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ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

こんな夢を見た。7

2012年07月20日 02時21分00秒 | 夢日記
新聞を開いたところ、「私の履歴書」的コーナーに目が留まった。
中年男性の顔写真が載っており、
「こうして日々、研究に打ちこんでいるのだが、私の研究とは実質的に、
『家でひたすら映画のDVDを見る』ことなのだ。最近娘に、
『お父さん、いっつも家にいてうざくてキモい』と言われるようになり、つらい。
スターのファンを『追っかけ』と言うが、私もそろそろ『追っかけ』を卒業し、
『追っかけられ』になりたい。銀幕のスターになるのは無理であるが、
研究の分野での『追っかけられ』を目指し、
娘に対して胸を張って、家でDVDを見られるよう努めたい」
と書いてあった。中年男性の肩書きは、「映画史研究家」となっていた。
なんかいろいろ大変なんだな。それにしても「追っかけられ」って……。
と、夢のなかで思っている。


こんな夢を見た。6

2011年06月02日 10時40分16秒 | 夢日記
病床の兄は眠りながら布団のうえで手をさまよわせることがあり、そういうとき、わたしの母は黙ってその手を握ってあげる。
やがて目を覚ました兄は、つながれている己れの手と母の手とを見て、「なにか?」と必ず言うのだ。自分のほうが握ってほしそうだったくせに、照れたようにぶっきらぼうに、まるで母が用があって手を握ったためにおれは目が覚めてしまったのだと言わんばかりの口調がおかしく、わたしはいつも少し腹の立つような笑いたいような心持ちになる。
母はなにも言わず微笑んで兄の手を握っており、母の隣に座るわたしもやや身を乗りだして兄のもう片方の手を握る。兄は天井を見上げ、黙ってされるがままになっている。わたしたちはいつもこうして……

※という夢を見た。上記の文章が文字となって浮かび、その向こうに、日本家屋の一室に布団をのべて横たわっている男と、その枕辺に並んで正座する母と娘の映像が見える。なるほど、これは正岡子規の『病牀六尺』の再現VTR(?)なのだなと夢のなかで私は了解する。起きて考えるに、読書の記憶が遠すぎて定かでないが『病牀六尺』にこんなシーンはどうもなかったような気がしてならず、なぜ唐突に正岡子規なのか、そもそも「兄」は本当に正岡子規だったのか、すべてが謎だ。

こんな夢を見た。5

2011年01月06日 13時39分01秒 | 夢日記
浜○○ゆみと結婚式を挙げる。
○ゆも私もウエディングドレス姿だ(○ゆは純白、私はシャンパンゴールド)。
○ゆの専属スタイリストがリ○ー・○ランキーにそっくりで、親切にも私の髪の毛まで手早く結い直してくれる。○ゆと私はここまで(「ここ」というのは式場だ)、マスコミ攻勢をかいくぐってやってきたので、リムジン(らしきもの)を降りるときにもみくちゃになり、せっかくセットした髪の毛もやや乱れてしまったのだ。
本来だったら、スタイリスト氏にお礼を言う局面であるが、あまりにもリ○ー・○ランキーに似ているため、「え、本人?」「ちがうよな」という思いが入り交じり、笑いをこらえるので精一杯だ。結婚式をまえに、私は高揚しているらしい。箸が転がってもおかしい年頃に逆戻りした気分だ。
○ゆが、「もうすぐ時間だよ」と呼びにくる。○ゆはまばゆいぐらいに美しく、直視がはばかられるほどだ。
私たちは、手をつなぐわけでも腕を組むわけでもなく、しかし互いのあいだに通うたしかな愛情を感じながら、誓いの言葉を言うために、宝塚の大階段のような電飾でキラッキラの階段をゆっくりと上っていく。

※○ゆと結婚だなんて、どんだけおこがましいんだ自分! と、目が覚めてしばし恥ずかしさに悶絶する。
新年早々の「○ゆ結婚」の報に、なんらかの影響を受けたものと思われる(紅白のウエディングドレス姿の○ゆを見なかったことが、かえすがえすも悔やまれる)。リ○ー氏は、箱根駅伝の合間に流れるビールのCMに出演していたので、そこからなんらかの影響を受けたものと思われる。そのCMには妻○木も出ていたのになあ。どこを取り入れ、どこを切り捨てるのか、夢監督の判断の基準を切に知りたい。

