ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

中央分水嶺トレイル(4)

2024年08月05日 09時25分34秒 | 旅行
8月3日(土)
草が露に濡れて、テントは水に濡れている。荷物をパッキングして道の駅に行く。駐車場には歩きながら歯を磨いている人たちが何人もいる。顔を洗ってから出発。美しの塔で朝飯にする。霧のため見えなかった頂上のアンテナ群が、近づくに連れて見えるようになってきた。王ヶ頭ホテルのバス2台が客を運んでいる。どうやら美ヶ原自然保護センターまでマイカーで来られて、そこからバスを利用しているようだ。歩いても25分なのだが。それはさておき、頂上の王ヶ頭を通って王ヶ鼻に行く。直ぐ下に松本市が広がる。暑いからバスにしようかとも思っていたが、近さに勇気づけられて歩くことにした。最初は急な下りだが後はなだらかな下りで、桜清水キャンプ場に着く。ここから松本駅まで14kmで3時間半というところ。暑いところをひたすら歩くが、全体に下りなので快調である。1時前には松本駅に到着。
トレッキングを振り返ると、暑かったが、距離は順調に稼げたようだ。大門峠から美ヶ原までは分水嶺になっているようなので、分水嶺トレイルという名称には納得である。しかし、長門牧場から山本小屋までのルートについては異論もあるだろう。私なら、蓼科湖から白樺湖、車山、八島湿原、茶臼山、王ヶ頭、桜清水キャンプ場のルートを選ぶだろう。分水嶺トレイルを参考に、自分の歩きたいルートを選ぶのが良いだろう。
王ヶ鼻から松本市を臨む

中央分水嶺トレイル(3)

2024年08月05日 09時25分34秒 | 日記
8月2日(金)
朝5時半に出発。地名の霧ヶ峰が示すように霧の発生が多く、八島湿原は霧で覆われていた。鷲ヶ峰へのなだらかな稜線を登る。西側は下諏訪町で諏訪湖につらなり、東側は長和町から千曲川につながり、分水嶺になっている。鷲ヶ峰に着くころには霧も晴れた。和田峠から旧中山道を通り、和田峠古峠から三峰山を目指す。原っぱなので日差しが強い。三峰山頂には数人の登山者がいた。ここから下って扉峠に行く。やがてビーナスラインに合流して、橋を渡る。レストハウスが高台にあるが暑そうなので行かずにビーナスラインを進み、茶臼山の登山口に入る。扉峠はレストハウスのあるところなのだろうか。あるいはその辺を指すと考えるべきなのだろうか。茶臼山までは樹林帯が続き、急とはいえジグザグの道なのでゆっくり進むと、ほどなく山頂に到着。美ヶ原と同じ高さなので、これから先は軽い起伏の道を歩くだけである。ただ、美ヶ原側の展望はあまりきかない。美ヶ原に向かって進むと、がれ場がある。美しの塔を過ぎて、中央分水嶺トレイルのゴールの山本小屋古里館に3時に到着。ここまで車で来られるので、観光客でにぎわっていた。ここで気が付いたのだが、出発地の長門牧場の住所は、長和町大門で山本小屋は長和町和田である。中央分水嶺トレイルは、長和町がスポンサーになって、長和町から出発して長和町に到着するルートを作ったのだろう。トレイルの作成と維持には金がかかるので、自治体からの支援は不可欠だろう。
山本小屋には宿が取れなかったので、道の駅美ヶ原高原に行く。美ヶ原高原美術館と併設された建物であり、多くの車が駐車していた。キャンピングカーが何台も見える。宿泊目的の利用を禁止する掲示はあるが、多分多くの車が夜を明かすことになるだろう(車中泊を禁止するよりも、有料にして利用できるようにするべきだと思う)。私も、夜を明かす場所を探したがなさそうなので、牛伏山に行く。山頂は広くなっていて、テーブルやベンチもあり、草地になっているので寝るには良さそうだ。問題は、山本小屋~牛伏山~道の駅が散策コースになっていて、観光客が多いことである。山頂で日没を見る人が多く、7時過ぎまで賑わっていた。7時半を過ぎて、人がいなくなったので、テントを張って寝る。動物がキーと鳴いて、近くを徘徊する。鹿ではなさそうだが、夜行性の哺乳動物だろう。哺乳動物と言えば、人の歩き回っている声も聞こえる。夜中に道の駅に着いた人たちが、散歩しているのだろう。朝道の駅に行くと車の数は増えていた。
ここまで来ると美ヶ原は直ぐ。

