バーテンダーのお洒落（時計編）

scotch_catは仕事中は時計をしません。
「バーテンダーの腕時計」についてはバーテンダーの間でも賛否両論ですが、scotch_catはあまり良しとしません。
バーテンダーの手元というのは一番お客様の目が集まるところ。
その手元に腕時計がしてあったら・・・
ふと時間が気になってしまったりしませんか？

バーというのは、お客様に時間を忘れてゆっくりと寛いでいただく場所。
なので、店内のお客様の目に付くところには時計を置いていないバーが多いはずです。
だから、バーテンダーも腕時計をしない。お客様に時間を気にさせないように。

後は、時計も「装飾品」とみなされ、バーテンダーがアクセサリーはよろしくない、とか
シェイキングの邪魔になる、とか。
お客様よりも高価なものを身につけてはいけないから、とか。
色んな説がありますが、scotch_catが腕時計を付けない理由は前述の通り。

しかし！そうは言っても、バーテンダーがすぐに時間をチェックできないと都合が悪いこともいっぱい。
終電が迫ったお客様に「今何時！」って聞かれたり。
ラストオーダーや閉店の時間を気にしたり。ライブの開始時間まであと何分か、とか。

そこで、懐中時計が便利なのです。ベストやサロンのポケットに入れておいて、
カウンターの中でさりげなくチラリとチェック。
scotch_catもお客様からいただいたラギオールの懐中時計を使っていたのですが。
何しろ、皮ひも。磨耗して切れちゃうんです。今も皮ひもが切れたままお蔵入り状態。

ラギオールはソムリエナイフで有名なフランスのメーカー。
scotch_catはソムリエナイフもラギオールを使っていることは以前の記事にも書きましたが。
これをいただくまで、ラギオールが懐中時計まで作っているとは知らなかった！
へえ～、お洒落なもの作ってるのね。
ラギオールのトレードマークの「アブ」のマークが付いていて、懐中時計自体が
そのアブのマークの三角形をしています。木製の蓋をくるっとスライドさせると
文字盤が出てくるデザイン。なかなか渋いでしょ。

こんな素敵な懐中時計、眠らせておく手はありませんね。ちゃんとカウンターの中で活躍させてあげなければ。
・・・皮ひも修理してくれる人募集・・・