バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

大会出場資格その1

2010-06-25 23:33:44 | バネ
 漢字検定が近くなったので,モギテストやるよと言うと、「やっばい、やっばい」って焦っている子。そこで突然の思いつき。
 バドミントンで全国大会出場の条件に、小6漢字検定5級以上なんてつけたら、どう?中学生なら,英検3級以上。
 「それじゃ,若葉出られないや」って隅っこでいじけている子もいる。
 漢検協会は受験者増やすことに躍起になっているけど、弱小塾にたびたび電話勧誘するよりも、こういう思い切った企画づくりしていったらおもしろいではないですか。全国大会出場目指してコツコツ練習するのと同時進行に、漢字勉強も進める小学生なんていうのが普通の姿になっても、誰も文句言わないでしょ。実際、少年野球チームには,チームの掟として勉強課しているところがあるけど、野球のように歴史あったり、組織がしっかりしているからできるのでしょう。ジュニアチームに勉強を課すのは、大会出場資格の一つになるなど外からの力が加わらないと持続できないのです。

絵を裏側から見る

2010-06-21 11:33:32 | 
 絵を描くときは常に正面で表現している。正確にいうと対面している平面なんだけど。当然、、見えない裏や奥への意識を忘れているわけではないけど、でも物理的には正面で勝負している。だからつい最近かじった粘土細工で犬の置物を作った時、絵の感覚で正面から造形していた。
 形成ほぼ終了という時、ターンテーブルをクルリと回した時の衝撃!
 裏からも見れる!
 上からだって見れる!
 全方向からその姿を捉え、更に手を加えることができる!!この場合、ビックリマーク何個もつけちゃっていい。
 絵を描きながら友人にそんな話をすると、「当たり前じゃん。陶芸っていうのはそういうもんでしょ。」て鼻で笑われたけど、それでもその衝撃を力説してしまった。
 絵の師曰わく、「絵を描く人は陶芸やるといいって、そういうことなんだよ。」とストンと落としてくれた。
 
 全体のバランスを見る。違った視点からも随時見る。
 心にターンテーブルがあればいいということですね。

遠いものが近くなる

2010-06-18 11:50:48 | 感動
 人の行動範囲は案外狭い。日常生活はお決まりの定点移動の繰り返し。うちみたいに通勤数歩だと、敷地を一歩も出ずに1日が終わることだってある。買い物行くのだっていつものスーパーだからせいぜい半径数百メートル圏内で生活完結している。だからいつもと違う土地に行くと,すっかり気分は非日常になる。埼玉、栃木、茨城、群馬といった北関東方面は車でのアクセスが良いこともあり,ちょっとした用事でもお気軽プチ旅行気分でブラッと出かけれるから、結構好き。
 先日高校生の関東大会の会場は、町田。気分的にもうそこはテリトリー外。都心を抜ける。更にその先へ行く。また悪いことに,その日は渋滞で到着に4時間かかったのだから、心理的にも物理的にも遠い土地になってしまった。そんな非日常気分満杯で行った大会から帰ると、小惑星「イトカワ」からはやぶさカプセル帰還とのニュースが飛び込んだ。これには研究者、関係者の粘り強い努力があったそうだが、その研究所は相模原にあるという。え、サガミハラ?泊まっていたホテルのあるとこじゃん。すかさず研究所の位置を確認すると、その近く車で通っていた。
 一つのことに粘り強く取り組み、その快挙に沸いていた人たちの横を通り過ぎていたという事実。
 すっごく遠い世界の話なんだろうけど,時間と空間をほんの少し共有していたと知ったことで,少し身近に感じられるからおもしろいですね。
 知識は事象を引き寄せるってことかな。