中央分水嶺トレイル(2)

2024年08月05日 08時04分58秒 | 旅行

(白樺湖と蓼科山の眺望)
8月1日(木)
キャンプの朝はいつものように早く目が覚めた。ストックとフルシェードの帽子で本格的なトレッキングに備える。キャンプ場を5時に出発して、女神湖の湖畔を半周して、中央分水嶺トレイルに戻る。林の中をトレイルの標識に従って歩いていたが、いつの間にかトレイルを外れていた。姫木平に宿泊する人のための、姫木平経由のバリエーションルートの標識だったのだろう。大門峠で分水嶺トレイルに合流する。峠なので、この辺が上田側と諏訪側の分水嶺になっていそうだ。ここから車山に向かう登りになる。林と草原の境目付近、日照りの中を歩くので暑い。前方に車山、左下方に白樺湖と蓼科山を見ながら歩く。やがて車山乗越への分岐点に着く。中央分水嶺トレイルは、車山の登山路を離れ、八島ヶ原湿原に向かうが、車山山頂まで0.6kmなので、車山を目指すことにする。車山山頂直下までリフトが整備されているので、山頂には多くの観光客がいた。空が青く、空気が澄んでいて、北アルプス、八ヶ岳、富士山を含む多くの山が見える。
車山乗越まで戻って、南の耳、北の耳、男女倉山(ゼブラ山)を越えて行く、草原の緩やかなうねりが続く。高原の爽やかさよりも、熱中症が心配な草原の輝き。あとは八島ヶ原湿原に沿って歩き、宿泊予約している八島山荘に1時半には着いてしまった。荷物を預けて、八島ヶ原湿原を一周する。

(湿原は花の季節なのだろうが、)

中央分水嶺トレイル(1)

2024年08月04日 15時38分21秒 | 旅行
昨秋、蓼科湖~八子ヶ峰~白樺湖~車山~八島ヶ原湿原~三峰山~美ヶ原の縦走を試みたが、三峰山頂付近で暴風雨に遭遇して撤退した。そのとき、中央分水嶺トレイルについて知り、次回は中央分水嶺トレイルを歩こうと決めていた。ただ、2つの疑問がある。中央分水嶺トレイルは、長門牧場~白樺湖近くの大門峠~車山に登る途中の車山乗越~八島ヶ原湿原~三峰山~茶臼山~山本小屋までで、車山や美ヶ原最高峰の王ヶ頭には行かない。このルートが良いのかどうか。それと、分水嶺トレイルというと、例えば、東は太平洋、西は日本海に注ぐ分水嶺の上を歩くイメージを持つのだが、中央分水嶺トレイルのルートを見ても分水嶺のイメージが湧かない。確かに、トレイルの南側に諏訪湖がある。諏訪湖から流れ出す天竜川は、浜松市で太平洋に注ぐ。北側には上田市があり、千曲川が流れている。西側には松本市があり、梓川(犀川)が流れている。犀川と千曲川はやがて合流して信濃川となって新潟市で日本海に注ぐ。したがって、諏訪盆地に水が流れるかどうかの境目が分水嶺になりそうではある。
今夏は、東京をはじめとして多くの地域で35度を超える暑い日が続いているが、天気は良いので高い山に行くのには絶好である(多分)。7月31日(水)から8月3日(土)で、中央分水嶺トレイル+王ヶ頭~松本までの縦走を行うこととした。
7月31日(水)
JR茅野駅からアカピコ交通のバスで東白樺湖に11時9分着。長門牧場方面行きのコミュニティバスの出発は1時間後の12時10分なので、ローソンで食料を調達して、湖畔でランチとしゃれこむ。日差しは強くて暑いが、木陰ではさわやかな風が気持ち良い。多くの家族連れが高原の夏を楽しんでいる。長門牧場方面のバスは空いていて、長門牧場で降りたのは私一人だったので、牧場を訪れる人は少ないかと思ったが、多くの車が駐車しており、混雑していた。牧場からは上田市側がよく見え、この辺の川は千曲川に流れ込むだろう。
定番のソフトクリームを食べてから1時に出発。林の中や、野原を進む。日差しが強いときは、日傘を差してゆっくり歩く。3時前には、今日の目的地の女神湖着。当初は白樺湖までは行きたいと思っていたが、伊藤園ホテルズの白樺湖ビューホテルが満杯だったので、キャンプをすることにした。白樺高原総合観光センターでキャンプ場の受付をして、夢の平キャンプ場まで歩く。夢の平といっても平ではなく、斜面のキャンプ場である。料金300円で、泊り客が少なく、トイレも汚いというわけではなく、ぐっすり眠れたので満足である。
(長門牧場からは上田側の展望が臨める)

