studio ZERO-G BLG

当ブログは引っ越しましたので、こちらは過去記事の
アーカイブとなります。

東北ツーリングレポート11

2007-10-30 22:47:43 | ツーリング
目が覚めた。
時計では4時半(か5時)くらいだ。同時に腹が減ってしょうがない事に
気付く。昨日ビールだけで、晩飯食わなかったから当然だ。
昨日買ったカップそばを食う事にして、Gストーブを使ってやろうと箱から
取り出す。
組み立ててガスをセットしようとするがここで少々苦戦。まだ寝ぼけている
ので取り説を読んでも理解するまで時間がかかる。組立が中途半端でガスが
吹き出したりしてビビる。

組み立て終わり火を付けようとするがどこで使ったものか。室内だと火災
報知器にでもひっかかったらやっかいだ。
浴室で湯でも出しながら使えば問題あるまいと、湯を出す。さらに直置きで
は床が溶けそうなので、下に敷くものを探す。

ガイド本か?しかしそれもなぁと思い、結局タオルをひく。シェラカップ一杯
にお湯を入れ、コンロを点火しカップをかける。
その間にそばのビニールをむき、スープを入れて、お湯をみると沸き始めてい
るのでお湯を入れる。一杯では全然足らない。さらにお湯を追加してコンロへ。

2分ほどで沸き、さらに足す。まだちょっとたらないので3杯目は半分くらいで
沸かしてようやく一杯になる。普通より長めに時間を取り、食う。普通に出来て
いて問題なし。

さて、取りあえずの目的地猪苗代湖から喜多方にナビを設定し、準備を始める。
荷物をまとめ、6時になるのを待って部屋を出る。
受付でチェックアウト。外に出る。曇りだ。昨日のテレビの天気予報では晴れだと
言っていたが外れだ。

バイクを見るとシートに露がついている。少々不安になりながら準備をして出発。

地元の道を出来るだけ静かに抜け、駅前に戻ると猪苗代湖方面へ。
小一時間も走っていると腹が減って来た。そばだけだとやっぱ持たないか。
しかもかなり濃いめのガスが出てきて視界が悪い事この上ない。
やがて前方にコンビニを見つけて停車。コーヒーとカツサンドを買い、バイク脇
で食う。
ガスがあまりに濃いので、猪苗代湖までこんなだったら来た甲斐がないよな、と
心配になるがこればかりはどうしようもない。

東北ツーリングレポート10

2007-10-28 21:46:46 | ツーリング
着替えを持って最上階へ。
風呂前のロビーにはテーブルと洗面道具やらビール、ツマミなどの自販機がある。
風呂の入り口を入ると、あまり広くない脱衣所だ。が誰もいないのでぜんぜん問題なし。

服を脱いで風呂の戸を開けると、正面に風呂の幅いっぱい、5、6メートルほどだろうか、
全面ガラスの展望窓になっている。市街の明かりが見える。絶景というわけではないが
なかなか気分の良い眺めだ。
風呂自体も同じ幅で、タイル張りでなかなか良い。浴室自体にも築年数なみの傷みはある
のだが、コストパフォーマンスから言えば文句ナシだ。

とりあえず体を洗い湯船につかる。しばし温まりながら夜景を眺める。先客が景色が良く
見えるようにガラスに湯をかけたのだろう。くもっていない部分から外が良く見える。
左方向にタワーがあり、ちょっと先にはなにかのビルで研修でもしているのか、テーブル
をならべて人が座っている。

しばし眺めを楽しみ、温まってきたので上がる。

部屋に戻り、ベッドに腰掛けビールを飲みながらぼーっとテレビを見る。ガイド本を取り
出し明日の計画を考える。蔵王温泉なんて良さそうだが、明日一日で色々見ながら進める
距離だと明らかにムリ。

会津若松近辺から行ける場所を回るつもりで考える方がいいだろうと、一応念頭に置いて
いた猪苗代湖にまず行く事にして、それからのコースを検討するためにマップルを取り出す。
会津磐梯山の裏手、裏磐梯の方に色々と観光スポットがあるらしい。そこへ行ってから喜多方
に行くと時間的にもちょうど良さそうだ。

二缶目のビールを空けるとすっかり酔いが回り、睡眠不足からバッタリと倒れ込むように
寝てしまう。

東北ツーリングレポート9

2007-10-26 22:47:21 | ツーリング
駅の隣にあるスーパーの駐車場にバイクを止めてから歩いて駅前に行き、
電話ブースで電話帳を開きホテルを探す。
十円玉をあるだけ用意してとりあえず大きな広告の出ているホテルから
電話をかけてみる。どこも満室と一言で断られ、わからずにラブホなんか
にもかけたりしてすっかり疲弊する。三連休の初日だから当然か。

