なんとか2冊残っていて別館に行って買えた。平積みコーナーの将棋世界が売り切れるとは…また、将棋本コーナーではない目立つコーナーに、なんと詰将棋本コーナーが新設されていた。期間限定だろうが、びっくりだ。そこでヤン詰担当夏風さんこと須藤大輔さんの本「サクサク解ける詰将棋練習帳 風の巻(詰将棋パラダイス編 マイナビ将棋文庫)」が出ていたので買った。須藤さんは、このブログでも紹介した「5手詰パラダイス」でも編集協力していたので、その本に重ねて写真を撮ってみた(写真参照)。「詰将棋はこの本から始めよう!」とある。まあ、詰パラ編集部員の須藤さんの作品だから油断は禁物だ。
将棋本コーナーに戻ると藤井四段が色紙詰将棋として創作した21手詰の図面を書店の人が書いて紹介したものを見かけたので頭に図面をインプットした。が、これは油断で自宅に帰ったら図面を忘れてしまった。後日、メモ帳にメモるべく再び有○堂に行ったら、まだ藤井四段の21手図があり安堵した。謙虚さを忘れてはいけないと自問した。

来年の全国大会は東京だから行く予定。


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第32回詰将棋全国大会随想記

2016-07-30 18:15:21 | 詰将棋全国大会
今年は倉敷市で第32回詰将棋全国大会が行われた。行きたかったんだがスケジュールに不具合があり今年はネットと詰パラ見て随想記だ。

JR倉敷駅南口を降り真っ直ぐ南に向かう。大原美術館が左手に見え、市立美術館が右手に見える。そして大山名人記念館に隣接する倉敷市芸文館別館「アイシアター」、ここが今回の大会開催地だ。

12時30分全国大会開幕。
平井実行委員長より開会宣言、全日本詰将棋連盟柳田会長の挨拶、17世名人谷川浩司将棋連盟会長の挨拶などを経て看寿賞表彰へ。
今年の看寿賞受賞作は以下の通り(※パラとは詰パラのこと、「高等学校」「デパート」はコーナーの名称)。

短編部門:片山 知 作(パラ8月号(713号)高等学校)
中編部門:山路大輔 作(パラ3月号(708号)、短期大学)
長編部門:岡村孝雄 作(パラ5月号(710号)、大学院)
長編部門:田島秀男 作(パラ7月号(712号)、デパート)
長編部門:田島秀男 作(パラ10月号(715号)、デパート)
特別賞:広瀬 稔 作(パラ2月号(707号)、高等学校)

私の注目は中編部門受賞の山路大輔さん。平成26年8月号詰パラ新人コンクールで私の優勝を阻止したと思いきや、もう看寿賞だ。将棋世界でもいきなり谷川賞を受賞するなどの活躍で今後の作品にも注目だ。
解答順位戦の優秀成績者を表彰する七條賞で表彰された2位の加賀さんは72歳だそうだ。
詰将棋の普及・発展に貢献された方に贈られる門脇芳雄賞では連盟幹部としての活動、詰工房300回開催への貢献で金子さんが受賞されている。私も詰工房には年1回参加をノルマにしているので8月は行けないが秋口頃、顔を出したいと思っている。
大会10回参加の人にはメダルが授与されていて私はあと8回で到達だ。
ミニ解答選手権では谷川九段、北浜八段らのプロを差し置いて堀内さんが優勝している。
船江五段の懸賞詰将棋には引っ掛からないようにしたい。
書籍グッズ販売会、参加者撮影会、懇親会と楽しそうだ。
と、今年は行けなくて残念だったが来年名古屋での開催に備えて今から7月16日の予定を開けているし握り詰の腕前を上げようと企んでいるのだ。

<詰パラヤン詰解付き解見ずに感想>
2016年7月号から
A 肩の力を抜いて解く。
B 合駒問題じゃないのがいい。
C 大駒を捨てる。
D 11の「と」が三回下がるのか。
E 4手目の応手が意外だった。
F 最後の一押しが決まった。


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第32回詰将棋全国大会迫る

2016-06-26 14:00:38 | 詰将棋全国大会
関西将棋会館の床の間にある歴代永世名人の掛け軸の一つは「地法天 十五世名人 大山康晴」である。普通は引退後に永世名人を名乗るのだが名人18期などの偉大な実績で現役中から「十五世名人」を名乗る別格の棋士だった大山康晴十五世名人。69歳で亡くなるまで一度もA級から陥落することがなかった。その大山十五世名人の出身地岡山県倉敷市で今年は詰将棋全国大会が7月17日に開催される。開催会場「アイシアター」は大山名人記念館のすぐそばだ。行きたい。
が、今年は無念の見送り、都合がつかず。最初のチャンスは見送る、ということでまたの機会を待つ。
懇親会会場の倉敷ステーションホテルで特別価格で宿の提供をしてくれるとのことで行かれる方は楽しんで下さい。ぎりぎりになると宿を取るのが大変になると思うので決断力が大事だと思う。
アマレン杯握り詰の栄冠を手にするのは誰か。