指導の副産物

2010-06-11 07:09:29 | Badminton
 野田ジュニアにO川コーチが誕生して丸1年が過ぎたかな。
 この青年は、インハイ予選でチームの劣勢ひっくり返し、逆転優勝でみんなを全国大会に導いたという武勇伝の持ち主。その時の試合は、今でも多くの保護者や選手に語り継がれています。
 O川コーチは若い勢いで(?)、子ども達と一緒に走り、シャトル置きも、フットワークも、要するにトレーニングから全て同行するのだから、みるみる体型変わっていきました。コーチをお願いした当初、「だらけた生活を何とかしたかった」から、彼曰くジュニアコーチ依頼は『渡りに船』だったらしい。とはいえ、一度足を踏み入れたジュニアの世界、関わった以上、もう土日はゆっくり寝ていられない生活が続くのです。だから、そこには心を突き動かす何かがなければ、毎週体育館に足を運ぶ情熱は持続させられないでしょう。
 コーチ始めて数ヶ月した頃、「いやー、いつもジュニアと打っているからクリア上手くなりましたよ。」とか、「ミス、減りましたよ。」「それに、今チームで自分が一番強いんですよ。」などと熱く語ったことがあった。へー、そうなんだと思いながら、練習観察してみた。素振りや基本打ちの機会が増えたり、ジュニア相手にパワーセーブして打つから、ショットの精度が高まったということなのかな。それとも地道なトレーニングが同僚に差を付けているのかな。明確な答えは得られないまま、この件はうやむやになっていた。
 
 今O川コーチは全日本実業団の大会に出場しています。
 昨晩、予選突破し今日から本戦出場だと喜びのメールもらいました。そのなかに「なにげにジュニアでの練習がすごく役立ってます。」だって。なにげにと控えめに書き始め、非常にと強調して終わったこの1文。気になる。ジュニアの何がそれほど役立っているのか。最後に「明日もジュニアパワーでがんばります。」と締めくくっている。パワーになるほど役立つジュニア練習とは?
 



パワーゼリーを食べる

2010-06-09 23:06:54 | Badminton
  先日のインハイ予選後日談。
 
 皆それぞれの思いをつないだ日。特に高校3年生にとっては特別な思いがあるから、指導者、選手だけでなく選手のおとうちゃん、おかあちゃんだって気をこめていたのです。
 OB、OGもしかり。そして実はOBのおかあちゃんだって。

 女子会場にはPさんのおかあさんから手作りゼリーの差し入れが届いていました。選手の分だけでなく,応援に来る保護者の分まで。2回戦を終えみんなで早速いただきました。ゼリーのほろ甘さとそのままレモンの酸味が刺激的でかつさわやか。そういえば最近レモン食べてないなー。レモンの酸味に体の毒気が絞られるようで、また高校生部活してます!って久しぶりのプチ青春感。 肝心のPさん母は,女子会場にゼリーを差し入れたその足で男子会場に向かったとのことで会えずじまいでした。
 実はこのゼリーは,「奇跡のゼリー」だったのです。数年前,「団体優勝はむずかしいでしょ」というムード漂った時に差し入れたゼリー。これを全員で食して見事優勝!それ以来Pさん母は同じ味を毎年会場に届け続けているとのことです。 パワースポットならぬ,パワーデザート。 手作りだからこそ母の気が詰まっているのです。
 勝負に絶対はないからと、安泰と思われる女子にだって,男子と会場分かれたのにわざわざ届けてくれたのです。
 受け継ぐバトンは選手だけではない。

二人が出会う時間を計算する

2010-06-08 08:40:03 | バネ
 先日のテスト解説。あいかわらず関数問題はみんな苦手。中2の定期テスト対策でばっちり指導した(つもり)だったのに、速さの問題で時間と位置を求めるあたりでミスしていた。家を出発して目的地で用をたし、また家に戻る。その途中で知人とすれ違う時刻と場所を求める、といったこの手の一次関数応用問題はグラフを書いて2点を通る直線の式と2直線の交点の座標を求めるパターン問題なんだけど、ちょっとしたところでチマチマとひっかかるから正解にたどりつかないんだよね。時間や速さの単位替えが混入しているとミス率がドーンと上がる。
 先日のテストでは中3で一次関数2題。ほとんど上記のパターンでご丁寧にメモリ付きのグラフが添付されているから、グラフ書けばだいたい解けてしまうのに、うんざりするほど正答率低い。グラフを書いてあげると、なーんだそういうことかって解けるんだから、設問きちんと読んでよって感じ。ただ解答が119分の3などと奇妙な数だったりすると、もうよっぽど自信ないと、自分の導きだした解答に不安になってしまうのですね。
 中1なんか正負の計算出題すると、「すっごい大きい数だから合ってないかもー」って自分の解答に疑心暗鬼になっているからノートのぞくと35分の1。ぜんぜん大きくないじゃん。高校生の確率問題だと、625分の216なんて数へーきで出てくるからね。