ほとんど諦めながら、値段も宣伝文も何も書いていないが、ちょっと大きめ
の文字だけの広告が載っているホテルにかけてみる。

なんと空室アリとの事!すぐ様部屋を頼み、今どこだと聞かれたので
駅前だと言うと、まっすぐ行ってJTBの看板を左折だ、と聞いたあたりで
最後の10円が切れ電話終了。
慌ててバイクに戻り携帯で電話して、それではお待ちしてますとの事で
場所の説明もあまり聞いていないまま電話を終了。バイクを駐車していた
スーパーで食料と酒を買い込む。

買い物を終え、出発。
駅前をまっすぐ進み、JTBの看板を探しながらゆっくり走る。なんとなく
町中から離れて行くので不安になっているとついに道が突き当たり、T字路
になっている。
とりあえず停車し、ナビをチェックするとどうやら白虎隊記念館とやらの
前に来ているらしい。駅前を真っ直ぐって言ってたよなぁ、と思いながら
ホテルの名前で検索すると、どうも駅前の道を「右」に真っすぐ進んだ所に
あるらしい。

引き返そうと思っていると携帯が鳴る。ホテルの人からで、今どこですかと
聞かれて記念館前だというと、全然方向が違う、行き過ぎだと言われる(^-^;

もう一度場所の説明を聞き駅前へ戻る。

ちゃんと説明通りに進むとホテルの案内表示があったので、左折するとすぐに
ホテル発見。玄関前に先客のバイクZZRが止めてあったので、そのすぐ横に駐車。
やれ到着だとバイクを降りメットを脱ぐと女将さんが出て来て、ご苦労様でした
ねぇと声をかけられる。

ワシは荷物を降ろしてロビーに入り、チェックインする。
料金を告げられたが、いい値段を覚悟してたがかなり安くて一安心。
キーを受け取り、エレベーターに乗り部屋へ。
こじんまりした感じのホテルで、廊下左の突き当たる一つ手前の部屋に入ると
荷物を放り出す。ドアを開けるとすぐ寝室という作りで、左側が浴室だった。
クローゼットもない。しかし今のワシには充分。
とりあえず装備を外し、まず一っ風呂浴びて来ようと支度する。

エレベータで上がる時に、各階表示の最上階に展望風呂、と書いてあったので
部屋のせまいユニットバスなんか入るわけがない。

東北ツーリングレポート8

2007-10-25 23:02:34 | ツーリング
ダム脇にあった建物に売店があったらしいが、現在時刻5時過ぎでは
しまっているらしいので用もない。そこにあった自販機でブラック
コーヒーを買い、バイクに戻ってパニアからパンを出して食う。

喰ってるとビッグスクーターに乗ったオジサンから声をかけられる。
ご夫婦連れのようだ。どこに行くのか聞かれたので喜多方だと言うと、
まだ大分あるぞと言われる。
オジサンは日光の方に行くそうだ。ずっと高速を走って来たので感覚
がおかしくなるなと言っていた。

気を付けてと言って分かれ、ワシはパンを食い終えてトイレに行く。
さて喜多方に辿りつけるだろうかと思いつつ出発。
下へ降りて振り返ると立派なダムの姿が見え、ここでsvの背後にダムを
入れて記念写真。

だんだん暗くなる中を田舎町の中を抜けつつ進む。
途中で郵便局のATMを見かけ、明かりがついていたのですぐさま引き返して
お金をおろす事にする。トラブル続きで予定外の出費が続き、すでに所持金
が底をつき始めていたからだ。

やがて暗くなって来て寒くなってきた。山間で川沿いというのもあるのだろう。
やってらんねーと思いながら、標識で会津若松まで何十キロという事で、これ
じゃとてもムリだなと思い、どうするか考える。
とりあえず合図若松でガストを探して、ドリンクバーでナビを使って作戦を
練るべ、という算段を立てる。ガストがあるかどうかわからないが。
なんて考えていると道の駅がすぐ先にあるのがわかり、寒くてたまらなかった
ので何の迷いもなく滑り込む。

