愛煙家の多事総論

このブログは愛煙家こと私が、世の中の色々なニュースに対して、自分勝手な評論をする駄ブログでございます。

傍目八目

2008-05-17 22:11:56 | 国内情勢
海外で生活していると(出張の為に日本にいません)、日本国内では見えなかったアラが見えてくる。というか、国内でも十分認識していたのだが、他国にいると「他人事」になってしまうために、割と冷静に物事を見ることが出来る。まあ、冷静に見ようが激情に駆られて見ようが、今の自民党政権が心底腐っていることは、最早疑いようのないことではあるが。

消費税上げの議論を=自民党の古賀選対委員長

 自民党の古賀誠選対委員長は17日、京都市で講演し、道路特定財源の2009年度一般財源化に合わせた税制抜本改革に関し「消費税率引き上げや弱者救済、少子高齢化の問題を議論することが必要だ」との考えを明らかにした。
 道路族の実力者である古賀氏が消費税の引き上げに触れたのは初めて。与党内で社会保障費の圧縮は困難との声が続出する中、十分な予算を確保して道路整備を進めることも狙い、消費税に言及したとみられる。 



先週の暫定税率狂騒曲は本当に酷かった。
日本にさほど関心がない国なんかでは、日本のニュースなんかは事実のみを淡々と伝えるため、こんな文面になる。

「道路族が利権に固執したため、暫定税率が復活し、日本の国民は大いに失望を感じ、福田内閣の支持率はさらに下がりつつある」

こんな一文で済まされる。
勿論、他にも色々理由はあるだろう。が、結局それらの理由なんかは枝葉に過ぎず、主幹は上記の文だけの話だ。
とかく、日本国内でこの手のニュースを調べれば、次から次へと必要不必要なニュースが飛び込んでくるため、ついつい判断の目を曇らせてしまうものだが、上記のように簡潔に済ませられると、物事の本質を見誤らないで済む。

と、まあ国外から見た日本の表象への感想はここいらへんにして・・・。

相も変わらず自民党はひどいなぁ。
支持率20%割ったなんて、最早政府には民意はないことが確定している。だというのに、自民党のアホーどもは

「国民の皆様には理解していただいている」

「支持していただいている」

だのと、姥捨て山制度を誉めそやし、暫定税率を誉めそやす。
マジですげー!!
と思うのは、これら自民党連中の常識の欠片もない腐った脳みそ構造ではなく、それらに対して何のアクションも起こさない国民。
毎日通りで、

「飯寄越せ!!」

「薬寄越せ!!」

「家寄越せ!!」

と喚きに喚いている当地の人間を見ると、如何に日本人が大人しいか良く分かる。
まあ、自分が今いる国の国民性が、世界基準だとは勿論思ってないが、それにしても大人しすぎるよなぁ。欧米なんかで、今の自民党のような振る舞いをすれば、間違いなくデモ行進が頻発するだろうに。

でも、考えてみれば自分だって日本にいたとき何をしたというわけでもない。
結局、そういった国民性なのかもしれない。もしくは、日本全土に蔓延しているスーダラな空気が、

「そんなのどーでもいーやー」

と思わせるのか。

まあ、それは置いといて・・・。

そんな、国民不在の政治をやりたい放題にしている自民党。そして道路族。そんな族のドンが、

「消費税上げろ」

と来たもんだ。
最早、一般財源化などは夢物語、一体今までの騒動は何だったのかと言いたくなるほど、道路建設は従来通りの決定事項となってしまっている。

こりゃあ、本気で自民党に見切りをつけざるを得ない。
正直、民主党も自分は大嫌いだが、かといってこのまま自民党の横暴を許せばマジで国が潰れかねん。
ここいらで一旦民主に政権が変われば、自民党の馬鹿どもも少しは目を覚ますんじゃなかろーか。

そもそも、2大政党制の肝は

「政党が相互に監視しあい、権力の暴走を防ぐ」

ことにある。今の日本のような自民一党独裁では、権力の暴走は果てしなく続きそうだ。























































とりあえず、もしこんどの総選挙で古賀がまた当選したら、福岡7区の人間が一体何を考えているのか聞いて見たいもんだ。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-05-17 23:46:07







Unknown (リラ某)
2008-05-19 10:10:03
 おはようございます。
 ようやくブログが更新されていて、安心しました。 


>姥捨て山制度を誉めそやし、暫定税率を誉めそやす。
マジですげー!!

 とはいえ、国家としての借金が800兆円もある「現実」から目をそむけるわけにはいかないのでワ?

 それをそこはかとなくわかっているから、国民も

>何のアクションも起こさない

という可能性も捨て切れないと思いますよ。
 結局は、まだまだ国民生活の大半には政治の失態が「響いて」ないのだと思いますけどね。(にっちもさっちもいかなくなれば、どんな国民だってなんらかのアクションは起こすでしょう。それが、成功するかどうかはともかく)


>民主党も自分は大嫌いだが、かといってこのまま自民党の横暴を許せばマジで国が潰れかねん。
ここいらで一旦民主に政権が変われば、自民党の馬鹿どもも少しは目を覚ますんじゃなかろーか。

 たしかに自民党には目を覚ましてほしいです。
 でも私は、「それ以上に」民主党にこそ目を覚ましてもらわなければ怖いですね。(例の、「人権擁護法案」とか、「在日外国人の地方参選権」のことなどなどで)

 どっちもどっちの状態ではありますけど、パーセンテージからいけば、まだまだ自民党の方に「政権担当能力(=政治能力、では断じてあらず)」はあるというのが私の苦い現状認識です。


 では、また。



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