去年の11月に配属になったDさんは、すっかり仕事にもなれてAさんをフォローしてる。
「あぁ~、今日はあれとこれとしなくちゃいけないから大変だ・・・。」
「それなら、やっておきました。」
「えぇーすごい・・・・。」
と、言う具合。
そんなDさんが、Aさんの計算が少しおかしいので、『四捨五入』について聞いてみたらしい。
「Aさん、『四捨五入』って知ってますよね?」
「うん、端数の5を切り上げるんでしょ。」
「本当にそうしてますか?」
「うん、気分で切り上げたり切り捨てたりしてる。」
「それじゃあ、『四捨五入』になってないです」
にわかには信じられないけど、そんな話を教えてくれた。
でも、Aさんだからありえるなぁ。
ついこの間の話。
「そういえば、このプレミアムの割り当てっていくつだっけ?」
「83個です。」
「ふ~ん、意外と多いね。」
「あ、間違えました!33個です。」
「また、ずいぶん違うね。
じゃあ、こっちはいくつ?」
「35個です・・・。 あ!違う、こっちは85個でした!
だめですね、形で憶えてるのって。」
なるほど、形で憶えてるんだ。
3と8って、輪郭が似てる。
漢字もそうだけど、若干LD要素があるからなんだろうなぁ。
けど、『四捨五入』では5は繰り上げって決まってるんだから、ここは間違う要素ないでしょう
なんでも、そのせいにはできないぞ~。