Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

吐露する

2006-03-07 00:05:48 | 産業カウンセリングのこと
産業カウンセラーの講座は通信で学んでいる。レポートが3回、問題集形式の課題が6回ある。1回目のレポートは「最も心に残っている私の少年・少女時代の思い出」だった。先日の面接実習の中でも、この課題の振り返りを行った。何名かの人が率先して発表した。皆さん、ノスタルジックでセンチメンタルな感じ。私も誰も名乗りを上げなくなった頃に挙手し発表。私のは結構ドロドロで、全く可愛げないです(笑)
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小学校3・4年生が一番楽しい時期だった。とてもよく遊び、習い事も熱心にした。担任にも恵まれ今でも親交の続く友人にも出会った。印象に残っているのがクラス内での「班活動」であった。クラスを6班に分け、学級運営上の係を担当したり、ゲームで競い合ったり、協力・団結して目的を達成するのが狙いだったと思う。私はいつも班長や班長補佐の役割だった。他の班よりも何かで上回っていたかったし、ゲームでもとにかく勝ちたかった。自分史上、一番負けず嫌いな時だったと思う。多少スタンドプレイを好む傾向にあったが、クラス全体の一体感のようなものが好きだった。いじめられている子や運動が苦手な子と一緒に練習をしたり、おせっかいな子供でもあった。しかし、何か手伝いながも多少の優越感を感じていたところもなきにしもあらずだ。また毎年学級代表や委員だった。

しかし、ある年の学級代表の選挙に初めて落選した。職員室に呼ばれて、先生の前で普段は全く泣かない私が無言でおお泣きしたのを覚えている。屈辱的だった。同時に自分が当然選ばれると思っていたうぬぼれにも気づかされた。謙虚であるこということの意味はこの時まだ知らなかったと思うが衝撃的な出来事だった。落選したら恥ずかしいと思いつつもその後も立候補を続けた。6年生のときには児童会の書記になった。会長でないところが私らしい。程ほどに目立ちたかったのだろう。
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家族のことを書いた人が多かった。私は書かなかった。エニアグラムのワークショップでも家族のことを書いたことがないし、この先もないと思う。なぜだろう?

レポートには先生から「今回の出題の趣旨は自己開示で率直な吐露がすばらしいです」と書かれていた。こんな恥ずかしいことを公開できるようになってしまったことがコワイです(苦笑)自分がどんな根っこを持った人間なのかまた見せられたような課題でした。
今もそんなとこあるようなないような・・・
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8 コメント

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Unknown (ころん)
2006-03-07 16:42:42
「吐露」、生々しく伝わって来て、強く心を揺さぶられました。

こんなに私の心がドキッとしたのは久し振り。

そう、何を隠そう、私は「多少の優越感」を感じていることがすごく好きだったし、ほどほどに目立つけど失敗しない、という方法をすでにとっていたなぁと、まさに小学4年生のころ。



そして私もまた、家族のことはかなり意識から抜け落ちていて、エニアワークでも書いたことがないしこれからも書かない気がするのです。うーむ。なんでだろうね!?

家族ネタを避けてるわけじゃなく、ほんと、あまり意識しないって感じなんだけど。
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優越感、好き? (はる)
2006-03-07 22:46:14
ころんさん

こんな恥ずかしいこと書いといてどう思われるかと思ってビクビクしておりましたが、強く揺さぶられたとは、ちょいと安心しました。しっかしねー、優越感って今はどうでしょ?今、ふと自分の優越感みたいなものを感じると何だか嫌なやつだなあって自分を責めてしまいます。交流分析のラケット感情(お気に入りの不快な感情)にも「優越感」があります。以前の職場で自称「タイプ4」の方が、「優越感って不快な感情なの???」って驚いてました。「浸りすぎる」と今ここで解決しないといけない問題を見過ごしたり、暖かいコミュニケーションができなかったりするとは思いますが、何か人を動かすエネルギーにもなり、複雑な感情だなあと思います。家族が出てこない・・・これも同じっすか(笑)



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Unknown (ころん)
2006-03-08 09:47:01
うーむ、「優越感」に対する感情もソックリです。

「ふと自分の優越感みたいなものを感じると何だか嫌なやつだなあって自分を責めてしまい」って、まさしく私もそうなのです。

だから優越感を感じてないふりしたり(自分で自分の感情を誤摩化すっていうか)、あるいは優越感を感じたらすぐ「いやいや、謙虚にならねば!」と自分を戒めてみたり。

けれど複雑なもので、やはり優越感を感じられるのは心地よく、自分を向上させる原動力にもなるし、精神的に安定するし自己肯定感にも結びつく・・・かな?



