とある日曜日。
妻は以前から楽しみにしていた
舞台を観にお出かけです。
というわけで、今日は
黒犬1人で息子2人の子守りをする日。
さて、どうする?
遊園地に行く。
>映画館に行く。
家でゲームする。
*****
黒犬は子ども二人を連れて
映画館に出かけることにしました。
家のPCで上映してる映画を調べて
長男ロプロスと相談。
みんなの意見が一致して
「トランスフォーマー」を
見ることに決定しました。
妻を駅まで車で送り、
子ども2人と映画館へレッツゴー。
ポップコーンを買って、
ジュースを買って、
わくわくドキドキの
映画タイムの始まりです。
しかしそのわくわくドキドキは、
いつの間にかはらはらドキドキに…
映画開始早々ポップコーンを
全て床に撒く次男ポセイドン。
片付けている僕の目の前で、
今度はジュースを
床に落とすポセイドン。
それも片づけ終わって
ほっとしている僕に、
「パパ、おしっこー」と、
切ない顔のポセイドン。
その傍らで、
夢中で映画を見ているロプロス。
さて、どうする?
ポセイドンだけ連れてトイレに行く。
>2人とも連れてトイレに行く。
無視する。
*****
黒犬は子ども2人を連れて
トイレに行こうとしました。
しかし、
夢中で映画を見ていたロプロスは
「僕、これ見たいー」
と言うことを聞きません。
「じゃあ、ポッ君と一緒に
トイレ行ってくるからね」
と言うと
「行かないでー」
と泣きます。
仕方ないので
「見たーい」と嫌がる
長男ロプロスを左手に、
「おしっこー」と訴える
次男ポセイドンを右手に。
それぞれ担いで
トイレに走りました。
…トイレから戻って
一段落して数十分後。
物語もクライマックスを迎え、
いよいよ最後の決戦場面。
そこで再びポセイドンは
信じられないような言葉を口にします。
「ポッ君、おしっこー。」
さっき行ったばかりじゃないの、
あなたってば。
何でそんなに膀胱が小さいの。
今からサイバトロンとデストロンの
最終決戦なんですよ。
一番いい所なんですよ。
仕方がないなあ、
また3人でトイレか…
と思って見ると、
なんとロプロスは熟睡中。
さて、どうする?
ロプロスを起こして説得して
一緒にトイレに行く
ロプロスを寝たまま抱いて
3人でトイレに行く
>ロプロスが寝ている間に
速攻で行って帰ってくる
*****
「2分で帰って来られる。」
そう判断した黒犬は、
ポセイドンだけを抱いて
トイレに走りました。
トイレについて、
パンツをおろして、
用を足させて、
ダッシュで戻ろうとしたその時、
「パパーぁぁっ!
ポッくぅぅぅぅんっ!
どこぉぉぉーっ!」
スクリーンから遠く離れた
この場所からも認識できる、
強烈な泣き声。
ヤツです。
ロプロスが目覚めてしまったのです。
僕たちを探しながら泣き叫び、
クライマックス上映中の映画館を
走り回っています。
…さて、どうする?
にげる
にげる
>にげる
(2007年)