久しぶりの南高尾

2024年05月10日 18時14分19秒 | 日記

ゴールデンウイークが終わり、花粉の季節も終わったので、ハイジイの山の季節が始まる。今日は快晴だが夏日にはならないとの予報なので、近くの高尾山に登ることにした。昔は高尾から小仏城山を通って相模湖に行くか、高尾から陣馬山に行くことが多かったが、新聞で南高尾の記事を読んでから、南高尾に行くようになった。今日は、天気にも恵まれ、お気に入りのコースを快調に歩けた。
高尾山口駅9時発。駅前は、子供の団体がいて混雑していたが、国道20号線を渡って南高尾側は人が少なかった。草戸峠を越えて草戸山に到着。ここから三沢峠に向かうのが普通のコースだが、城山湖に下るコースがお気に入りのコースである。城山湖は水が少なかった。電力調整用の揚水ダムなので、天気のせいというより電力需給のせいだろう。湖畔を歩いて金毘羅宮に寄る。裏が龍篭山になっているようで、龍篭山展望台からの東京や横浜の景色が抜群である。山頂には航空神社もある。それを下って、再び湖畔に出て、城山湖の景色を楽しんでから、道路を山側に進むと、草戸山から三沢峠に向かう道に合流する。その道を進むと、富士山が見えるビュースポットがある。津久井湖から富士山までの緑を楽しめるところであり、数人が昼飯を取っていた。ハイジイもここでコンビニのおにぎりにする。それから大洞山を過ぎて下りになり、国道にかかる橋を渡ると大垂水峠である。
大垂水峠から緑の中を登り返すと小仏城山に着く。茶店でおでんを買い、富士山を正面に見ながら食べる。ここからは帰りで一丁平、紅葉台を越えて高尾山に行く。ここからは混んでいるが、薬王院を通るメインルートを足早に歩き、4時に高尾山口駅。