人生は湿原の荒野をさまようかのようだ。荒野に踏み入った直後ならすぐ出ればいいが、しばらくしてから荒野だと気が付いた時はじたばたせず荒野をしっかり歩くのがいい。そうすればおのずと道が開けるだろう。

<ヤン詰解付き解見ずに感想>
2016年6月号から
A するすると逃がす。
B 後半かっこいい。
C 41の「と」が決めに出る。
D いい手順。
E 邪魔駒除去→退路封鎖の流れが決まっている。
F 飛角図式

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第31回詰将棋全国大会参戦記(下)

2015-08-02 19:13:36 | 詰将棋全国大会
【第31回詰将棋全国大会参戦記(上)より続く】
アマレン杯握り詰には19の作品が出品され、それらが紹介された。握り詰とは「駒箱から適当な駒を選び、選んだ駒で盤面と攻め方の持ち駒を構成して作る詰将棋」とウィキペディアに書いてあるように指定された駒の種類と数の条件を一切崩さずに詰将棋を作ることである。私も今年は挑戦したが完全作投稿に至らずアマレン杯初登場は来年以降に持ち越しとなった。アマレン杯優勝者決定の過程は、休憩時間までに参加者がどの作品に投票するか決め投票、即日集計となっている。作品解説が載っている冊子を見ながらどれに投票するか決意し休憩時間に投票。
休憩後の第二部はミニ詰将棋解答選手権から始まる。名人戦のように持ち時間が長いと強みを発揮するタイプの私は一手詰でも味わいながら解く。優勝者は解答王の竹中さんだった。その後に行われた詰将棋クイズでは北浜八段がプロ棋士の貫録(?)を見せ優勝。
懸賞詰将棋解説では作者の村田五段が自分で解説しながら悩みたくなるほどの難問。
アマレン杯握り詰優勝作品も発表され馬屋原さんの作品が選ばれる。これを握り詰でやるとは。村田五段の懸賞詰将棋とアマレン杯優秀作は詰パラ9月号にて掲載されるそうだ。参加者紹介、スタッフ挨拶、記念撮影と進み大会終了。
大会後には大阪上本町駅前にある中華料理屋の百楽本店で催された懇親会にも参加した。各テーブルで賑やかに歓談の輪が咲いている。まだ作家デビュー1年半でお酒が飲めない私は名刺配りにも精を出す。名刺を渡し損ねた人もいたが、概ね納得の成果で名刺入れも頑張ってくれた。料理も堪能した。上の写真の本「面白い詰将棋」の著者で地元の柴田さんにも挨拶に行くと、よー来た、と歓迎してくれた。「初入選はいつや?41歳か、すげーなー。俺なんか15歳だよ。」と昭和10年生まれなのに元気そうなのは詰将棋をやっているからかな、と思った。私が手に持っている入手したばかりの詰パラを見て「もっと昔の詰パラに価値があるんや。」と時代感を滲ませていた。私が入手した詰パラとは第1回新人コンクールが開催された94年7月号とその解説が載っている94年10月号(いずれも上の写真)。10月号の表紙詰将棋は岡田敏さんの入選437回目の作品。これを詰将棋鑑賞その3に持ってこよう。その他に詰将棋作品集「アトリエ」と「解けてうれしい詰将棋増刊号 詰将棋ひとりごと ミニ」も入手したので(いずれも写真上)いずれブログで紹介する予定。来年の大会は岡山県倉敷市か。本陣殺人事件の舞台ではないか。是非行きたい。果たして。
大会と懇親会を満喫しホテルに戻り翌日(7月20日)帰路に着く。
大会の模様は、私のブログからブックマークしている「詰将棋メモ」などから詰将棋全国大会のページに行けば過去の大会を含めて詳細を見ることが出来るので是非。

<第28週週刊将棋五段問題封じ手(第1606回・7月15日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲3二銀不成。
週刊将棋の解答は▲3二銀不成。
正解。28問中25問正解。正解率89.3%。
<第29週週刊将棋五段問題封じ手(第1607回・7月22日号)>
私の封じ手は▲8二角。
これに後手詰みを逃れる応手7四玉に対しても9三角成で大丈夫。3九銀の王手にも同馬と対応出来る。

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