「何か人を動かすエネルギーにもなり」っていいうのは、どういうことですか?
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そそそ・・・ (はる)
2006-03-08 21:31:47
ころんさん

またもや私ども同じでございますか・・・

「人を動かすエネルギー」というのは「自分を動かす」という意味ですので、ころんさんの言うところの原動力のことです。

しっかし、私は優越感が原動力かしら??無意識なのかもしれないけど、心のどこかで「人より何か上回っていなければならない」という囚われはあるかもしれません。特に「なめられる」「見下される」というのはかなり耐え難いことのようです。最近、怒るスイッチがそこにあるのをはっきりと認識しました。何で上回るかは「質」「内容」なのです。仕事も「量より質」の傾向が強いようです。そうとは言え、最近「よく同時並行でいろんなこと考えてるよねぇ」って言われてます。同時に平行して何かをする、これも無意識のうちにしていることですね。これも同じかしら・・・
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Unknown (あやビー)
2006-03-10 23:15:04
こんばんは。初めまして。あやビーと申します。



私は去年養成講座で学びました。そしてこのお題のとき、小3の時の担任になぜかことごとく嫌われたということを書きました。もちろん、そのことは、中学生くらいになって気づきましたが。

そのときは、先生に好かれようと必死。学級委員になった時は今でも先生がした、イヤーな顔を覚えています。ちょっとしたトラウマ。



なんとなく、同じ時期の話を書いてたのに共感してコメントさせていただきました。
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そんな・・・ (はる)
2006-03-10 23:30:23
あやビーさん



はじめまして。産業カウンセラーとしては先輩なのですね。それにしても、担任の先生に嫌われたという思い出とは・・・(苦笑)

私は逆で、先生の前では結構悪いことをしたり、困らせてたりしました。幼心に贔屓されていると思うことがあり、それが嫌だったのだと思います。

反対ですね(笑)

好かれようと必死だったとは、どんなお気持ちだったのでしょうか?私だったら、悔しさが原動力になるかなぁ・・・

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Unknown (ころん)
2006-03-12 17:14:38
「心のどこかで「人より何か上回っていなければならない」という囚われはあるかもしれません。特に「なめられる」「見下される」というのはかなり耐え難いことのようです」



というの、まさに私もそう。

言われてみて、ハッと気付きました。

私は人から見下され舐められることなんてないから!くらいに思っていたことに。見下されたらめちゃくちゃ不愉快に思って怒り心頭かもな~。実際そういう体験したことは思い出せないんだけど・・・。

それくらい、初対面の時の自分の第一印象を特に大事にするし、職場では「落ち着いて有能な女性」であるように、最初の印象づけも大事!って思ってるし。

ん~、こわ・・・。ほとんど無意識に、そうするのが職場では当然でしょ?くらいに思ってましたよ。



そして、同時並行に物事を考え、また行動するのは私の特徴ですわ。そう、無意識。



いや~ん、こわ~~~。



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同じ囚われを持つ者たち (はる)
2006-03-12 23:12:13
ころんさん

いやはや、同じだったんですね、そんなところまで(笑)

私の場合は、自分で言うのもどうかと思うのですが、たぶん見た目が実年齢よりも若く見えるはずです。なので、いろんな意味で、最初は全く期待されませんが(笑)しかし、少し付き合っていくと「何だかもっともらしいこといいやがるヤツだな」という雰囲気が相手から伝わってきて、結果的にいい関係をつくることができるパターンが多いです。



しかし、最初から「ディスカウントされているな」と私が感じてしまうと、なかなかその方とのいい関係を作るのが難しいです。私自身は自分がされては嫌なことを人にはしたくないので、いつも付き合いは目線をそろえるあるいは見上げる関係でいたいと思っています。



落ち着いて有能に見られたいというのは、あまり自覚ないです。ただあたふたしたり、動揺しているのを見られるのは嫌ですね。有能かどうかは結果ですが、いくつになっても、能力を高めることは大切だと思っています。自分の努力と自信により得られた能力面での優越感で周囲をプロモートしている時の自分が上手くいっている時の私だと思います。



同時並行・・・アイディアは質より量、そこから集約していく、異なるものを結び付けていく、そんなプロセスが好きです。

同じタイプなんでしょうね・・・あたくしたち

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