studio ZERO-G BLG

当ブログは引っ越しましたので、こちらは過去記事の
アーカイブとなります。

東北ツーリングレポート16

2007-11-25 22:13:13 | ツーリング
しばらくは大した事なかったが、やがて上り勾配がキツくなってくる。足場も
あまり良くないので、登るのはなかなか大変だ。砂利の平坦な所もあれば、岩が
突き出し足場を選ばなくてはならない所もある。
しばらくはその勾配が続き、円周大体1/5くらいの所でようやくピークというか
上りが終わり岩場になっている。

こちら側から上っていた人達は、岩に腰掛け一息ついている。ワシも腰掛け、
さっき団子を食った残りの茶をポケットから取り出し飲む。
下を見ると、かなり急な砂利状の斜面になっており、ガスがかかっているが
ちょっとだけ湿原らしい風景がガスの間から見えた。しかし急激にガスは
濃くなっており、ガスが切れるのをしばらく待ってみたが一向晴れる気配はない。

仕方ないので休憩を終了し、再び歩き始める。ここからは勾配のない比較的平坦
な道程で、時々現れる岩場では通れる場所を見極めながら通って行く。
下側の風景が見れないかと何度も下を見るが、やはりガスは次から次へと上がっ
てきて切れる様子はない。



ガスと言ってはいるが、実際の所あれは全部雲なのだ。ふと正面の空を見ると、
浮かんでいた雲が真っ正面からこっちに向かって来る
おぉ、なんかラピュタっぽい感じだなぁ。雲の中に突っ込んでるよ、とか愚にも
つかない事を考えながらテクテクと火口の峰上を歩いていく。

半分くらい回った所でまた休憩し、岩に腰掛けて茶を飲みつつ下側をじっと
見ている。晴れてる時はこの下には何が見えているのだろう。
何とか見てみたいと思ってしばし粘ってみるがやはり雲は切れない。
ついに諦めて、さて最後まで一気にいくかと歩き出す。

しばらく歩いていて、ふと下を見ると雲の間から湿原が見えた。ほんのわずかな
隙間から束の間のぞいた風景はすぐにまた雲に隠れる。
下に何があるか分かったのでそれで満足し、残りの行程をさっさと踏破する。

峰上を3/4ばかり歩いた所で振り返り、この風景の一端だけでも記録しておけな
いかとカメラを向け、パノラマ写真にしてやろうと写す角度を変えながら何枚か
写真を撮る。この場所の高度感を出したかったので、火口の岩だけでなく空も広
く入れる。

最後は平坦なゆるい下りだったので一気に出発点まで戻る。
そして階段を降りるのだが、上りの時と違って時間も昼近くであり、下からどん
どん人が登って来ていて大混雑である。

木やコンクリの間隔の広いステップを踏み外さないようにしっかり見ながら、
前との間も見極めつつ階段を降り、ようやく下に着くと、スカイラインを登って
くる車がやって来る横断歩道を素早く渡り、バイクまで戻った。

東北ツーリングレポート15

2007-11-15 22:46:26 | ツーリング
ナビやらカメラをバッグに入れて、とりあえず建物に入る。
土産物屋のスペースが大半で、左奥に軽食のコーナーがある。レギュラーコーヒー
でもないかと思ったが、あるにはあったがバカ高い。

外に出て、奥にあった天文台に行ってみる。
玄関先では女性職員らしき人が小さな望遠鏡をセットしている。
中に入ると階段があって天文台へ上がれるようだが、今日は入れないようになっている。
メインの部屋に入ると中央に天球儀があり、回りの壁にはたくさんの天体写真が飾られ
ている。全部ここで撮影されたものらしい。
グッズもちょっと売っており、一通り見て外へ出ようとすると、職員が入る時に見かけた
コロナグラフとやらを外に置いてセッティングしている。

再びレストハウスに戻り、今度は自販機でお茶を買い、入り口右側で焼きながら売って
いたくるみ団子300円なりを買う。
甘いくるみ味噌が塗られた、なかなかボリュームのある団子を、茶を飲みながら堪能。
べとべとと口の回りに味噌がつくのをなめながら茶を飲みつつ食う。
昼飯までは充分持ちそうな腹具合になったので、残った茶をジャケットのポケットに
入れ、さて吾妻小富士に挑戦である。