こんな夢を見た。4

2010年06月23日 02時24分44秒 | 夢日記
政治家の小○○郎と、ワイルドシティまほろのホテルで結ばれる。正確に言うと、結ばれんとしてホテルの廊下を一緒に歩いている。ホテルは小○○郎が権力にものを言わせて取ってくれた。もちろん、部屋はふたつだ。部屋の鍵はキーホルダー部分が木製で、私のキーホルダーには「626」、小○○郎のキーホルダーには「624」と刻印されている。
団体さんの宴会が終わったところらしく、お膳がそこここに乱雑に置かれ、着物姿の従業員の女性たちが忙しく立ち働いている。そのなかを、小○○郎と私は部屋番号の表示をたしかめながら歩く。
「小○さん、あとで下のコンビニでお茶と煙草を買ってから、そちらの部屋にうかがいますね」
と、私は小声で小○○郎に言う。私は彼に好意を抱いており、「先生」とは呼びたくないと思っている。
「雨が降ってきているよ。わたしが買いにいこう」
と、小○○郎は言ってくれる。
「ううん、だからこそ、私が行きたいんです。小○さん、けっこう年なんだから、雨に濡れて風邪でも引いたら大変でしょ」
それに、小○さんがうろうろ出歩いて、妻じゃない女との密会がばれたら大変でしょ。と、私は心のなかでこっそりつけ加える。
こいつめ。うふふ。的な、じゃれあいをする。
私が小○○郎と会ったのは、今晩のことだ。偶然、居酒屋で隣りあって意気投合した。ちょっと酔いがまわってきたころに、
「このあと考えなければならないのは、わたしたちがホテルに行くかどうかだ」
と突如として小○○郎が持ちかけてきたので、私はたいそう驚いて、
「小○さんは私とホテルに行きたいんですか?」
と尋ねた。
「行きたい」
と小○○郎は言った。すごく純粋な目で、でも、「もちろん断ってもいいんだよ」という余裕も含んで、小○○郎は私をまっすぐに見ていた。
「私もです」
と私は言った。
小○さんが私を、権力にすぐなびく女だと思ったらどうしよう、と少し心配になった。それから、小○さんはきっといつも、小○さんのことを本当に好きになってホテルへ行く女のことも、心のどこかで「俺に権力があるからかな」と少し疑ってしまうんだろうなと考え、それはちょっと哀しいことだと思ったのだった。
部屋はなかなか見つからない。目が合うたびに、小○○郎と私は、「困ったね」という気持ちと、「なんだか照れくさいね」という気持ちが混ざった微笑みを交わす。私たちは適度な距離を保って、緊張と興奮で早足になるのをなんとか抑えつつ、ホテルの廊下を歩いている。

※なんとも妙な方向に暴走しだした私の夢。魂のやる気を養いすぎたか……!

こんな夢を見た。3

2010年04月06日 14時23分15秒 | 夢日記
どうやら一人暮らしの女子大生の部屋らしいと推測される、しかしだれの部屋なのかはとんとわからぬワンルームマンションの一室で、私は「カッティカ・フルティーカ職人」のおじさんと向きあって床に正座している。小柄で背広姿のおとなしそうなおじさんは、かたわらのローテーブルにタッパーのような箱を載せた。プラスティックでできており、蓋は白、本体部分は透明だ。
「わたくしどもカッティカ・フルティーカ職人は、この、フィンランド製のカッティカ・フルティーカを使って作業にあたります」
おじさんは鞄から取り出した洋梨らしき果物を、カッティカ・フルティーカの蓋部分に猛然とこすりつけはじめた。白い果肉が薄くスライスされ、カッティカ・フルティーカの内部に溜まっていくのが見える。
それ、テレビの通販番組とかでよく見かける道具……!
「職人技じゃあ全然ない!」
と、大爆笑したところで目が覚めた。

どうして夢のなかだと、我慢すべきところで我慢しきれず、笑いを迸らせてしまうのだろう。

こんな夢を見た。2

2010年02月09日 01時26分15秒 | 夢日記
私は七、八歳の子どもで、両親(現実の両親と同じひとたち)と暮らしている。
ある日、庭に面した窓ガラスが割れる。なにものかが侵入を試みたようだ。
不穏な気配。父は割られた窓ガラスを見て、沈鬱な表情でつぶやいた。
「ワルチ○コ……」
その一言を聞いた私は、咄嗟のうちにすべてを察した。
そうか、お父さんは、寒い国から来たスパイだったのか! そしていま、スパイの同僚ワルチ○コが、なんらかの理由で我が家に攻撃(脅迫)を仕掛けてきているのか!
父がスパイだったという事実もさることながら、ワルチ○コという同僚の名にも幼心に衝撃を受け、
「お母さん、たいへん、たいへん!」
と、廊下を駆けだす私なのだった。

※起床してしばし、「俺の脳内はどうなってるんだ」と苦悩するも、「そんな言葉を口に出す父が悪い」という結論に落ち着く。


こんな夢を見た。

2009年10月05日 13時44分51秒 | 夢日記
なかなか会うことのできない友人が、「旅に出よう」と急に誘いにくる。
「週明けが〆切の原稿がいくつかあるんだが」と思いつつも、
「まあ、たまには週末の小旅行もいいかしら」という気になって、
連れ立ってタクシーに乗り、港へ向かう。
……え、港!? とたじろいでいるうちに、大きな船のうえだ。
聞けば、北極探検ツアーだそうではないか。
それ、何日かかるの?
みるみるうちに大海原へ漕ぎだす船。携帯(PHSだが)はとっくに圏外。
もうダメだ、原稿は落ちた。海の底まで沈みたい気分になるが、
友人は、「あんたは肝心なところでちっちゃい!」と断言する。
「ほら見てみなよ、この景色を!」
見わたすかぎり、海しかない。鳥の影が黒く空をよぎり、
夕日が水平線あたりの海面を輝かせている。
かすかに冷たい潮の香りが肺を満たし、「まあいいか」という気分になった。
やがて、北極が見えてきた。
遠目には白い氷の塊なのだが、上陸してみると緑の草が地面を覆っていて、
とてものどかできれいな場所だ。
ハンターの格好をしたおじさんが添乗員らしく、
小旗を掲げて一行を誘導する。
向こうの崖のうえを、シロクマがのんびり歩いている。
すかさず双眼鏡で眺めるも、距離がありすぎて細かいところまではよく見えない。
もっと倍率の高い双眼鏡を持参すべきだったと、少し後悔する。