高尾山まで

2024年05月03日 22時48分10秒 | 日記

(南浅川に鯉のぼる)
ゴールデンウィークの後半の4日間(5月3日(金)~6日(月))は絶好の行楽日和になるらしい。ハイジイは花粉症なので例年は連休明けまで閉じこもっているのだが、花粉の季節が早く終わったようなので、じっとしていられなくなり、高尾山に行くことにした。今日(5月3日)は、高尾山は混雑しているだろうから、散歩を中心にすることにして、家から歩くことにする。
ハイジイは八王子と日野の境の浅川の近くに住んでいるので、浅川に沿って自転車・歩行者道路をひたすら歩く。八王子市役所の上流側で北浅川と南浅川に分岐した後は、南浅川に沿って歩く。つつじの花が咲き、散歩を楽しむ人たちも多い。南浅川にも鯉のぼりが舞っていた。多くの川で見るようになった、初夏の風物詩。高尾駅の近くで、自転車・歩行者道路は終わるので、後は国道20号線を歩く。高尾駅を過ぎて高尾山口駅に至る前に、高尾山の金毘羅台の登山口がある。ここまで3時間で12時。金毘羅台からは八王子と東京の展望がある。好天だが空気の透明度は秋や冬ほど高くなく、スカイツリーは確認できなかった。ここで昼食。そこを過ぎるとメインの登山道に合流して、エコーリフトの山頂駅までの登りが続く。さすがに人が多い。登る人も多いが下る人も多い。若い人がゆっくり登っているのに合わせていたが、火がついてしまったようで、無理のない程度にスピードであげて、混んでいる参拝は割愛して、1時間半で高尾山頂に到着。混んでいるので富士山だけを確認して、比較的空いていそうな稲荷山コースで下山を開始。1時間で下山する。高尾山口駅近くで、川に降りられるようになっており、多くの家族連れが川に入り、魚取りなどを楽しんでいた。高尾駅を過ぎて、再び南浅川に出て、今度は下流側を見て左岸の綾南公園を通って帰る。
自宅~3:00~高尾山登り口~1:30~高尾山頂~1:00~高尾山口~3:00~自宅。これって、歩く幸せかな。海外へ行くのと違って、円安の心配も少ない。

