珍珠茶日記

中国・台湾への旅行記など。

台湾らしいものって何だろう。ー君は朝7時の台北橋のバイクの群れを見たか。

2017年05月21日 17時36分47秒 | 台湾
ふとしたきっかけで台湾に旅するようになって沢山の台湾人に出会い、台湾が好きになって、何年も経過した。
台湾らしいもの、台北らしいものを観て感じて写真に残したい。
以前からそう感じていた。でも具体的に何処に行き、何をすれば良いのか、漠然としていた。
今回のGWの旅行では、ゆっくり時間を取って考えてみた。

幾つか答えを出し、今回実行してみた。今回はその一つについて。

「台北橋」は台湾人にとってバイクの渋滞で有名な場所だ。フリッカーやYoutubeでも無数のスクーターで溢れる台北橋の写真や動画が沢山見つかる。
僕は台湾人の友人JessicaにLineで台北橋について訊いてみた。すると、「めっちゃ渋滞。本当に超渋滞よ」との事。彼女は大きなオートバイに載る人なので、僕はじゃあ、君のバイクでその渋滞を経験させてよ。とお願いしようかと思った。彼女は僕が台湾に遊びにきたら、どこかに連れてってくれると言ってたので。
でも、よく考えたら、わざわざ女の子に会ってそんな事をされるのはちょっと馬鹿げているので、結局自分で現場に出かけて、写真だけ撮って来る事にした。



5月2日火曜日。MRTで大橋頭站へ。駅から少し東に向かい、台北橋を通ってきたバイクが民権西路添いに機慢車専用道を降りてくるあたりが有名な場所だ。着くとすぐにスクーターとそれに乗るライダーの数に圧倒され、胸が高鳴る。
次から次へと流れていくスクーター。信号待ちになると、通りが全部彼らで埋め尽くされる。前方から、後方から写真を撮った後、歩いて交差点付近に行くと、先客が居た。大きな一眼レフを構える台湾人のアマチュア写真家の様だ。僕らはどちらともなく、軽く会釈をした。
結局その日、数百枚の写真を撮りホテルに戻った。





翌日台中に行った時、現地に住む友達に写真を見せたところ、「ここ、知ってる知ってる。でも平日の7時が最高よ。これよりももっと、すごい事になるわよ。」と言う。
そう言われると、行くしかないので、台北に戻った後、5/5に再チャレンジする事にした。

前回と同じくMRTにて大橋頭站に向かった。現場についたのは予定通り7時。おお、凄い!仕事(?)を始める前に通りのお店で豆漿でも買って朝ごはんを、と考えていたのだが、そんな余裕はなかった。さすがに通勤時間に重なるとバイクの数が違う。
スクーターに乗る人をよく観てみると、サラリーマン風、二人乗りの学生カップル、同じく二人乗りの中年カップル、3人乗りの親子連れ、セクシーなジーンズのホットパンツ娘などが、色んな服装やヘルメットでバイクにまたがっている。
まさにこれが僕が思い描いていた「台湾らしいもの」の一つだった。



信号待ちの時、僕は彼らに近着いて、すぐ真横からカメラを向けた。怪訝そうな顔をするおじさんも居たが、ほとんどは意に介さずといった様子。中にはカメラに向かいピースサインを作ってくれるお兄ちゃんもいる。短い信号待ちの時間でもスマホを触りだす人も結構多くて面白かった。






台北での素敵な午後の過ごし方 -「濱江街180巷 飛機巷」で大迫力で上空を通過する飛行機の写真撮影

2017年05月14日 20時05分26秒 | 台湾
ホテルの人に教えてもらった台北の穴場的スポットに行ってきた。
そこは松山飛行場そばの或る裏道で、飛行場に着陸する飛行機や飛び立つ飛行機が真近でみられるところ。大迫力で上空を通過する飛行機の写真が撮れるので、いつも地元の学生、カップル、家族連れ、高級な撮影機材をもつ写真マニアの人達が集まっている。

■撮影に来る地元の人たち


Google Mapで探す場合は 「濱江街180巷 飛機巷」というキーワードで検索を掛けると良い。

初めて訪れた時は徒歩だったのだけれども、松山機場のMRTの駅から結構な距離なので、20分くらい掛かった。
それで2回目からYouBikeを使う事にした。地元の人達も結構YouBikeで来ているみたい。

松山飛行場に降り立つ飛行機の撮影が一番楽しいのだけれども、1時間に空港に入る飛行機は限られているから、待ち時間が結構出てくる。そのため、多少の忍耐が必要となるが、遠くの空に飛行機の光が見え始めると、見知らぬ人達の間にささやかな連帯感が生まれ、「ほら、もうすぐやって来るよ。そこのカップル、こちらへどうぞ」みたいな会話が聞こえてくるのが結構楽しい。

■カップルが飛行機をバックにラブラブの記念写真を撮りに来ていた。


僕は多少なりとも写真好きな人間なので、飛行機くらい簡単に撮れると考えていたのだが、これが中々難しい。
遠くに見えるうちは近付いてくる速度は緩やかだが、徐々に早くなってきて、フレーミングをしてカメラを構える頃には一瞬で飛行機が過ぎ去っていく。バッチリのタイミングでシャッターを切ったつもりでも、写真を見返してみると、機体が半分途切れていたりする。
このため、「次こそは」と何度も何度もチャレンジする間に1時間や2時間は直ぐに経つ。

■これはまあ、上手く撮れた方


■焦って失敗するとこんな感じ。


何人かの台湾人の友達にここに来た事を話たら、みんなこの場所の事を知ってたから、やはり有名な所みたい。