黒い老犬は電気ウナギイヌの夢をみるか

誰にでも人懐こく無防備な笑顔で近づくので、人からよく「犬みたいだね」と言われるのだが、最近それも意外とアリかなと思う僕。

スポンジ

2017-10-27 05:54:24 | 子育て日記(過去~現在)
いつも階段をバリケード封鎖している次男の数々のカバンに業を煮やし、中身を全部出してやった。

予想通り半分以上はいらないもの。

通学用のカバンには、プリントもテキストもノートも体操着も何もかもまとめてつっこんであった。全く。

しかし理解できなかったのは、カバンの底から出てきたこれだ。



先日amazonで購入した台所用スポンジ。

一体なぜ次男の通学用カバンの底からこれが出てくるのだろうか。




塾から帰宅した次男にひと通り小言を言ったあと、「なんでスポンジなんか持ってたの?」と尋ねてみた。

次男は真顔でこう答えた。

「ああ、あれ手触りがいいから。」




なるほどね、手触りが…

いやいやいやいやいやいやいや。違うっ。

絶対におかしいと思う。

王様の耳はロバの耳

2017-10-26 04:38:22 | 日々の出来事、雑記
王様の耳がロバの耳だと知ってしまった僕は、 それを誰かに話したくて仕方がないのだ。 妻には毎日話しかけているが、もう今は彼女は写真の中で優しい目をして僕に微笑んでいる。 仕方がないので僕は、深い穴を掘って、その底目がけて叫ぶのだ。 「王様の耳はロバの耳ーっ」と。 で、その穴がこの場所だという再確認です。

バッチコイ

2017-10-15 06:26:34 | 子育て日記(過去~現在)
母さんの形見の最後のiPhone5c(細美くんのサイン入り)をまたしても落として割った次男には本当にがっかりである。

土曜日に最寄りの修理屋さんに持ち込んで直してもらった。かかった時間は1時間。金額は12000円。それって相場の倍以上じゃねえ?



まあ払うけどな。

遠くの店探すより楽を取る。それが今の僕だ。

ただし、もう二度と母さんのiPhone落とすなよ。
「そのiPhoneは母さんだ」と思え。全く。



おばかちゃんたちのおかげで、マジで本当に無駄な時間とお金を割かれる日々である。

修理したピカピカのiPhone5c持って家に帰ると、うちにあったはずの自転車が一台もない。


一体どういうことか。


息子たちに尋ねてみた結果、鍵をかけずに駅に放置し続けた結果、「なくなっていた」という。


それ、

盗まれてますからーーーーーーっ


いいよ。新しいの買うから。


もはや、もっと面白いお前たちを見たくなってきた。




バッチコーーイ。


何を伝えたのかではなく何が伝わったか

2017-10-14 09:03:25 | 子育て日記(過去~現在)
「大事なのは『何を伝えたか』ではなく『何が伝わったか』です。」

僕の尊敬する先生が、よく口にしていた言葉です。


「言ったはずでしょっ。」

「そうゆうルールででょっ。」

「何度も同じこと言わせるんじゃないっ。」


この2年間、何千回も怒鳴り続けてきたが、いろいろなものをゴミ袋に詰め込んで投げつけてやったが、効果はありませんでした。

あ、息子たちの話です。

恥ずかしながら、最近気がついたのです。
反省すべきは、怒鳴られても改善しない息子たちではなく、怒鳴ることしかできなかった父親なのだと。

職場だときちんとできているのに、なぜ家だとできないのかなあ。やっぱり子育ては難しいな。

息子たちにはもっと細かいケアと、時間が必要なのです。この段階になって、はじめて僕はプロの目で自分の息子たちを見られるようになってきました。

「伝えた」はずのことができない息子たちが悪いのではないのです。
結果、「伝える」ことができなかった父親が間違っているのです。

「イライラして怒鳴る」のは悪手。
「相手の状況を聞いてさりげなくアドバイスする」のが好手。

十数年間放置しておきながら、母さん病んでから突然怒鳴り続けてごめん。
これからは、一緒に話し合ってこれからのことを考えていこうな。



寝坊して、すごい寝癖で、だらしない格好のまま車に乗る次男にも優しく諭す。

「でも、父さん怒鳴らなくなったべ?」

「うん。」

「怒鳴っても意味ないって今頃気づいた。父さんのやり方が間違っていた。今までごめん。」

「うん。ありがとう。」

すごい寝癖でだらしない格好のまま、次男は遅刻して登校していった。

これから、毎日きちんと向き合っていこう。


それでよいよな。我が妻よ。



サラブレッド

2017-10-09 07:11:20 | 子育て日記(過去~現在)
「あのー〇〇高校の〇〇ですけど、今日は午後から登校なんですが、丸井君朝から登校しておりまして。帰らせるのもなんですので午後まで自習させておきますので。」

はい。今日も本当に申し訳ありません。
仕事中のそんな電話にも慣れちゃってる自分もどうかと思うけれど、やっちまったもんは仕方ないし、やっちまう個性も仕方ない。



1日いろいろやっつけて帰宅すると、今度は次男の学校から着信が。次男がやらかした激しいイタズラの詳細を担任の先生から聞く。


はい。今日も本当に申し訳ありません。
本当に手のかかる子どもたちで申し訳ない。


我が家のサラブレッドたちは、本当にいろいろやらかしてくれる。

でもまあいいか。

だって、オレと妻の子だ。

「きちんと育てねば」の前に、
とにかく「しっかり愛さねば」だな。

愛している。

そこがベースポイント。


愛している。
…のだが、







「体育の日」な月曜日に、
何故か登校した長男が、さっき帰ってきた。

次男からは「6台目のデバイスを破壊した」との報告がラインで入った。

オレ一人でこいつら育てんのー。

むーりー。
絶対むーりー。

まあ、仕方ない。
やるしかない。

だって、愛しているって、

そういう意味でしょ。