Ryo徒然なるままに

日々の暮らしを徒然なるままにつづる。
何でもありの日記のようなもの・・・

ボッソウ日記2007 8月10日

2007年08月10日 | ギニア
2007年8月10日(金)

朝6時半に目覚まし時計で起きる。
まだサロンは暗い。一服してからもう一度7時まで寝直すことにする。
7時にサロンに入ると、竹元さんが起きていた。
髪を洗ったりしてから昨晩の米の残りに「松茸のお吸い物」をかけて、湯をかけて茶漬け風にして朝食にする

9時に出る予定なので食後に慌てて準備をする。

パキレがやってきて、竹元さんに靴(今は手に入れることができないので、とりあえず長靴をかすことになったらしい)とリュックが欲しいといっている。
彼はしばらく学業で仕事を休んでいたので、早く仕事がしたいという気持ちもあるし、その環境がはやく欲しいのだろう。
そのときに挿し木ができる木について聞く。
彼は植物の勉強をしていたので、立派な英語の本を持ってきてみせてくれる(WOODY PLANTS OF WESTERN AFRICA FORESTS A GUIDE TO THE FOREST TREES, SHRUBS, AND LIANES FROM SENEGAL TO GHANA, William Hawthorne, Carel Jongkind KeW)
(この本は欲しいなぁ・・・)

その後、あの歯抜けのFodayが朝飯を食っていないから2000FGくれと言ってくる。こいつはすぐに金が欲しいという
長靴も傷んでいるから欲しい、というが長靴はない、という。
すると、
「マルシェで売っているから買ってくれ」
とかいう。とりあえず、「考えとく」とだけ言って帰すが、
最後に
「My Friend」
とか言っている。
友達ただの金づるだろ思ってないか

9時過ぎに研究所を出て、サバンナの畑の柵を観に行く。
柵を作るために、こっちでは木を使うのだけれど、
その木が根付くことがあるようなのだ。
そこを調査して、サバンナで挿し木できそうな木を探そう、というのが今日の目的。
ゲイブナ(マノン語)、ブナ(マノン語)、ノークレアが芽吹いている。
ノークレアはサバンナでの見る木だし、ゲイブナあたりはかなりの率で芽吹いているという印象を受けた。

昼食はガイドのボニファスの家で頂くという話になったので、おじゃますることにした。
マニオク(キャッサバ)をご馳走してくれるという。
しかし、マニオクがなかったのか何かで、結局バナナを頂いて、村に食べに出た。

ペーストかけご飯であるが、他の3人はオプションでアグチーの肉をつけている。
ボニファスの肉なんかはネズミの脚の形そのものだ。
でも、形よりも臭いがあると嫌だから、やっぱりボクはだめだ・・・

その後もサバンナの中にある畑を見て回り、夕方に村のレバノン人のBarでSkol(ギニアビール)を飲んでから帰ることにした。
(写真はそのBarのカウンター内とマスター)

Barといっても冷えたビールはない。
かつては羽振りが良く、冷蔵庫もあったらしいが、いったん破産して、アメリカかどこかにいる弟に援助してもらってBarを再開したらしい。

その後は、水浴びして、洗濯する。

夕食前に竹元さんがオイルサーディンをアレンジしてつまみにして赤ワインやウィスキーを飲む

その間に色んな人が手紙を持ってきたりしてお金が欲しいとやってくる。
相変わらずだ・・・

夕食を食べて、人が途切れると竹元さんと大橋さんはボッソウのマネージメントについて話している。
コリドーについても、ガイド達の給与にしても、援助にしても・・・大変である。

大橋さんもかなりのストレスをかかえてやっているらしく、かなり愚痴が出る。
研究者なのに研究以外の仕事が多すぎるのだ。
規模もドンドン大きくなってくるし、
「金になる」
といううわさが広がったからか、本当に色んな人が来るから、ある程度の地位がある人(お金が動かせる人)じゃないと動かせないような状態になってきているような気もする。

ここのマネージメントをする専門の人がいないかなぁ・・・