45kmの初詣

2024年01月07日 17時18分51秒 | 日記

新年である。新年と言えば初詣と思う方も多いかもしれない。ハイジイは、人生は確率の問題と思っているので、至って信仰心がない。では、神社仏閣に行かないかというと、多分一般の人より頻繁に訪れているだろう。日本で観光というと、その多くが神社仏閣に城である。京都・奈良と言えばお寺、日光と言えば徳川家康を祀った東照宮がある。山も、岩木山を御神体とする岩木神社や高尾山薬王院など神社やお寺と関係している。歩き回っているハイジイは、旅行でどこかに行くと、神社仏閣にお参りすることになる。
今年は近くの神社ではなく、少し遠くに行こうかと思って浮かんだのが江ノ島である。前回の小田原ー東京100kmウオークでは、江ノ島の前を通ったが江ノ島には立ち寄らなかった。自宅から江ノ島までグーグルマップで検索すると45kmだったので、時速4kmで歩いて11時間。1日の歩きには丁度良さそうである。初詣の人に合わせて、江島(読み方はえのしま)神社は大晦日から元旦は終日やっているようだが、家族の反対にあいそうなので、そこはこらえて、天候の良さそうな日を待つ。
2024年1月5日
1月5日(金)の午後8時に家を出発した。多摩ニュータウン通りから町田街道に出る。町田街道に並行して境川が流れ、境川は江ノ島大橋の傍の海に注ぐ。初めは境川沿いの境川ゆっくりロードを歩く。境川に沿った道路だが、他の多くの川と異なり堤防はない。照明はあり、路面も平坦で歩き易い。今夜は風もなく寒くもない。薄い手袋なので手先が少し寒い程度。厚い手袋も用意してある。前方に照明がなく、暗いところが現れたので町田街道を歩くことにする。町田駅が近づくころは、境川と少し離れてきたようなので、鎌倉街道と交差したところで、鎌倉街道を歩くことにする。しかし、これがまずかった。鎌倉街道は、鎌倉まで続くと誰だって思うと思うのだが。ところが、このブログを書きながら調べると、鎌倉街道は町田市の神奈川県境から府中市に至る延長18kmの都道だそうである。鎌倉街道を歩き出すと、高架橋で鉄道と境川(境川が東京都と神奈川県の県境)を渡り、下に降りられぬまま、国道16号線にぶつかった。鎌倉街道を探しても見つかるはずもなく、国道16号線を歩いてゆけばどこかで、境川を越えるはずと歩き出す。横浜に行く道路なので東に向かい過ぎているため、大和市で国道16号線から離れ、国道246号線が見えたところで、再び境川に合流できた。国道246号線を越えると、快適な境川サイクリング道路が国道1号線まで続く。国道1号線を越えると藤沢橋が待っていた。朝の6時。これまでに何回か通ったはずだが、小田原ー東京ウオークのときは全然思い出せずに、江ノ島からここに来るまでの間に右折して大回りをしてしまった。藤沢橋から一旦境川と別れたが、途中でまた一緒になったので境川に沿って歩く。朝早いのに何人もの人がカヌーを漕いでいる。国道に出て、地下道を通って、江ノ島大橋を渡る。三浦半島の上に雲があり、雲の上から太陽が覗いて、赤く染まっている。反対側には海越しに富士山が見える。江ノ島7時着。10時間くらいで着くと思ったが、11時間かかった。腹が空いて何か食べたいが、こんなに早くやっている店はなく、そのまま江島神社に行く。参拝の人がちらほら見える。神主や巫女は休んでいる時間かもしれないが、神様は休んでいないだろうから、参拝を済ませる。頂上に登り、南側の奥津宮まで行く。そこから、朝食のため片瀬海岸側に戻る。前回行けなかったイートイン付きのローソンに行ったが、荷物が置かれイートインは使用できなくなっていた。それで近くのデニーズに行く。コンビニよりファミレスの方がのんびりできる。朝食メニューは揃っていて良かったのだが、味はあまり好みではなかった。これから歩いて帰ることもできるが、少しのんびりするにして、一度寄ってみたいと思っていた。新江ノ島水族館に行くことにした。開園が10時で、少し時間があったので、海岸に行くと、寒い中多くのサーファーが海の中にいた。10時に水族館に行く。中は多くの子供連れの家族で混んでいた。海月(くらげ)の展示が有名で、海月が優雅に泳ぎ回っている。周りの海で毎日海月を捕まえているそうで、今日は8種類の海月を捕まえたと書いてある。見えたのは1匹だけだったけど。それはともかく、一通り見たので、竜宮城(?)のような江ノ島駅から小田急で帰る。

