環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

私の環境論 「経済危機と環境問題」⑩ 中曽根康弘・元首相

2008-11-08 17:21:27 | 環境問題総論/経済的手法
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「少子・高齢化問題」と「経済規模の拡大から適正化への大転換」という二つの大問題への対応策を考えるとき、参考になるフロンティア国家が2つあります。一つはスウェーデンで、もう一つは米国です。ただし、米国は先進工業国の中で唯一人口が増加しているです。2008年の人口は3億人を超え、2050年には4億3800万人と推定されています。  

日本が手本とするところの多い米国は世界の基軸国(言語、通貨、政治、経済、軍事、文化など)で、新しい発想を生み出し、新しい試みを実行するのが得意な国ですが、自分の都合だけを考えて行動するユニラテラリズム(単独行動主義)の国でもあります。

22年間の大使館での勤務の体験を通じて私が理解したスウェーデンは、伝統的に新しい発想から新しい概念を生み出し、世界に先駆けて新しいシステムを創造し、導入し、社会を変革するのが得意なシステム思考の強い国です。

これら二つのフロンティア国と違って日本は、与えられた枠組みのなかで工夫し、すぐれた要素技術の開発をするのが得意な国ですが、システム思考があまりありません。 


朝日新聞の企画「経済危機の行方 世界は」が9回目となりました。今回登場するのは元首相の中曽根康弘さんです。経済危機の行方を考えるときに、「資源・エネルギー、環境問題」の視点が入っているかどうか、ご確認ください。



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