モダンなコンクリ打ちっ放しで鉄筋とガラス窓の大きな建物だ。まずはトイレへ。

そんで建物に行くと、地元の野菜やら何やらが売られており、土産物屋とレスト
ランも奥にある。しかし今の俺には用がない。とりあえずガストが必要なのだ。

さぶくてやってられないのでなりふり構わずカッパを着込む。ナビを夜間モード
に切り替えて出発。
カッパを着ても寒さはマシになる程度で温かいなんてものではない。もちろん手は
冷たくてしょうがない。
そんな感じで小一時間は走っただろうか。風景が都会っぽくなってきて、やがて
道路の両側に大型店が並んでいる場所にたどり着く。

ナビで調べていた健康ランド脇を通りかかったのだが、これが見事に潰れており、
取り壊し中という状態だった。
仕方ないのでもう会津若松まで行くしかない。案内表示に従って進むと、この
にぎやかな通りを抜け、真っ暗な田舎道になってゆく。
また間違ったんじゃないの?と一旦止まってナビをチェック。道は間違ってない
らしい。再び道に復帰しひた走る。

やがて市内に入ったようだが、ナビに従って進んでいくと妙な脇道に誘導
しようとする。しかし他の車もそこに進もうとしているので、多分間違っては
いないのだろうと思いながら進むと、ナビは目的地付近に到着したので
ガイドを終了しますとのお告げ。

そしてついに会津若松駅前に到着。

東北ツーリングレポート7

2007-10-23 23:07:37 | ツーリング
特にどうという事もない道から分岐し、だんだんとそれらしい
田舎な感じになってくる。
標識には魚沼だとか只見だとかの地名が現れる。作家の開口健氏が
釣りに来てこもっていたというあの只見なのか?と興味津々だが、
今回は通過する以外にない。

あちこちにスキー場の案内板がある場所だけに、冬は雪深い所なの
だろう、峠道の至る所にスノーシェッドというコンクリの庇がかか
っていて、あまり視界が利かず走りにくい。
おまけに修理中の場所も多く、片側通行で臨時信号による規制がさ
れている。信号に表示されている残り時間の秒数を見ながらなんと
なくイラッとするのは、カウントダウンされているせいだろう。

何カ所かあるそんな場所を抜けつつ峠を上がっていくが、時間的に
日も暮れつつあるので、気があせるばかりで風景を楽しんでいる余裕
があまりなく、やがて道の駅の看板があったのでとりあえずそこで休憩。

ここにもツーリングクラブらしき団体さんがいて、休憩しているがワシ
はトイレに行き、何か温かい飲み物が飲みたくて自販機でココアを探すが
冷たいのしかない。

くそう、それじゃあ現地についてから探してやるぅ、と土産物屋もそこ
そこに出発する。スノーシェッドやヘアピンの続く山道をぐりぐり走り抜け、
やがてダム湖が現れる。

大きな湖でなかなか壮観。道は山の上から下り、やがて反対の山肌を登って
行く。
やがて湖の先にダムが現れ、駐車場の標識があるので、そこに滑り込んで
一番奥まで突っ込むとエンジンを切る。



数台の車が止まっていて、人もちょっといるがにぎわう程ではない。
駐車場から見えるダムの一部を見てもその大きさがわかる程にデカい。
取りあえずトイレに行き、それからデジカメを取り出して風景とsvの写真を
撮る。

東北ツーリングレポートその6

2007-10-20 21:46:00 | ツーリング
お店の人がコーヒーを出してくれるので礼を言う。
うーむ、さっきからインスタントばかり飲んでて腹一杯なのだが・・・。

そして時間を見ると12時前。ナビで調べてみると近くにガストとなか卯がある。
ちょっと昼食に行って来ますと告げると、近くにオサレなラーメン屋があるよ、
と場所を説明してくれる。
それじゃぁそのお勧めの所に行ってきますと、店を出る。
まっすぐ行く事5分ほど、それらしいオサレな店発見。「いち井」という店だ。

しかし予想外な事に行列が出来てるではないか。有名な店なのか?とりあえず
試しに並んでみる。
待っている間にも車やら人やらがどんどんやって来る。ここらあたりじゃかなり
有名な店なのだろう。換気扇からは魚介系のダシの香りがしてくる。看板には
「塩」とあるので塩ラーメンの店なのだろうか。

列は実にゆっくりと進み、大体30分くらいたったあたりでワシの忍耐力も切れる。
今の調子だと下手するとあと一時間は待たないといけないような感じなのでもう
いいや、と列を離れてちょっと先のなか卯へ向かう。