小田原ー東京100kmウオーク

2023年12月05日 16時27分01秒 | 日記
小田原ー東京100kmウオークというイベントがあった。80歳になったら出てみようと思っていた。最近チェックしたら、東京エクストリームウオーク100というイベントで相模川公園スタートのWESTコースと佐倉城址公園スタートのEASTコースに変更になっていた。小田原ー東京間は100kmかと思っていたが、実際はそれよりかなり短い。箱根駅伝では、大手町の読売新聞前から小田原中継所まで86.7km、ゴールの芦ノ湖駐車場までで107.5kmである。小田原ー東京ウオークでも途中に迂回コースを入れて100kmに調整していたようである。
実は、小田原ー東京間には特別な思いがあった。学園にいたころ陸上部の連中が小田原城ー東京(寮の在った世田谷近くの調布)間を走るということで参加者を募集していた。ホイホイと参加してしまったが、さすがに走り切れず、途中で棄権してしまった。今思い出してみると距離は75kmだったかもしれない。
それで小田原ー東京100kmウオークを一人で行うことにした。イベントに参加するメリットはあるだろうが、参加しないメリットもある。参加費(東京エクストリームウオークは18000円)が不要なのと、天候や都合に合わせて日時を調整できるメリットは大きい。
小田原城
12月3日(日)
午前11時10分に小田原着。出発の12時までに小田原城に行くのとラーメンを食べようと思っていた。まず駅から小田原城に向かう。立派な店はあったがラーメン屋はない。城に着いてから、コースの下見がてらラーメン屋を探しに行く。ラーメン屋が見つかったころには時間が無くなっていたので、コンビニでサンドイッチを買って城に戻る。大急ぎで昼食にして、12時出発。駅前を通ってから国道1号線に出る。海岸線を行くので時々海が見える。国道1号と海の間には、1号線のバイパスの西湘バイパスが通っているので、バイパス越しの海である。大きな建物や工場はなく、一般住宅が多い。歩いていて直ぐバランスが悪いのに気が付いた。右足はよく前に出て歩幅が広いのだが、左足が思うように動いてない。主に右足で歩いているようだ。
今日は、湘南国際マラソン大会が行われているようで、二宮町から江ノ島まで交通が規制されている。マラソン大会関係者のバスが次から次と通る。マラソン大会には、こんなに多くの人が係わるのかと驚く。大磯駅を過ぎてから国道134号線に入る。海岸に沿って松林を切り裂いた道路で西湘バイパスの続きのようである。人家はなく、整備された道なので気持ちが良い。4時半前には日が沈み、暗い中を歩くことになった。江ノ島が近づくとマクドナルドやファミレスもあったが、ローソンのイートインで食事にしようと思っていたので無視。午後7時前江ノ島入口到着。時速4kmで8時15分到着と見込んでいたので、ここまでは順調だった。ローソンのイートインを探したが、場所を少し勘違いしていたようで、断念してファミマで立ったままでおにぎりを食べて、直ぐに出発。ここから戸塚駅までが道がわかりにくいと思っていた。思っていたより早く右折の分岐で戸塚行きの標識を発見したが、思っていたところと違うようなのでそこは素通りした。しかし、駅の表示が出てきたのを機に右折してしまった。スマホで地図は見ているのだが、住宅地図なので道路が見にくいのと、細かく地図を見るのが面倒臭くなっている。そんなわけでかなり遠回りしたがどうにか1号線に合流した。まずいことに右脚が痛くなりだした。右脚を使い過ぎたせいだろう。戸塚駅には10時45分着。予定が11時15分だったので、まだ時間内だがかなり遠回りをした。幸運なことに、24時間営業のマックがあったので、そこで少しのんびりすることにした。夜の寒さに備えて上半身にシャツを追加し、下半身にパッチを着込む。少しボーットしていたら眠気も取れた。11時半出発。
12月4日(月)
駅ビルのトツカーナモールの出口で迷い、国道1号線でも、バイパスの横浜新道に行ってしまったようである。また遠回りして国道1号に合流する。右脚をかばって、右膝を棒のように使って、左脚で主に歩いていたのだが、どういうわけか左足のかかとの部分が地面に強く当たるようになった。最初は気にしてなかったのだが、それが激痛を伴うようになった。それで右脚も動かして普通に歩くようにした。横浜駅着4時。予定は2時15分着で、100kmとの距離調整のため、2時間ほど夜景見物をすることにしていたのだが、十分に距離調整をしたので、夜景見物は次の機会に取っておくことにする。国道1号線から国道15号線の第1京浜に入る。ここからは1本という感じである。6時になって明るくなりだす。7時40分に多摩川を渡って東京に入る。気分的にはゴールが見えてきた感じ。信号で止まることが多くなった。細い路地のような道路の多いところに第1京浜を通過させたので、路地ごとに信号がつけられたようである。歩道を歩いてゆくと交差点で横断歩道も歩道橋もなく、100mくらい戻って道路を横断して反対側の道路に行くこともあった。鈴ヶ森の刑場遺跡を通った。昔は森で覆われていたのだろう。道路標識には日本橋までの距離が刻まれているので、日本橋まで行こうかとも思ったが、小田原城からは江戸城に行くのが良いだろうと思い直し、12時45分に皇居到着。それから1時に東京駅着。
こうして、亡くなるまでにはやろうと思っていた小田原ー東京ウオークを成し遂げた。12月3日の12時から4日の13時まで、25時間かけて100kmを歩いた。心配した眠気は感じなかったが、右脚が痛くなり力が入らなくなった。左足のかかとは靴ずれなのか、当たると痛い。やはり、連続しての100kmウオークは負担が大きいようだ。夜歩いても、あまり面白くない。100kmのエクストリームウオークに参加する必要はなくなったから、長距離を歩くにしても、夜は寝て昼間歩くことにしよう。

