「国ゆうのんは、ろくなことせんもんや」と何かの折にちょいと口にしたのは、随分前に亡くなった祖母である。彼女は戦争中、大日本婦人会(だと思う)に所属して――積極的に入ったのか強制されたのかは知らないが、ともかく所属して、千人針(※)を縫ったり、日の丸の旗を振って出征する人達を送ったりしたようだ。直接じっくり話を聞いたことはないが、「この戦争は正しい」「日本は勝つ」と信じ込んでいたらしい。
私の母もそうだったようだ。軍国少女だったのである。おもしろいもので(というと語弊があるが)、母の二人の姉は違ったらしい。まだ純粋な?年頃だった妹弟(母や叔父)とは違って、もうコドモという年ではないから、口づてにひそかに伝えられる情報をキャッチしていたのかも知れない。母に聞くと、二人でこそこそと「(ラジオなどの報道について)絶対あれ、嘘やよねー」などと囁きあっていたという。ただし、むろん他人に言ったりはせず、外ではリッパな愛国者の顔をしていた(そういう人達も多かったのではないか)。
ともかく、祖母。明治生まれでオカミのなさることは正しいという教育を受けた彼女は、国が間違ったことをしでかすなどあり得ないと信じていたのだろう。だから、敗戦で世の中がひっくり返った時、つくづく「国ゆうのんは、平気で国民をだまくらかすもんやなあ」と思ったのであるらしい。
彼女は根っからの保守的人間で、選挙でも(いや、尋ねたことはないんですが)多分自民党に投票していたと思う。あるいは保守系無所属の候補に。ただ、その保守性は「オカミからぎゃあつく言われんと、しずかーに暮らしたい。国には、大げさなことはせんといてほしい」という感情に裏打ちされていた気がする。彼女は死ぬまで共産党嫌いだったが、どうやらそれは「共産党が大きくなったら、革命戦争ゆうもんが起きる。また国の都合で死ぬ人が出るんや」と思っていたからであるらしい。
「ほんまに戦後はようなった」と言うのも聞いたこともある。祖母が生きていたら、戦後レジームからの脱却だの、美しい国だのというイキのいい言葉を聞いてどんな顔をするだろう。「もう勇ましい話は結構や。国ゆうもんは、大きな顔せんといてほしいワ」と言いそうな気がする。
(祖母が生きていたら――「無難な選択肢」として民主党に投票したような気がしてならない。その祖母と、どんなふうに言葉を交わせばいいのだろうかと私は最近けっこう真剣に悩んでいたりする……)
最近、安倍首相はこの2つの言葉をあまり使わなくなったそうである。上滑りだとのことで党内の評判も悪いらしい……が、ひとつふたつの「単なる言葉」の問題ではない。これからも「もう少し耳障りよく」化粧しただけの、同じような言葉が次々と出てくるだろう。バーチャンが愛国婦人だった頃のように。
※弾よけの護符として、手拭いのような布に千人がひと針ずつ縫い目をつけて出征する兵士に贈ったもの――であるらしい。
自慢してるようには思いませんがねえ~ それとも自衛隊に入る勇気がなくてコンプレックスをお持ちなの? ちなみに私は入る勇気も戦場に行く勇気もないので、憲法9条を護りたい派です。。。
フェルト芯さん
すばらしい!逆説ですね。。。
>巧言令色鮮矣仁”とは口ばかり上手な人と色好みの人という意味
口ばかり上手、というのは知っていたけど、「色好みの人」というのは初耳だけど、どこに載っているの?
いまのところ、ネットで得られたのは、辞書的な意味だけだけど。
★「令色」の「令」は「善」の意、「色」は顔の色の意で、顔色をよくすること<国語大辞典(小)>
http://www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien02/ka17.html
私の悪質な荒らしコメントで大変不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げます。
途中、何度も 「やめよう、もうやめよう」と思いながらも自分でも理解できない高揚感に突き動かされ、ここまで書きあげてしまいました。
今では自分の無思慮な行為に顔から火が出る思いで心から猛反省しています。
今後一切「華氏451度」様へのコメント書き込みは行いません。
本当に申し訳ありませんでした。
どうしたんだよ赤報先輩!
てめえの信者がこんなカス共に晒しにあってるってのに庇うどころか、知らぬ存ぜぬ高見の見物か!
なんだ!このザマは!
「祖国のためなら戦う用意はある。」だと?
てめえの信者一人守れねえ腰抜けのくせにきいてあきれる。
イジメはいじめられる側にも問題があるってか?
てめえの姿は俺が厨房時代クラス全員からイジメにあってた時のクズ担任そのものだ!
まったく、とんだ偽善者野郎様だぜ!