店に入り、豚とじカレーセットとやらを注文。すぐに出てきたのは、豚タマネギ炒めが
乗ったカレーで、結構デカい。サラダがセットでコーン入りの普通な感じ。そこそこ
ウマスな感じでボリュームもあり満腹満足。

引き返す途中さっきのラーメン屋の前を通ると、ちょうどワシの後ろに並んでいた人が
入り口手前あたりのイスに座っていた。あれから30分ばかり経過していたのだが・・・。

ショップに戻ると店長さんも戻っていてラーメン屋の行列の話をすると、そーなんだよね、
とその辺りは知ってるらしい。

「で、どんな感じですか?」
と聞くと燃料フィルターが怪しいかな、との事。

ちょっと持ってくれますか、とステンカップと燃料パイプを持たされてエンジンを始動
する。
ガソリンが流れ出て来る。普通に流れているように見えたが、最初に見た時はどうも流れ
が悪かったらしく、フィルターの中のゴムとかが劣化の可能性ありらしい。
あるいは、という事で反対側にあるポンプを見せられる。茶色っぽく焼けた跡がある。
これが燃料漏れとかで不調になっているのかもしれないという。

ガソリンがたくさんある間は燃料自体の圧力でうまく送られるが、少なくなって来ると
途端に影響を受けて燃料が送られなくなるのではないかというのが結論だった。
ガスを常時タンク半分以上入れていればツーリング中も持つだろうという事で、
帰ってから交換してもらって下さいという事で説明は終了。
部品の組み付けも終わり、料金の支払い。基本的にはレッカー代と検査料で、思っていた
より安く上がって有り難い。

これからどうするのかというので、当初の予定通り喜多方へと言うと、店長は峠を越えて
行ったらどうですと?言う。
雑誌を持って来て、ホンダのチームがツーリングの企画をして行ったらしいですよ、
と見せてくれる。せっかくなのでそれで行く事にして、ナビではなくてマップルを取り出
してチェック。でもってナビに入力してルート検索をさせる。

礼を言って出発。ナビに従って走ったのだが、町中を通っているウチにどこを走って
いるか分からなくなり、ついに迷走を始める。
これをしないためにナビを買ったのに何をしてるのやら。

どうやら元のコースに載ったらしいあたりでバイクを止め、再度ルートをしっかりと
確認する。どうやら正しいルート上にあるらしい事を確かめ走り出す。

東北ツーリングレポートその5

2007-10-18 21:40:24 | ツーリング
バイクを管理棟脇のスペースに止めたのだが、係員が時間はあるかと
聞いて来る。何でも警察が事情を聞きたいと、こちらに向かっている
との事。取りあえず迷惑かけた事だし、極力協力しておくつもりで分
かったと答える。

管理棟に入ると、そこにあるベンチに座って待っててくれというので
座って一息つく。最初に対応してくれた係員が来て入り口を入って行き、
しばらくしてドアを開けてまあどうぞと、コーラの透明なプラスチック
カップを差し出してくれる。
ホットコーヒーだった。息が上がっている状態だったのでホントは冷たい
飲み物が欲しい気分だったが、礼を言って有り難く頂く。

座って待つことしばし。水色の制服を着た、恰幅の良い警官がやって来た。
事情を聞かせてくれ、と言うので一通り説明する。
何でも高速上でバイクを押してるなんて状況だとすぐに110番連絡があるそうな。
そらそうだわな。

どこまで行くつもりだったのと聞かれたので、喜多方に行くつもりだった
んですけど、とりあえず降りてバイク屋を探して、無かったらJAFを呼びます
と言うと、その警官は事務所の中の人に声をかけてバイク屋探してあげてよ、
と頼んでくれる。
その間にもう一人同行していた警官が免許証を確認させてくれと言い、職業を
聞かれ、ソレをメモに取っていた。

係員が電話帳で調べたバイク屋に何軒か連絡を取ってくれ、隣町らしいスズキ系の
バイク屋とのしばしのやりとりの後、30分くらいで行きますという事で話がつく。
とりあえず事務所内に平和な感じが訪れる。

皆さん勤務中で忙しそうなのでワシは座って周りを見回すばかり。
モニターが設置され、有人料金ブースとETCゲートの様子が映し出されている。
録画機材もあり、何かあったらこれで録画するんだろうなぁと思いつつしばし
観察。

待っている間に管理棟の窓口に若い男性が来て、係員が何やら対応している。
給油所のレシートとか、どこから入ったか分かるものはないか、なんて言って
いる。どうやら通行券をダッシュボードの隙間から落としたらしい。
結局隙間から確認したという事で落着したらしく、係員の人が報告書を作っていた。
その間にも係員が出入りし、インターホンでひんぱんにやりとりをしている。
この仕事もなかなか大変なのだなぁと思いながら仕事の邪魔にならないように
おとなしくしている。

