巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

この時期になっても選挙ポスターがまだ…(はやくはがそう!)

2004-07-21 22:22:50 | 政治と選挙
かつて某候補者の選挙事務所にいたとき、選挙が終わって4日目の真夜中の帰り道に、市ヶ谷近辺の工事現場の壁に、その候補者のポスターが12枚も貼られたままなのを、みつけてしまったことがあった。もうすべてはがしただろうと思っていたので激しいショックを受け、一緒にいたスタッフと計3人ではがしまくった。

シール状の裏面全面糊の薄い紙質のポスターが、つるんとした鉄板壁にピタっと貼られていたために、手ではがすことができず、3人がそれぞれ500円硬貨を手に、硬貨の角でポスターをすこしずつ削りとること20余分。それでも、ほとんどはがれず、最後には、顔の部分と名前と党名の部分さえ削りとれば良しとした。…この間、全員が蚊に刺されまくった。

「翌日にゆっくりはがせば良いじゃないか?」と思われるかもしれない。でも、選挙ポスターというものは、選挙が終わったら一刻も早くはがすべきものであり、いつまでもポスターが残っていたら、それだけでとても恥かしいものなのだ。

posters_2.jpg さて、参院選が終わって約10日。公明党と共産党はさすがに完全にポスターを撤去しているが、いまだはがされていない選挙ポスターもある。写真は両方とも7月21日午後6時前後のもの。

まずは、 「コラッ!選挙ポスターがいまだに掲示されているぞ!」にも書いた、あの与党の候補(当選者)のポスター。この写真に写っているのは8枚。撤去されたものもかなりあるが、あまりにも大量に貼られたために、まだあちらこちらに残っている。

posters_1.jpgそして、与党のみならず、瑞穂さん(当選者)もより子さん(当選者)も…

このままポスターが褪色してボロボロになっていくのを見るのは、いかに当選者のものはとはいえ、わびしいものがあるよ。幸先悪いよ。はやくはがそうよ。


ブログ人のランキングを考える

2004-07-21 15:53:56 | インターネット (CMC)
「ねこぱんち日記」「TOKA」 「俺育て!トラヘッド風味:熱闘プログ編」等の記事を読んで、ブログ人のランキングのありかたに対して異論を持っている人が、わたし以外にも複数いるのだということがわかった。Blogzine 運営事務局のスタッフの皆さんが、毎日いろいろと頑張っている中、彼らの仕事を増やすようでなかなか切り出しにくいのだが、この際あえて書いてみたい。

わたし個人としては、ブログ人のランキングはルールを整備して明示化したうえで、エントリー制にしてほしい。つまり、ランキングに掲載されても良いブログ(あるいは掲載されたいブログ)のみで、ランキングを作ってほしいのだ。

ブログサービスの開始時期において、ランキングは非常に効果があると思う。ブログの数も記事の数も少ないため、カテゴリ分けからの検索のみでは、他のブログはかえって検索しにくくなる。

また、上位ランキングのブログは、わたしのようなブログ初心者には、大いに参考になる。アクセス数の多いブログはどのような特徴があるのか、どのようなトピックに対して反応が多いのか、等、上位ランキングのブログから学べることは多い。だから、今年の3月末からはじまったNTTコミュニケーションズのBlogzine運営事務局が、最初から「ランキング」というものを作ったのは、非常に正しい選択だったと思う。

しかし、現在のようにBlogzineを使ったブログの数も、その中の記事も増えてくると、ランキングのメリットとともに、デメリットのほうも目立ってくる。

なぜなら、ランキングの上位獲得は、ブログの管理者本人のみでどうにかなる部分が多いからだ。そしてこのことが、「ランキングのルールがおかしい」という不満にも関連している。

誤解しないでほしい。現在ランキングの上位にいる人たちは、みな「さすが」と思わせるブログ作りをしている。しかし、自分で何回もアクセスすれば、それだけアクセス回数は上がるのも事実である。また、完全に個人で作っているブログと、商店・企業・組織などのグループ/集団が作っているブログを、すべて同じ「無差別級」でランキング上に載せてよいのかという、疑問もある。

トラックバックランキングについては、自分の記事に対するトラックバックも、カウント対象になる。そのため、このランキングをあげるためには、自分の記事にトラックバックをすればよいことになる。わたしは必要と思ったときは自己トラックバックもするが、それゆえにトラックバックランキングに載ってしまったときは、非常に恥ずかしかった。

書き込みランキングについても、短い記事でも投稿数が多い人が、自動的にランキング上位にあがる。

これらの不満ゆえに、ランキング廃止を望む人もいるかもしれない。しかし、ランキングの上位に掲載されることを励みに、文章や話題を工夫して良いブログを作ろうと努力し、ブログを更新し続けている人もいるとはずだ。ランキングの完全廃止は、そういう人たちの意欲を挫くことになる。

「ランキングのルールをよりよいものに変更する」ことで、解決を図るのも選択肢だろう。しかし、どのように変更しても、全員が満足するルールを作るのは難しいと思う。

たとえば、書き込みランキングを「投稿数」ではなく、全体の「文字数」にすべきかといえば、[わたしのような] 長くなりがちな文章が、練りに練られた俳句のごとき味わいのある短文よりもランキングで上にくるのは、やはり変だという意見が出るだろう。

そこで、はばかりながら一提案。

まずはルールの見直しと、明示だ。たとえば自己トラックバックをトラックバックランキングの数に含めるかどうか、もう一度見なおしてみる必要がある。そして、全員とは言わないまでも多くの人が、「まぁ、これならいいんじゃないか」と納得できるルールにする。こうやって考え直したルールは、最終的には従前のルールと同じになるかもしれないが、大半が納得するのならそれで良い。

そして、どのようなルールで落ち着こうと、Blogzine 運営事務局側は、ランキングのルールを、だれもがわかるようにウェブ上で明示しておく事が必要になる。今のランキングに対する不満のなかには、ルールがわからないことに対する不満があるからだ。

このようにルールをクリアにしたうえで、コントロールパネルの「ブログの公開用設定」に、もうひとつ選択肢をつくり、「ブログ人のランキングにエントリーしますか」のような項目を、作ったほうが良いのではないだろうか。もちろんここで「いいえ」にしても、「ブログ人カテゴリ」や、「新しい投稿」には反映されるようにして、ブログ人のトップページからは検索できるようにしておく。必ずしもすべての人間がランクインしたいと、望んでいるわけではない。サービス初期とは異なり、ブログの数も記事数も増え、カテゴリも充実してきたので、ブログ人内の他のブログをいろいろ読んでいくときも、カテゴリからの検索で十分間に合うはずだ。

以上がわたしの提案だ。もちろん、もっとよい案がある人もいるだろうし、「今のままでよい」と考えている人もいるだろう。

「ブログ人のランキングにエントリーしますか」の項目ができたら、わたしは「いいえ」を選択したい。アクセスランキングの中ほどにブログ名が載ることが多くなったし、時折トラックバックランキングにも載っていることがあるが、それによって受けるメリットよりも、デメリットのほうが目立ちはじめている。これは予想外だった。