恥かかせんなよ先輩・・・。
人が先輩、先輩言っておだててやってりゃいい気になりやがってよ。
なんかさめたわ。
もう二度とこねえよ。
バーカ。
日本語には比喩的表現っつーものが、明示的な比喩と暗示的な比喩とあるわけでしてねぇ…なんて、国語の授業のような説明は本業の国語教師の方にお任せしたいんですがなぁ、やでやで…勉強しなさい、という言葉を、そっくりお返ししたいと思いますな。
つかね、初対面の相手にこんな食ってかかり方をするような人間、少なくとも普通の一般企業じゃ採用してもらえないよ。人に勉強しろと言う前に、社会生活を営む上での常識から勉強し直して来なさい。それができるまでは、亡くなった先代の桂文楽師匠や先頃引退した三遊亭圓楽師匠のように引っ込んで出てこないことを強くお勧めするよ。
“巧言令色鮮矣仁”とは口ばかり上手な人と色好みの人という意味であって、剛勇の者ではないのですがw
もうちょっと勉強しよな・・・・・
コメントのタイトルに記しましたが、言葉でいくら勇ましさを誇ったところで、それが実際の剛勇には結びつかないのです。巧言令色鮮矣仁、なんて、論語(あたしは老荘思想の方に惹かれる人でして、論語は基本的に好みませんが)の一節を引くまでもないことですが。
剛勇の害悪については、今回は主要なテーマではありませんし、端折りますけども。
初めて相対する人物に対する非礼な振る舞いにつきましては、あたしは自身が礼節を示されるに足るなどと思い上がってはおりませんので、あたし個人は問題にはしませんが、あたし以外の相手に同様な振る舞いをするのであれば、躊躇なく諫言することを明言しておきますね。
貴様に一言言っておく。
赤報先輩のご寵愛を受けるにかなうのは俺のような真のカスのみ。
貴様ごとき半端なカスがいくら物欲しげにケツふって先輩の周囲を蚊トンボよろしくヘロヘロ飛び回ったところで一瞥もくれてはもらえぬわ。
哀れな奴。
自分です。 フエルト芯です!
実はきのうのことなんですけど、赤報先輩からありがたいお言葉いただいて無意味にテンションあがっちゃった自分は、一念発起してニートからフリーターへのステージアップを図るべく新聞屋さん(もちろん朝日)に使ってもらえないか思い切って押しかけてみたの。新聞配達なら職場の人間関係も少ないだろうし、これなら対人恐怖症の俺でもOKかなーとか思って。
そうしたら原付免許ないからって一発ではねられちゃた。
俺はやっぱりだめなオトコです。
赤報先輩!こんな自分ににパシッと一発気合入れてやってください!
あ、そうだ。ひょっとして赤報先輩、産経とか読売関係者にコネとかありません?
俺たちブサヨに真似のできないことを平然とやってのけるッ!
そこにしびれる!あこがれるゥ!
赤報先輩のスーパー説教タイムが読めるのは華氏451度だけ!
華氏さま、ご無沙汰しております。亡くなった林家三平師匠じゃございませんが、こんち大変でお身体大切にしつかぁさいね。
ていうか、赤報隊さんとやら。そういうご自分は自衛隊に入隊(勿論、一番下っ端の2等陸・海・空士で)して、実際に自衛官として(少なくとも2年以上)勤務した上でものを言ってる? あたしには、とてもそうは思えないんだけども。
ついでにねぇ、今上天皇陛下に軽く言及しておくけれど、何年か前の園遊会で。当時東京都の教育委員を務めていた、将棋棋士の米長邦雄氏の発言に対する返答、覚えてるよね? 皇室を尊崇するあぁたが、この発言に込められた陛下の真意を理解してないはず、ありませんやねぇ?
我々日本の皇民には皇室の繁栄のために身を捧げるという高邁な使命がある。たとい無名の一村民であっても人間も陛下のお役に立てるならば、その者は日本人として大変に尊いのだ。反対に名を成す者であろうが、権利ばかり主張して義務を果たさない戦後教育基本法の連中は虫けら同然だ。クズだ。君はそんな生き方をしないようにな。
起立!
東の旭日に向かって三拝!
君が代斉唱!
天皇陛下万歳!!