さっきの通行権紛失の件は、隙間から通行権を確認、という事で処理されるらしく、
係員の人が報告書を書き始めたらしい。
紛失した人はどうも何度もやっているらしく、同じ場所に置いていて同じ隙間に
落ちるというので、そんな所に入れてたらダメだよと言われていたようだ

「あぁ、やっと来たみたいだ」と所長。
ショップの人が窓口から顔を出し、挨拶している。ワシは礼を言って管理棟を出る。

外に出て、バイクの所へ行くと濃紺のライトバンが止めてある。バイクの症状に
ついて軽く説明。
一応チェックのためにその人はセルを回してみる。と、弱々しいながらもエンジンが
かかるではないか!そーいえば前回もショップに持ち込んだらエンジンかかったよ
なぁー(^-^;
とりあえず積んでしまおうという事で、パニアケースを外すと、
バンにラダーを架けて、勢いをつけて一気に押し上げた。タイダウンをかけて
ラダーをしまい、パニアを横に置いて、メットは転がるかもねというので持った
ままバンに乗り込む。

ここから30分くらいの所にショップはあるらしい。結構この辺りは町中のようで、
家が多い。道すがら症状を詳細に説明する。以前のツーでも同じような症状が
出て、その時みてもらったショップの人が、電装系が弱っているのではないかと
言っていたとも伝える。
はっきりと故障個所が特定出来る訳ではないが、エンジン本体ではなくて周辺の
燃料か電気系の故障らしいねという印象らしい。
後は雑談をしつつ、ほぼ30分程度で、長岡市内のショップに到着。

バイクを降ろすと、店長さんは先に店にあったバイクを届けないといけないと
いう事で、中で雑誌でも読んで待っててと言い出て行く。

コワイぞ!大蛇!

2007-10-16 21:01:46 | ツーリング
東北ツーレポも書き終わらないのにまたもツーリングに行って来た。
どうも東北行ったので何かのスイッチが入ったらしい(^-^;

で、今回行って来たのは奈良県にある吉野熊野国立公園内の大台ヶ原である。
道程や登山コースについて書く事は色々あるのだが、今回はコレに
尽きる。

コワイぞ!大蛇!

いや、こんなんでは足りない

コワイぞ!大蛇!

もっとだ。

コワイぞぉぉぉ!!!
大蛇ぁぁぁ!!!


そして同じくらい

スゴイぞぉぉぉ!!!
大蛇ぁぁぁ!!!


・・・って感じである。大蛇は「だいじゃぐら」と読むのだが、ここが登山コースの
一番の絶景ポイントだ。
彼方に連なる吉野の山々。眼前には垂直に数百メートルの深さに切り込んだ崖が取り囲み、
その中に突き出したように立つ岩の峰が「大蛇」なのであるが、その背後に突き出した
この展望ポイントは、よりによって下り勾配の岩なのである。

目も眩む風景の中に不安定な足場と相まって、目が回るは足はすくむわ、というハンパで
はない絶景がそこにあるのだ。

写真で手すり際に座り込んでいる人が映っているが、実際ここまで行くと、よほどの人で
もない限り、動物的本能が「ここから下がれ!、もしくは座って安全な体勢を確保しろ!」
と強烈な勢いで叫び立てる程の恐怖感が先に立つ。
写真では普通の展望台に見えるがかなりの傾斜があり、足を滑らせたら谷底までノンスト
ップという感じ。雨でも降っていたら絶対に前には進みたくはない。

実際ワシも手すり際まで出たが、まともに立っていられず、やはりどうしても座り込みた
くなってしまった。座り歩きで前に出て崖下をのぞき込むと、あまりの高さに本当に平衡
感覚がおかしくなって目が回るような感じに襲われる。

同じ時間にこの岩の上に来ていた人達は皆一様にビビりながら風景を眺めていたのが、そ
こにいたある人がコメントしていた一言、「絶対みんなここに来んとあかんわ」

然り、本日は余りの絶景に「大蛇を見て死ね」と言いたくなる程の体験なのであった。


東北ツーリングレポートその4

2007-10-16 18:44:12 | ツーリング
10分ばかり押した位だろうか、反対車線に中之島見附インターチェンジ500
メートルという看板が現れ、少しだけ元気が出る。
そしてインター入り口の看板が見える所までたどり着くが、良く考えてみれば
インターの出口は、インターから入って来る車の合流口の向こうにある訳で、
もしそっちまで行くつもりなら合流口を横切らなくてはならない。
合流するのに高速で上がってくる車に跳ねられる可能性大じゃないですか。

