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今年1月1日に始めたブログが1日も滞ることなく、12月31日を迎えました。この間に掲載した記事は442本、図表はおよそ800枚(私自身が作成した図表、かなり確度が高く皆が情報を共有できる新聞記事など)。
これらの材料を通して、「私の環境論」の概要を提示してきました。今日は暦の上では、今年最後の日となりますので、日本の1972年の「GNP至上反省」の記事と同じ時期のスウェーデン首相のインタビュー記事を掲載します。
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GNP(国民総生産)とは今となってはなんと懐かしい言葉でしょう。今では国別の経済活動の大きさを表す指標として{GDP(国内総生産)が一般的です。時の流れを感じます。 にもかかわらず、大変不思議なことは、35年前の反省は改善されることなく、35年経った今なお、「持続的な経済成長」と名を変えて日本で、そして、「経済のグローバル化」いう新しい名のもとに世界では「経済規模の拡大」が、私の環境論の根底にある「経済活動を支える資源とエネルギーの有限性」を忘れて、地球全体を覆い尽くし始めていることです。
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そして、今年の日本を象徴する漢字は「偽」。いつになく的を射ているようで納得します。
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それでは、私が1月1日のブログに掲げた図を再掲して、今年のブログを終わります。
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1年間のお付き合ありがとうございました。明日から始まる新しい年が本当の意味で「大きな変革」の第一歩となることを期待して・・・・・
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先生の「本気さ」を常々感じました。紅白では馬場さんの「スタートライン」という曲が話題の一つですが、本当に新しい年が「第一歩」となって欲しいですね。来年もご教授ください。
スウェーデンの行動原理は極めて常識的で、単純明快です。一言で表せば、「当たり前のことを当たり前のこととして実行する」ということにつきます。
地球温暖化への対応のために、CO2を削減しなければならない時に、当たり前のこととは化石燃料の消費を削減する以外に方法はないというのがスウェーデンでは国民の間で合意されています。日本にはこの合意がありません。
もっと日常生活に近づけて考えると、子供に対しては一対になっている行動をしっかり教えることが大切です。たとえば、ドアを開けたら、ドアを閉めるというようなことを生きるために子供に教えなければなりません。
その意味で、「今日の製品は明日の廃棄物」というスウェーデンの考え方は、「分ければ資源、混ぜればごみ」という日本の考え方よりも廃棄物の本質を突いていると思います。
よいお年を。