なにしろここ数年、親以外の人間とまともな会話って無かったからな。
とりあえず「コンビニの店員とちゃんと目をあわす」くらいの所からやっていこうかと。
運動靴買った。今日から毎日走るぜ。
かまってくれてありがとうな。
君は惨めな人間だな。
人間は利害関係でないと繋がれないと考えているんだな。
君のような人間を生み出したことが戦後レジーム最大の罪である。君は人を愛するということを知らないのだ。愛はどれ程誰かのために自分を役立たせるかということなのだ。他人のために自分の命を犠牲にする。ここはもはや宗教の原点でもある。およそ宗教で愛を説かないものはあるまい。自らを犠牲にしてお国のために尽くす。これは愛なのだよ。金と利権にしか興味を持たない君のような者にこれは馬の耳に念仏でしかないが。
フェルト芯君。
君自身がヘタレなのではない。君は自分をヘタレだと思い込んでいるのだ。君に必要なのは人と実際に付き合う経験だ。自分を強制的に集団生活の中に置いて見給え。このままずるずると生きていても君は死ぬまで一人ぽっちだろう。一生に一度大博打を張ってみたまえ。死ぬ気で飛び込んでみるのだ。自衛隊に体験入隊してみたまえ。軍の規律は始めは苦しいだろう。だが同じ苦しみを背負う仲間と話すことができてくる。同じ釜の飯を食った仲だ。郡の規律ある生活は君を孤独から救うだろう。
誰に対して言ってるつもりだ。コラ。コンビニの面接にもビビッて途中で逃げ出すヘタレの俺だぞ?自衛隊なんかにぶち込まれたら一日、いや一時間で死ぬわ。
お前過大評価しすぎ。
しかし…今になって見直せば6月29日付の俺のコメント。なに?この上から目線。「実績」って…。
俺ニートなのに?
プッ。こら赤報隊も怒るわ。
それにしてもインターネットって本当に怖いね。人格変わるわ。(ネット歴4ヶ月です)現実生活ではコンビニ前でタバコ吸ってる女子高生集団にも目線はずしてスルーの俺が(赤報隊はどう?)こんなおっかなそうな人たち相手にいっぱしのセリフほざけるんだから。
ちなみに俺の実績は高校卒業後バイト生活を経て就職するも数年でクビに。以降ニート生活のまま現在に至る。です。それと俺がニートなのは小泉構造改革とは一切関係有りません。単に俺個人の人間性の問題です。
それにしてもニート生活が長く続くと、「いっそ徴兵制でも復活してくれりゃ…」なんて気分も心の隅にちょっと沸き起こったりするから怖い。こうやって人はネトウヨになっていくんでしょうか…。
ひょっとしたら、もうちょっとやさしい口調でバシッと言ってくれたら赤報隊でも俺ぐらいは説得できるかもよ。
あと、皇極院詩織へ。この程度のコメントまとめるのに二日かかったよ…。
自分の家族のことしか考えんこいつらがなんで勇者だ。こういうやつらが日本を腐らせたのだ。それにプータローは国を腐らせる元凶である。福祉に寄生する下等虫である。真に働く意欲があるなら自衛隊に入隊するであろう。それが日本皇民である。天皇より戴いた命だ。天皇にお返しするのが道理であろう。自分の事に捕われるな。日本の青山を想え。悠久の皇室を想え。我等は皇国の誉れある民族である。自分を誇れ。ギャーギャーわめくのはみっともないぞ。自分の栄光を思うな。陛下の栄光が万邦に輝くのを想え。我等はこの日本人だ。大空を仰げ。大空にはもはや国境などというものは無い。それは連綿と地上全体を覆うのだ。陛下の御威光の様に!
バシッと決められましたわね。
誰もグウの音も出ませんわ。
大体こういうブログを立ち上げたりコメントで知識をひけらかしたがる人って言うのは実社会では低所得者とかプータローが多いんですのよ。会社や家庭で居場所のない惨めな思いのうっ憤を爆発させたいのですわ。
世間でうだつの上がらん能無しのぺいぺいのどチンピラの言う事など蝿のクソほども価値がありませんわ。
こーゆー連中はコメントを書くために必死でいろんな本をひっくり返して調べ回っているくせにコメントではさもスペシャリストみたいな口を利くのですわ。寂しい人生ですこと。でも我々は皇室を盛り上げ日本を愈々興し、後世の礎となりましょう。忠君の士は例え七度死すとも国に報いんとする大和魂は永遠に死せず。もう一度聖戦が起こされれば誰が真の愛国者か、そして勇者かが分かることでしょう!!
嘆かわしい・・・
この国語力の衰退・・・・
こんな連中が権利ばかり主張して国のために命を捧げる義務を投げ出す・・・・
戦時中、特攻に命を捧げられた英霊たちが聞いたらさぞかしお嘆きになるであろう・・・・
軍神様はこんな日本のために人柱となられたのではない。
世界に冠たる大日本の栄光と繁栄のために死なれたのだ。
よーく耳を傾けて聞け!
いざ緩急があった時には進んで自らの命を盾にして国土と國体を護るということだ。抜け作が!!
貴様らは日本の恥だ!!日本の癌だ!!
俺は涙が止まらん!!
誰のおかげで今日の日本があると思っているんだ!!
自分は何でもできる万能だと思っているのか!
