珍珠茶日記

中国・台湾への旅行記など。

上海メイド喫茶

2008年11月08日 16時30分58秒 | Weblog
事務所やローカルな小売店の沢山入ったビルの二階。直ぐ下はコンビニがある。大きな看板が出ているわけでもなく、場所を知ってる人でなければ行かない所。そんな場所にメイド喫茶がある。

少し前の話だが、上海にあるそのメイド喫茶に行ってみた。
ちなみに日本ではメイド喫茶というものに行ったことがない。興味すらない。しかし、”上海”にそういうものができると、不思議と行きたくなってしまう。
好奇心が抑えられないのだ。あの中国人たちが、秋葉のメイドの様な格好をして、怪しげな日本語で話しかけてくるのだから…。

実は以前に一度、上海の別のメイド喫茶に入ったことがある。その店は5つ星のホテルの中にあったのだが、今はもう無いらしい。
(高級ホテルの中で変な事をするな、とホテルから女の子達がよく注意を受けていた模様。)
その店はほぼ100%上海の日本人をターゲットにしており、値段もそれなり。中国人なら絶対文句をいう様な価格でグラス一杯のジュースなどを出していた。女の子、つまりメイドたちは大学で日本語を学ぶ地元上海の子など。どちらかと言うと、やや裕福な子のアルバイト、という印象があり、僕の席に来て話をしてくれた子は、「名古屋に留学に行く」との事だった。

さて、話を戻す。その日入った店、つまり2回目の店については、他の人のブログで「可愛い女の子が沢山でタイプの子がいた(ちなみにそれを書いていた人は女の人)。気弱な日本の若い男の子たちは、あんな優しさに弱いんだろうな」とコメントされていた。

すえたにおいの薄暗い階段を上がり、ガラスのドアを開ける。
まだ午前中だったためか、期待に反して、店はガラガラ。客は僕一人の様だ。黒い服を着たジーンズ姿の若い男の子が二人いるが、店のスタッフらしい。
若いメイドちゃんが席まで来て、「ご主人さまxxxx」と決まりのセリフを言う。日本語はあまり出来なさそう。単語を少々知ってる、という程度だ。
中国語いまいちの僕と、日本語初心者のメイドちゃんとの会話が始まる。メイドちゃんには、愛ちゃんという名前がついていた。


メニューに載っているエスプレッソコーヒーは、15元だったか、25元だったか。愛ちゃんはコーヒーを席まで運ぶと、なにやら中国語で僕に訴えかけてきた。
「…」
「え?何?」
「…」
「え?」
「カネ」
「あ、ああ。今払うのか。」そういって僕は代金を支払う。
それにしても、メイドがお客さんにカネっはないだろう。もう少し日本語を学ばないと(笑)。

愛ちゃんもやはり上海の人で、中国の年齢で19歳。つまり日本では18歳だ。
日本の有名人ではTAT-TUNが好きで、いつか秋葉に行ってみたいとのこと。
店にメイドは愛ちゃん一人。午後からは他の子たちも来るけど、午前中はお客さんも少ないから一人だけ。
愛ちゃんは学生?って訊いてみたら、「いや、毎日ここで働いている」って答えた。

癒し系の雰囲気で、ブログの女の人が書いてたみたいに気弱な若い男の子だったら、優しさに負けてしまいそうな感じだ。いつか上海人女性の特徴である、気強さが出てくるんだどろうけど…。



【写真】癒し系メイドちゃん。
ちなみに写真を撮らせてもらうのに10元必要。料金が掛かる事に愛ちゃんは「ごめん!」と、とても申し訳なさそうに謝っていた。


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上海美萌女仆店さん

http://hi.baidu.com/mymaid/blog/item/911a8b44e549a687b3b7dc2e.html