既に時間も昼前のせいか、到着時よりも駐車場の車もバイクも人も増え、小富士の
階段を登る人も到着時はまばらだったのが既に結構な行列状態になっている。

ワシもその行列に加わり、丸太で作られた階段を登る。
段の幅が広く、踏み上がる感覚がつかみづらい。途中すれ違う人や前の人の上る早さの
違いで立ち止まったりしながら、階段の上まで。息も上がってくるが、途中で休憩
を入れなくてはならない程ではない。脚力が結構落ちたとはいえ、まだイケる?と思い
つつ登る。

大体10分ほどだろうか、階段が終わり、頂上か?と開けた場所を中心に向かって歩いて
行くと、予想外な事に深く落ち込んだ火口があった。
前方には火口の峰がぐるりと取り巻き、火口の底にはうっすら植物が生えて岩が転がっ
ている。
ほえー、と予想外の風景に見入りつつしばし休憩。
当然火口は回って見なくてはならない。大概の人が右側に進んでいくが、ワシは
何を思ったか左へ。なんとなくそっちの方がしっくり来るような気がしたからだが
ただの思いつきだろう。



キャラクター商品

2007-11-12 22:15:13 | SF小説・映画
エラい事になっちまった。

秋も深まり始めた今日この頃、何を思ったかアフェリエイトショップを
立ち上げよう!と思い立ち、サイトデザインと商品のピックアップ作業
を開始。

が、ショップを色々見て回っているうちに物欲に点火してしまい、自分で
トイを買い始める始末に(^-^;

子供・少年期に欲しかったモノやらが復刻していたり、新シリーズが出て
いたりして、ついに「カートへ」ボタンをポチっと押したらもう止まらな
いって感じになってしまいました(と言っても数点なのだが・・・)。

とりあえず新シリーズのミクロマンとマクロスのバルキリーをGET。
どーすんだよ、オレって感じです。
でもカッコいいんだよな~(^-^)

東北ツーリングレポート14

2007-11-07 22:38:20 | ツーリング
115号線から分岐するスカイライン方面への道は割と細く、途中に幕川温泉があり、
スカイラインに乗る前にちょっと入りたいかな、と思ったが、なんとなく走って
いるうちにもう料金所前まで登ってきている。

料金所手前でちょっとした渋滞。さすがにコレをすり抜けで通る訳にもいかず、
大人しく列に並び待つ。料金所で1150円を払い出発。

急な登りとつづら折れの道になるのだが、バイク歴もそこそこにもかかわらず、
こういう所ではたいがい曲がりきれずに反対車線に突っ込んで止まる、とかやって
いたので、今回は十分に減速、シフトダウンして曲がるようにして、その轍は踏ま
ないようにする。
登っていくうちに、木々が紅葉し始めているのに気付いて嬉しくなる。見頃という
所までは行ってないがそれでも充分楽しめる。ススキが風になびき、いかにも秋と
いう風情。

眼下に広がる風景がそれはもうキレイで、あちこちでつい停車して眺めに見入って
しまう。しかしどこに停車してもかなり傾斜した道路のため、普通に停車するのと
勝手が違い、つま先立ちでバランスを今にも崩して転倒しそうになる。

停車出来る広場みたいな場所か所々にあるのでが、そこでは安全に止めて風景が楽
しめる。遙か向こうには山の間に雲海も見えて吸い込まれそうな景色だ。

何だかまた腹が減ってきた。さらに登って行くと森林限界付近らしく枯れた木々が
立ち並んでいる。
左前方に車が止まっているスペースを見つけそこで止まる事にする。その車は風景
を見ているのではなく、無線のアンテナを立てテーブルに無線を置いていて、いわゆ
るペディションとやらを行っているらしかった。

ま、ワシはとりあえず腹ごしらえ、と家から持ってきたサークルKで売っていた
オカラ入りドーナツを取り出し食う。これが結構ウマいのだ。
半分食ってなんか全部食うのがもったいなくなり、後の休憩用に取っておく
事にして出発。

もうかなり上まで来ているようで、木々はまばらになっている。長い直線がのびてい
る場所で写真を一枚撮る。



やがて建物やデカいコブのような岩山が見え、あれが浄土平なのだろうなぁと思いつつ
進むと駐車場が広がっている。
駐車料金を払い、二輪の駐車スペースの場所を聞いて進む。警備員が示す駐車場の隅に
バイクを止めエンジンを切る。やれやれ、到着だ。


