中秋の名月・・・・

「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」(詠み人知らず)
十五夜の満月の美しさは群を抜いているようです。

ススキと三方にの乗せられた月見団子。
里芋やら栗やらの色とりどりの秋の稔り。

満月を見ながら秋の夜長の一時をゆったりと過ごす。
近頃では何かの雑誌のグラビアの中の風情でしょうか？

お飾りは兎も角、デジイチでの撮影はせずとも眺めたいとは思います。
ところが夜空は曇り、雨こそ降りませんが満月の朧影さえも見えません。

普段は然程に気にしませんが見れないとなると惜しい気がします。
「月の光は心を惑わす」とも言います。

満月は然程に魅惑的な力があるのかも知れません。
見えない満月を心に描いて杯を傾けて過ごすのも一興のようでもあります。