やっとスタートとなった。
考えてみると、朝起きてから４時間余りが経過しているが、時間を持て余すことなく、スタートとなった。
各グループスタートが見られたのも良かった。
３，０００人という参加者では混雑して会場が少し狭いと感じる部分はあったが、会場全体のレイアウトが良かった。
待機場所が扇形のようになっているので、移動が少なく飽きさせないのも魅力な大会だと感じた。
スタートゲートを通過すると、スタートしたという実感と緊張が高まってきた。
ゲート付近には沿道の多くの方が応援してくれた。
・７：３１
今回の目標タイムは、１００分以内。
忘れないように、簡単なものだが表を作成して、濡れても大丈夫なようにラミネーターしてステムに貼ってきた。
３区間に分けて、タイム設定をした。
・第１区間：スタートから、第２関門の赤城観光案内所まで
・第２区間：第２関門から、第３関門の姫百合駐車場まで
・第３区間：第３関門から、ゴールまで
真ん中の黒字は、前回の試走の時のタイム。
右側の赤字は今回の目標タイム。
予定どおりにいかないのが人生。あとは、ベストを尽くすだけとなった。
走りながら、重田サイクルクラブのＭ谷さんとお互いにエールを送った。
・７：３２
計測開始位置が見えてきた。
上細井町交差点を越えたら、スピードアップしていこうと思う。
・７：３３
少し先が計測開始地点。重田サイクルクラブのＭ谷さんの背中は、あっと言う間に見えなくなってしまった。
・７：３４
この辺はまだまだ上り勾配が緩やかな地点。
沿道の応援がとっても多い。
第１区間は８．９ｋｍ。ここでの作戦は、心拍数を１６５ｂｍｐ以下で走る。
強度は９０％。
最初を抑えて、後半に活かす作戦。
・７：３６
赤城大鳥居が見えてきた。
いつもなら、信号待ちの心配をするのだが、今日は気持ちよく走れる。
しかし、選手が多くて、抜くのに少し気をつかう。
・７：４４
遠く先から太鼓の音が聞こえてくる。
だんだん近づいていくと、焼肉屋の駐車場で太鼓を叩いて応援してくれている。
良く見ると、全員女性のようだった。
中には、中学生位の女の子が叩いている。
たくさん、元気をいただいた。
・７：４８
畜産試験場手前の上り坂まできた。
「ハァハァ」と、呼吸しながら、右から抜いていく方がいるが、自分はまだまだ余裕の呼吸で進んでいく。
「これで大丈夫？」と思うが、自分の作戦を信じてペダルを漕いでいく。
・７：５２
第１関門の畜産試験場到着。
ここは給水所にもなっている。
・７：５３
右側の広場では、郷土芸能の八木節を踊って応援してくれていた。
所々のこういった応援が、気持ちを切り替えさせてくれてうれしい。
・７：５３
蕎麦屋とモーテル街の直線まできた。
センターライン右側から、スタートが遅いグループの中で速い方が集団で抜かしていく。
・７：５９
高崎ナッカラーノレーシングのブルーのジャージの方が、右側車線を速いスピードで抜いていく。
どうも、このジャージを見ると、必ず抜かれるというイメージがある。
・８：０２
もう少しで、第２関門の赤城観光案内所。
気温は“２１℃”。
曇りの天気のお陰で、暑くなく走りやすい。
ベストなコンディション。
・８：０６
第２関門の赤城観光案内所に到着。
タイムは、３４‘００“。
予定より、３９秒遅いが良いペース。
この第１区間で抑えた分を、次に活かしていこうと思う。
・８：０８
ここからは、第２区間となる。
距離は、６．２ｋｍ。
正直なところ、この区間が本当に苦手。
この区間は、心拍数を１７０ｂｍｐ以下で走る作戦。
強度は９５％。
ここでの出来栄えが、目標タイム実現につながると思う。
・８：０８
人家のないこの場所でも沿道の応援がある。
応援バスが第２関門に停まっていたので、その方たちが歩いて応援しているのだろう。
今までのコースでも、沿道の応援者数が凄かった。
“ガンバレー”と言われると、悪い気がしない。
人は人に励まされて気持ちが高揚し、良いアドレナリンが出てパワーとなって良い結果に繋がると思う。
・８：０９
スタートで会場を沸かせていたアンカンミンカンの背中が見えた。
ママチャリでここまで来たとはとっても立派だと思う。
しかし、これからがさらに厳しくなる。
ぜひ、ゴールしてほしいと願う。
・８：０９
このコースの中で一番辛くなる区間だが、これだけの方々と一緒に走ると、気持ちの上だが楽になる。
・８：２０
早くこの区間が終わって欲しいと思いながら、重いペダルに体重を掛けて漕いでいく。
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