皇居、二重橋前から

富士山一周(3)

2023年11月18日 10時11分46秒 | 日記
11月16日(木)
今日は距離が少し長いので朝5時に村山浅間神社を出発。国道469号線は富士山の中腹を通り、人家はないが、車は多い。子供の国やサファリパーク、十里木高原のそばを通過して、須山から須山浅間神社を通るルートを選んだ。469号線をショートカットするようだったが、道が狭いわりにトラックが多く、あまり正解ではなかった。また国道469号線と合流し、自衛隊の駐屯地越しに富士山を見ながら進む。グーグルマップでショートカット気味に山中湖を目指すが、グーグルマップのナビは、姑息に少しでも短い距離を選ぶが、錯綜した道を選ぶので、音声案内がどこを指しているのか混乱したり、道がなかったりで、使い勝手が悪い。それはともかく、どうにか国道138号線に出る。一息つく間もなく、標高1104mの篭坂峠までの登りである。さすがに長い。篭坂峠からは一気に山中湖に下る。昼飯はコンビニのおにぎりを公園で食べただけで、少し腹も空いてきたので、飲み物と軽食を期待していたが、適当な店もないので、結局セブンイレブンで飲み物とコロッケを買って店の外で食べた。せめてファミマのイートインで食べたかった。山中湖の西端を出発したのが4時半で、これから暗くなり寒くなってくるし、さすがに足の裏が痛くなりだしたので心配したが、富士吉田に向かって少し下っているようで、暗い中を快調に進んで、午後6時過ぎに富士山駅に到着。距離58km、13時間。
キャンプ道具を背負っていたので、少しは荷物はあったが、時速4km以上で100km以上歩くことができた。エマージェンシーシートを使えば、仮眠も取りやすそうで、エクストリームウオークの100km歩きも難しくはなさそうだ。しかし、浅間神社がいくつかあったが、お参りはせず、そばを通過してしまっただけだったので、今度は3日かけてもう少しゆっくり見物して歩こう。
(東京オリンピックのロードレースのコースを記念したモニュメント)

富士山一周(2)

2023年11月18日 08時24分48秒 | 日記
11月15日(水)
朝6時にキャンプ場出発。富士山に向かって南に進む。最初は薄雲の中に富士山の天辺だけが見えていたが、やがて富士山全体が見えるようになった。しかし空は雲に覆われているようである。国道139号線、通称富士パノラマラインに合流し、ここから反時計回りに、富士山を左側に見ながら一周する。道の駅なるさわはまだ閉まっているので素通り。富士山は木の陰に隠れて見えなくなり、後方にあるのだろうと思っていると、急に前方に現れたりする。西湖や精進湖を見ることなく通過し、本栖湖は立ち寄ろうかと思っていたが、道路標識では500m離れているのでやはり通過。道路から湖面がわずかに見える。山梨県では青木ヶ原樹海等で木が多くて展望が利かなかったのが、静岡県に入ると一変して、すすきの原が続き富士山がよく見えだした。朝霧高原になったようである。12時に道の駅朝霧高原に到着。食堂で昼飯を取り、これから先コンビニがない場合に備え夕食分の食糧も購入(実際は、コンビニはあった)。1時に出発。南に向かっていた国道139号線の富士宮道路から、北山の交差点で東に向かう国道469に変更して、御殿場を目指す。少しずつ人家が減ってゆく。午後6時に村山浅間神社に到着。綺麗なトイレがあり、案内所の周りにはベンチも用意されていたので、今夜はこの辺で野宿をする。距離52km、12時間。予定通りである。
朝霧高原からの富士山