しばらくは大した事なかったが、やがて上り勾配がキツくなってくる。足場も
あまり良くないので、登るのはなかなか大変だ。砂利の平坦な所もあれば、岩が
突き出し足場を選ばなくてはならない所もある。
しばらくはその勾配が続き、円周大体1/5くらいの所でようやくピークというか
上りが終わり岩場になっている。
こちら側から上っていた人達は、岩に腰掛け一息ついている。ワシも腰掛け、
さっき団子を食った残りの茶をポケットから取り出し飲む。
下を見ると、かなり急な砂利状の斜面になっており、ガスがかかっているが
ちょっとだけ湿原らしい風景がガスの間から見えた。しかし急激にガスは
濃くなっており、ガスが切れるのをしばらく待ってみたが一向晴れる気配はない。
仕方ないので休憩を終了し、再び歩き始める。ここからは勾配のない比較的平坦
な道程で、時々現れる岩場では通れる場所を見極めながら通って行く。
下側の風景が見れないかと何度も下を見るが、やはりガスは次から次へと上がっ
てきて切れる様子はない。
ガスと言ってはいるが、実際の所あれは全部雲なのだ。ふと正面の空を見ると、
浮かんでいた雲が真っ正面からこっちに向かって来る
おぉ、なんかラピュタっぽい感じだなぁ。雲の中に突っ込んでるよ、とか愚にも
つかない事を考えながらテクテクと火口の峰上を歩いていく。
半分くらい回った所でまた休憩し、岩に腰掛けて茶を飲みつつ下側をじっと
見ている。晴れてる時はこの下には何が見えているのだろう。
何とか見てみたいと思ってしばし粘ってみるがやはり雲は切れない。
ついに諦めて、さて最後まで一気にいくかと歩き出す。
しばらく歩いていて、ふと下を見ると雲の間から湿原が見えた。ほんのわずかな
隙間から束の間のぞいた風景はすぐにまた雲に隠れる。
下に何があるか分かったのでそれで満足し、残りの行程をさっさと踏破する。
峰上を3/4ばかり歩いた所で振り返り、この風景の一端だけでも記録しておけな
いかとカメラを向け、パノラマ写真にしてやろうと写す角度を変えながら何枚か
写真を撮る。この場所の高度感を出したかったので、火口の岩だけでなく空も広
く入れる。
最後は平坦なゆるい下りだったので一気に出発点まで戻る。
そして階段を降りるのだが、上りの時と違って時間も昼近くであり、下からどん
どん人が登って来ていて大混雑である。
木やコンクリの間隔の広いステップを踏み外さないようにしっかり見ながら、
前との間も見極めつつ階段を降り、ようやく下に着くと、スカイラインを登って
くる車がやって来る横断歩道を素早く渡り、バイクまで戻った。
あまり良くないので、登るのはなかなか大変だ。砂利の平坦な所もあれば、岩が
突き出し足場を選ばなくてはならない所もある。
しばらくはその勾配が続き、円周大体1/5くらいの所でようやくピークというか
上りが終わり岩場になっている。
こちら側から上っていた人達は、岩に腰掛け一息ついている。ワシも腰掛け、
さっき団子を食った残りの茶をポケットから取り出し飲む。
下を見ると、かなり急な砂利状の斜面になっており、ガスがかかっているが
ちょっとだけ湿原らしい風景がガスの間から見えた。しかし急激にガスは
濃くなっており、ガスが切れるのをしばらく待ってみたが一向晴れる気配はない。
仕方ないので休憩を終了し、再び歩き始める。ここからは勾配のない比較的平坦
な道程で、時々現れる岩場では通れる場所を見極めながら通って行く。
下側の風景が見れないかと何度も下を見るが、やはりガスは次から次へと上がっ
てきて切れる様子はない。
ガスと言ってはいるが、実際の所あれは全部雲なのだ。ふと正面の空を見ると、
浮かんでいた雲が真っ正面からこっちに向かって来る
おぉ、なんかラピュタっぽい感じだなぁ。雲の中に突っ込んでるよ、とか愚にも
つかない事を考えながらテクテクと火口の峰上を歩いていく。
半分くらい回った所でまた休憩し、岩に腰掛けて茶を飲みつつ下側をじっと
見ている。晴れてる時はこの下には何が見えているのだろう。
何とか見てみたいと思ってしばし粘ってみるがやはり雲は切れない。
ついに諦めて、さて最後まで一気にいくかと歩き出す。
しばらく歩いていて、ふと下を見ると雲の間から湿原が見えた。ほんのわずかな
隙間から束の間のぞいた風景はすぐにまた雲に隠れる。
下に何があるか分かったのでそれで満足し、残りの行程をさっさと踏破する。
峰上を3/4ばかり歩いた所で振り返り、この風景の一端だけでも記録しておけな
いかとカメラを向け、パノラマ写真にしてやろうと写す角度を変えながら何枚か
写真を撮る。この場所の高度感を出したかったので、火口の岩だけでなく空も広
く入れる。
最後は平坦なゆるい下りだったので一気に出発点まで戻る。
そして階段を降りるのだが、上りの時と違って時間も昼近くであり、下からどん
どん人が登って来ていて大混雑である。
木やコンクリの間隔の広いステップを踏み外さないようにしっかり見ながら、
前との間も見極めつつ階段を降り、ようやく下に着くと、スカイラインを登って
くる車がやって来る横断歩道を素早く渡り、バイクまで戻った。