Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

メンターを知る

2009-01-10 10:53:41 | 産業カウンセリングのこと
勤め人ではなくなって、自分には上司がいません。
実際には、4年前を最後に自分には上司らしき上司がいなかったと思っています。

そうは言っても、第三者から助言をいただいたり、人を紹介していただいたりとそんなことで「ありたい自分」を叶えてきたように思います。

昨年、遠くに住む、大事な友人が心を患い休職しました。近くに行った時に、話を聴いたり時期をみてメールをしたりとはしていました。

しかし、そもそも利発な彼が望んでいたのはそれだけでよかったのか、カウンセラーという鎧を脱いで考え見ると、人それぞれ支援の仕方は違うはずだと思えてなりませんでした。

職場での問題が引き金になって、心の病になる人が増えています。

私は、投薬やクリニックへの通院、休職の前に、「利害を超えた人と人のかかわり」が必要だと思っています。

話を聴いてくれるだけでなく、その人の事情によって、自分の経験で問題解決のアドバイスや人脈を紹介してくれる人が、もっとたくさんいたっていいと思っています。

過去に、こんな本を読みました。

仕事も人生もメンターがいれば、うまくいく―ビジネス成功の90%は人脈で決まる
宮崎 ゆかり
ユウメディア

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この何年か私はそういう人たちの支援を受けているのですが、本人たちは気づいていないのですが、彼らは「メンター」なのです。

この本を読むと、メンターとの出会い方なんかも、副次的に理解できたりします。

時々、アドバイスや紹介してくれる人物が、ちょっと違うかな・・・と思うこともあるのですが、「ちょっと違うけどやってみよう」とか「ちょっと違うけど会ってみよう」とか思うことが次のチャンスにつながったりしています。

また、なぜ違和感を感じるのか、そこで立ち止まって自分の意志を確認する機会にもなりました。

本人たちは気づかないかもしませんが彼らは私にとってメンターなのです。

諸姉諸兄からみる、小娘的な私の可能性に見通しが立っているんですよね・・・。
そして、惜しみなく分け与えてくれる。

こういう人たちがもっと身近にいると、自分の目指したいものに近づける人がもっと増えると思うし、心の病に陥る前の閉塞感を打破できると思うんです。

そして自分自身も自分の経験や人脈、学習機会を相手に合わせた形で還元できるようになってきているのも確かです。

読者の皆さんの中にだって、会社の先輩・後輩の関係の中で、すでにメンター的な役割を求められている方っているでしょう?

それぞれの立場で人は皆、メンターになれるし、メンターと出会えると思っています。

あなたのクリックで今年も元気 


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2 コメント

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大切です! (hiro1)
2009-01-10 20:11:37
人と人との関係性が希薄化する傾向の中で、さまざまな場面でそのひずみが噴出していると感じます。

決して強い繋がりでなくて良いのです。自分は誰かに支えられている(愛されている)と実感できること。あるいは、少しはだれかのお役にたてていると思える(紐帯)、そのことが社会の中での意欲格差の解消の一助となったり、いろんな場面でおきている突発性・衝動性事件の予防線になるのではと考えます。

個人的には、「しっかりと向き合い、聴くこと」
⇒「熟考する(何故?そうなるかを深く考える)」
⇒「伝える(発言する)。オピニオンダイバーシティーを発揮する。」を、小さなことからで良い、自分の周りから現場リアリティ(形に残す)をもって実行していくことが大切と考える今日この頃であります。
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緩い紐帯 (はる)
2009-01-10 22:36:13
hiro1さん

ご無沙汰しています。
「しっかり向き合い、聴くこと」大事ですよね。
なのに最近の私は、熟考もできていなかったし、思い込みで話をきくことが多いんです。

ばたばたしてました。
小さなところからゆとりを持ち、熟考して行動したことが形になるようにしたいです。

誰かや、何かが変わることを待つよりも、足元のできることから変えていくことですよね。

私も実行します。

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