巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

「ネコ」ポリス その44

2004-10-07 05:00:00 | ノラネコ
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夕暮れどき、近所のアパートの前に、ネコのお母さんの子供たちが出てきていた。こちらを警戒しており、なかなか近づけない。暗かったためもあり、目視で確認できたのは4匹。しかし、夏の子供は弱くて育たないといったのは、だったのか? 誠に偉大なる偉大なるネコの母さん

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さて、その横では、夏の間わが家の縁側を占拠していたオスのトラ猫が、右後ろ足を天に突き上げて一心不乱にグルーミングをしていた。もしかして君は子供たちのお父さんの1匹かな?

ご存知の方も多いと思うが、恋する季節のメスのネコは、複数のオスとカップリングをくり返す。カップリングには苦痛が伴い、この苦痛が排卵を誘発するため、カップリングごとに排卵→受精のプロセスが生じる。その結果、一腹の子ネコは種違いの兄弟姉妹ということになる。

思えば、ネコの恋は完全にメス主導である。メスが恋する気分になり「アタシ、いまとっても恋したい気分ニャノヨ」と、甘い声で悩殺ポーズをとると、それにつられてオスたちが「もう、その色っぽい声にも肢体にもたまらんニャー」と集まってくるのである。

こんな話をネコの生態を知らなかった女性にすると、「そんな不実な…」と否定的な反応をする人と、「まぁ、うらやましい」と肯定的な反応をする人に分かれる。