白牙隊A2屯所

びゃくがたいあにぃとんしょ

ロックとしてのベース

2007-04-26 | 音楽
 何を勘違いしたか、当時の私は引っ越すに際して、ほとんどの「ロック」のアルバムを自宅に放置しました。まぁ、それはそれで訳に立ったのかナァ(後に、音殺がクリームの「クリームの素晴らしき日々」にはまったとか…)とは思いますが、後悔したアルバムも多々あります。やっぱ落ち込むとMr.BIG聞きたくなるしね。

 持ってきたアルバムは少ないのですが、列挙すると
 デビットリーロス/イーゼムアンドスマイル
 ビリーシーン/タラスイヤーズ
 ラッシュ/ムービンピクチャー
 ドリームシアター/ドリームシアター

 …ビリーと変拍子系と非常にわかりやすい…。後はサーベルタイガーのタイミステリーね♪

 ロック、とりわけ、ベースとなると、ディープパープルのロジャーグローバーを避けては通れないでしょう。ぶっちゃけ、スモーコンザウォーター完コピするだけで、かなりのボキャブラリーが出来るし、それだけで二年は楽しめます。私はその次になぜかブライアンアダムスの「LIVE! LIVE! LIVE!」に走りました。(^^ゞ…いゃ、笑っちゃいかんよ。乱暴に言うとビリーシーンがペンタトニック以外を使うとこんな感じになるんじゃネェ?っていう音ですよ。まぁ、それは冗談としても、ペンタは使えてカッコイイがゆえに、「そこから抜け出せなくなる」っていう弊害もあるわけで。そんな中で経過音を丁寧にメジャースケール系に当てはめたこのラインはある意味芸術の域に達しています。
 あのさぁ、ヤッパ、ペンタ使ってても、無意識に二度とかつかうじゃん?そういうのをアカデミック系にしっかりやっているのがこのライブアルバムの凄いところ。「ああ、経過音(おそらく奏者はそういう認識ではないが)ってこう使うのか…」という個人的には目から鱗なアルバムでしたね。

 そして、今回の主題は持ってこなくて後悔した、というか今無性に聞きたいアルバム…

 トトの「キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国~」
 これです!!!!


 ・…な、なんか、無性に寒い空気が…。

 はい、トト=トトⅣ、ジェフの伝説の芸術(ハーフシャッフル)とデヴィットハンゲイト…とミーハーに行きたがるのは解る。解る。日本人ならそうだろう。しかし!!!!!!君はトトの魅力のほとんどを理解していない!!!!!
 トトのベースはやはりマイク!!!!これだよ!!!!

 マイクの凄さは、コピーしてみるとわかる。「ABSOLUTELY LIVE」の「ジョージーポーギー」とかやばすぎだから。
 マイクポーカロはオリジナルのアンソニージャクソン以来の(まァ、彼は「コントラバスギター」奏者だが(^^ゞ)5弦ベースのプレイヤーといっても過言でもない。インタビューでも「いゃ、下の4本しか使わないけどね」的な発言もあったように、「フツーのベースに1本ついてる」という感じではなくて低音を突き詰めたベースラインと言うのを使うのが上手い。この楽器の魅力を世に知らしめた(…って誰も知らないか)貢献者といっても過言でもない。

 このマイクも経過音がかなりエロい。経過音ってのは個人的にはベースラインを考える上での重要なファクターになったので、この「キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国~」…というよりは。「ABSOLUTELY LIVE」からうけた影響はかなりでかいですね。

うーん。あんまり意味ない記述だナァ…。とまとまりのなさに閉口しつつ寝ますね。

BGMはラッシュの「ヴァイタルサイン」で行きましょう。

 摩擦のことは忘れろ
 -事実、忍耐だ。忍耐以外この摩擦をすり減らすものはない
 
 条件のことは忘れろ
 -勇気ある信念。信念が夢を現実に導く

 
 忍耐、信念。
 キチガイ地味てる割に、ニールは結構まじめに真摯に人生を説く。とはいえ、そのキチガイ地味たメロディーと歌詞をキチガイのようなベースラインを弾きながら歌うゲディーリーこそこの世の奇跡の一つだけどね。