東北ツーリングレポート13

2007-11-04 22:38:10 | ツーリング
裏磐梯へ323号線を北上する。やがて459号線と合流し山道となり、
木々が両側に迫る道となる。
前方5,6台前にクラシカルな感じのバスがいて、コイツが遅いので
集団全体がトロトロと進むしかない。
10分かそこらそんな調子で上がって行くとバスは曲がって行き、風景
が開けて建物が多くなる。五色沼あたりの入り口になる辺りのようだ。
このまま西に進むと喜多方だが、とりあえずレークラインとやらに行こ
うとUターン。

この先有料道路という標識のある、笹が立ち並ぶ道を進むと料金所が
あり、そこで料金を払う。630円ナリ。

走り出すと上り坂で、最初の道路脇のスペースに車や自転車が止まって
いたのでそこにワシも止まり、バイクを降りる。
このポイントからは三つの湖が見えるそうな。一渡り見渡し出発。

眺めもそこそこに走っているとやがて分岐が現れる。中津川だそうな。
ワシはここでどう進むか考え、引き返してゴールドラインとか言う道に
でも行くかと思いUターン。
料金所まで来るとさっきと同じ料金を払えと言われるが、途中で引き返
してきたというと半券を見せろと言うので財布を取り出し見せる。
料金なしでパス。料金所はこっち側だけなのか?危うく二重に料金を取
られる所だった(^-^;

途中で止まってコース検討。喜多方に向かうにはまだ早すぎる。朝出る
のがかなり早かったせいかまだ9時過ぎだ。
ガイド本にあった磐梯吾妻スカイラインに行く余裕は充分ある。
地図で見ると、さっきのレークラインをそのまま進めば良かった事に気付き
くやしい思いをするが、もう一度金を払うのも馬鹿馬鹿しい。下道の115号で
福島側に行き、こっちに戻る事にすればいいんじゃないかと思いつき、そう
する事にする。

115号は平地を抜けて行くのだが、遠くには山々がいくつも連なっていて、
西日本のどことも風景の広がりが違う。いいなぁ東北、サイコー!と何となく
喜びながら風景を眺めつつ走る。

大きなループ橋やプラスチックの半透明のドームのかかったトンネルを抜け、
やがてスカイライン方面の標識があるのでそちらに向かう。

そう言えばここに来るまでえらくたくさんのツーリング集団とすれ違った。
連休だという事もあるのだろうが、一体どこからこれだけのライダーが湧い
て出たのだろうと言うくらい、今まで見た事がない程のライダー人口密度だ。

東北ツーリングレポート12

2007-11-02 22:45:49 | ツーリング
ガスの中を走り、地図で見た抜け道の方へと。
道が下りなのを不思議に思っていると、やがて何やら見た光景の中を走って
いる。田舎ではよくある錯覚だろうと思っていたら、さっきのコンビニを通過
した時点でループしていることが判明。抜け道を間違ったらしい。
やれやれと思いつつ、今度は標識通りに猪苗代湖方面へ進む事にする。

それから小一時間かかって、片側3車線の広い坂道を抜けると、猪苗代湖の姿が
現れる。うーん、やっぱり東北の景色って雄大だ。
湖の北側の道路に沿って走ると、レストランやらボートショップや係留所など、
色々なものがあり、観光名所だなぁという感じ。
やがて野口英世記念館の前に来るが、まだ8時では開いておらず、まあ元より
見る気もないのでそのまま通過。
そろそろ回りに何もなくなり始めたあたりでセルフのガススタを見つけそこで停車
して満タンに給油。

さて、これから湖をどこまで行こうか。一週するのはムダのような気がするので、
程々で引き返す事にしてとりあえず東半周にかかる。

こちら側には本当に何もない。道の東側は山肌が切り立っている。
朝の日差しは方角の関係でこちら側は日陰になっている。途中建設中のマンション
があったのだが、リゾートとかじゃなく普通のマンションに見えた。レークサイド
何とかだそうだ。
ここは会津若松あたりの通勤圏なんだろうなぁと思うと何だかうらやましい。

そこそこ来た辺りで、またも片側車線の規制信号に出くわす。東北ではこれが
普通なのだろうか。1分足らず待って発進。
前方に見える突端の向こうの様子を見て、特に何もないようなら引き返す事にして
走る。
スノーシェッドがあり、そこを抜けるとさっきの突端がある。回り込んでみたが
同じような風景が続き特に何もなさそうだ。ここで引き返す事にしてUターン。

引き返してすぐに撮った写真だが、これが磐梯山なのか?立派な山を背景に湖の風景
をカメラに収め、裏磐梯への抜け道へと進んで行く。

ここで撮ったのが下の写真。