熱中と集中

2010-06-07 07:12:32 | Badminton
 川間ジュニア練習で、熱中と集中の違いを説明した。ゲームやったり,サッカーのテレビ中継見たりしている時の感じが熱中と言うと,「興奮ってこと?」と熱中に変わるキーワードが子ども達から出て来る。その一方、計算問題プリント配られ,ヨーイドンって一斉にカリカリ計算している時の感じが集中というと、何となく分かったような分からないような顔している。集中している時こそ実は声は出ないよというと,なるほどって顔、顔。試合は冷静にやりたいから熱中してはいけないと説明すると、さらに「ふーん」って顔している。そしてゲーム練習入れた。格下選手との対戦で冷静な精神状態でいられなくなって自滅パターンになった子に,今のが熱中と指摘すると,大きくうなずいていた。練習を終え,今日集中できた人?って聞くと,数人が手を挙げた。じゃあ熱中した人って聞くと、やはり数人が手を挙げる。一応それなりに識別している。何となく分かっていた違いに、言葉を当てはめることでより認識が鮮明になることでしょう。
 試合楽しい?と聞くと、「楽しくない」って答えたちびっ子がいた。すっごく楽しそうにやっているから、意外な応答なのでゆっくり話を聞くと、「楽しんでやると,ミスしちゃうからいやなんです」ときた。なるほど。この子は熱中と集中の違いは分かってやっていたんだ。やっぱりコナンだった。

インハイ予選

2010-06-06 23:13:37 | Badminton
 土曜夕方、川間ジュニア練習を終えそのまま高校へ直行した。なんとなく、今日は行った方がいいぞと引き寄せられているような感じがした。
 調度中1が練習を上がり自転車に乗ろうとしているところに出くわし,ジュースおごってやるよと声かけると、「じゃー、これがいいですー」と無邪気に自動販売機の前に突進して行く女子約1名。調度そこに通りかかる高校女子軍団。「じゃ,私はこれがいいです。」なんておねだりもあり、それを乗り越えたどり着いた体育館。
 入るとすぐに元下宿人が駆け寄って来た。ワラワラと何人かのOBが挨拶にやってきた。随分たくさん来ているなー。「先輩から招集かかったんですよ」って、そういうことか、インターハイ予選前日だからOBが力を貸しに来たってわけですね。
 随分楽しそうにやっている。ウワーって歓声あげちゃって、大会前日なのにこんなにはじけた練習しちゃっていいのかね、なんて思いながら見ていると、OB達はミラクルプレーの連続でラリーを巧妙に続け,うまいタイミングで後輩に打ち込ませ、決めさせていた。後輩達はいい感じで回され、実に気分良さそう。
 あれだけ前日気持ち上げ上げだったんだから、もしかしたら本番で勝っちゃうんじゃないのって、すこーし思った。しかしそのすこーしの予測が的中。
 男子優勝と聞いた瞬間、やっぱり!って思ったから,多勢に反抗しながら予想を声高に言っておけばよかった、なーんてね。
 多くの思いがバトンをつないだ日。よかった。

おむすびころりんの方がいい

2010-06-05 07:47:19 | ガーデニング
 新総理決定!もうこの瞬間、前の総理の名前が一瞬出てこない。前の前、その前、更にその前となると、顔写真を正しく並べられないかもしれない。21年間に15人目だというのだから、うん十年後の受験生よ、首相整序問題出るかもね。
 日本の中央がごった返している最中、こちらは相変わらず園路作りに悶々としていたのです。敷石を動かし新たなコース増設しようかと思い、よいこらしょっと石動かすと、そこには大量の太ったミミズがにょろにょろし、蛇行するトンネルがあった。2枚目を持ち上げるとやはり同じ状況。トンネルに気づいたバンは鼻をつっこんで、ぐいぐい土掘りだすから、園路どころか,作付け前の畑のようになってしまった。
 地中にも別世界があるってことを実感するって大事だなと思う。おやゆび姫がいたりして。