人間というものは一人では絶対に生きてゆけんのだ!!
それが分からんボンボンが知識ひけらかして一人前面するんじゃない!!
いっぺん自衛隊で鍛えられてみろ。お前らみたいな奴らは一週間もしないうちに夜逃げするぜ。チンピラ共が。
じつはこの認識こそが、リバタリアンの発想の原点です(笑)。
日本は、戦争とバブルとバブルのあと始末と、ここ60年くらいの間に3度にもわたって、”ろくなこと”をしなかったのですから、
政府を使って、何かよいことができてしまう、という共同幻想から抜け出せるだけの素地があると思うのですが……
赤報隊は「祖国のために戦う用意はある。」って言うけど「用意はある」っていうことはひょっとしてまだ具体的には何にもやってないって事?
とりあえずそれだけお国の事を想ってるって言うのなら国士として今までどんな活動をしてきたのか、日々の生活の中で、どのようにしてお国の為に尽くしているのか箇条書きにでもして、ここに提示してみたら「君はどうかね?」のたった一言でもその重みが全然違ってくるとと思いますよ。
碧猫様のリンク集でブログ名は存じあげております。
「みんななかよく」のkuronekoです。
TBが通らなかったみたいなので貼り付けにきました。
http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10016774366.html
すんません華氏451度さん、この場をかりて似非右翼に文句言わせてもらいます。
僕のブログです
よかったら来てください
コメントもお願いします
うちのじいちゃん、ばあちゃんはどうもそんなに戦争の話をしませんでしたね。
ただ、醤油飲んで兵役逃れしたって話を聞いたのは、じいちゃんの話をばあちゃんから聞いたときだったと思うけど…。
大本営発表を信じきっていた軍国青年だったかどうかはわかりませんし、だまされたって感覚があるかもわかりませんが、今の世の中を否定している感じはありませんでしたね…。
いろんな形で今の世の中を否定したい人はいるんでしょうが、少なくとも戦(人殺し)だけは避けたいものです。
日露戦争の年(1904年)に作られ、昭和17年まで使われたそうです。そして、今も岬に百年以上の時を経て置かれています。何に使ったと思います?
あの雄大な景色の中で、よくもそんな発想が出たもんです。
さすが長州政府。内なる敵を恐れて外に敵を作る。アメリカ仕込の発想はあの頃からですか。
140年前、天皇を利用して幕府を倒し、明治新政府を作った長州(山口県)。そのおよそ70年後、天皇を利用して大東亜戦争を始めた人たち。そしてその70年後の今、再び天皇を口実に憲法改正をもくろむ誰か。
北朝鮮、中国、ロシア、どこでもいいのですよね、仮想敵国は。日本国の軍備費増大、狙いはただそれだけ。
大日本帝国憲法、万世一系の天皇崇拝のために憲法改正とは表向き。実は9条改正、軍隊復活、軍事費拡大、アメリカ軍需産業に日本のお金を流すのが目的でしょ。
天皇を口実になんと卑劣な者たち。
アメリカに押し付けられた憲法改正といいながら、実はアメリカにお金を流すのが目的だったなんて、考えもしなかった。
なるほど、防衛大臣が国会をすっぽかすはずですよ。
君はどうかね?
「そりゃ昔は学校へも行かれへんかった。今はみんな学校へ行けるようになったけども、だ~れもおれへんようになってしもた。昔はまずしかったけど、みんなで楽しくやってたもんや...」
「昔は戦争がありましたけど...」と問うと、「戦争は絶対、あかん。戦争だけは、したらあかん。そうや、戦争がないだけ、まだ今のほうがマシかしらん...」
どこかのほのぼのマンガに出てくるような問答ですが、こうした感覚がまだかろうじて生き残っているのが「限界集落」と呼ばれるような場所です。そして、「限界集落」の名が示すとおり、こうした感覚も消え去ろうとしています。
今、私たちに大きな顔をしているのは、まずはなんといっても「おかね」だと思います。本当は国は、大きな顔でのさばっている「おかね」を諌めなくてはならないはずが、「おかね」と一緒になってのさばり始めた。国がのさばると、へたをすると命までとられます。いえ、もうすでに命が「おかね」で売り買いされてしまうような時代になってしまっています...。
おいらもばあちゃんが生きていればもっと話を聞きたかった。もういいですよね?国だの国境だの利権だの利益だの。ほとんど一部の輩のために全体がいつも痛い目に巻き込まれてきた。しかし、今や利己主義的な考えが一部から全体へと広がりつつあると思う。自分さえよければ的思考。この勘違いの弊害、腐れ資本主義の流れは世の中を悪くする一方だろうと思う。何主義がいいとは言わないがもう一部の輩のプロパガンダに流されたり、マスゴミに流されたりするのはやめにしたい。