高速上を逆に進んでいるワシの選択肢は合流口側を降りるしかない。
ループ状の上がり口をおっかなびっくり押してゆく。ワシを見て減速したり避
ける車などを横目に必死で押して行く。
料金所ブースが見えて来たが、ここからどういうわけだか登りになっている。
息も絶え絶えでようやく登り切ったあたりで、ブースの列の向こうにある管理棟
から係員がやって来る。

こっち側(合流口)からは通れないので、誘導するから反対車線に行ってくれと
の事で、バイクを押して車線を横切り反対の出口側に移る。

取りあえず精算して、出たら道路脇に車を止められるスペースがあるからそこまで
行って下さいというのでバイクを押して行くと、今度は料金徴収ブースから係員が
出てきて、反対から渡って来たのかと聞かれるので、また一から説明する事になる。

で、どこまで行くのかと聞かれるが、どこにも行きようがないからここで降りると言
うと、じゃあ精算しましょうという事で通行券を渡して精算する。

最後に、料金所ブースの先にある通行料金が表示される機械の下あたりにある道路上
の黒いバーを通過してくれとの事。これを通過しないと精算が終わった事にならないらしい。

バイクは通過させないといけないが、踏まずにまたいで下さいと係員から注意を受ける。
踏むと機械が反応してカウントが合わなくなるのだろう。
バイクだけ押してバー上を通し、ワシはそろりとまたぎ越す。何ともマヌケな風情を
漂わせつつ、いまだかつてない形で高速を降りたのでした。

※注:管理人が本文中で「ワシ」と言っておりますが、決してジジイだから
   ではなく、学生の頃長く広島にいたために一人称がそう刷り込まれて
   しまっているためです。悪しからずm(_ _)m

東北ツーリングレポートその3

2007-10-15 21:03:12 | ツーリング
ガソリンが減り過ぎなのか?タンク内を懐中電灯で照らすが、見える
範囲に油面はない。相当減っているという事だが・・・。

すぐ先にあった作業車両入り口のスペースにバイクを入れ、押しがけの
まね事をするが、反応なし。

では次の手、ガソリン補給だ。このスロープを出てすぐ左方向にスタンド
がある。あそこでペットボトルででもガソリンをもらって来て補給し、ダメ
ならJAFに連絡、という事にしてスロープを降りる。

高速をインターチェンジ以外で出入りすると法律に触れるんじゃなかったっけ
とビビりながらも、このまま何もせずにいる訳にもいかない。

フェンスを越えて道路に出ると、農協のスタンドが近くにある。そっちの方へ
向かい、店員に事情を説明すると携行タンクで売ってくれるとの事。
1リットル入れてもらい、バイクに引き返して給油する。
これでかかれば問題ナシ、ダメならJAFという選択肢しかないので、まず先に
携行タンクをスタンドに返しに行く。

戻って来てから、ガソリンがエンジンに回るようにとギアを入れてバイクを押し、
セルを回す緊張の瞬間。
キュルル・・・やっぱかからねぇ(T-T)
何度も回しているうちにとうとうバッテリの電圧も弱って来てセルが回らなくなる。

最後の手。JAFに携帯で連絡。まさかと思いながらもSAでもらっていたJAFの電話
番号が載っていた冊子がまさか役に立とうとは。

状態を連絡し、場所を言うと向こうは何やら戸惑う様子。
お客様はどちらにいらっしゃいますか、東北でしょうかと聞かれる。かけた番号の
担当管区が違っていて、新潟は東北ではなく中部である、という事を生まれて初めて
知る。

管区が違うのでこちらから連絡を入れておきまするとの事。料金の概算ですが、と続き
高速上で危険なので3~4万円になると言われ超ビビる。
ほとんど速攻で、近くのインターまで押して行きますと答える。
オペレーターはそれでは保留にしておくと答え、高速の管理局に連絡を入れておきます
というので結構ですと答えて電話はお終い。

まさかこんな経験をするとは思わなかった。次のPAまで5,6キロ、インターチェンジまで
は11キロもある。どーするよ、と途方に暮れつつも、ふと思いついてナビで地図を調べる。
すると通過したばかりの中之島見附インターがすぐ近くにあるという事がわかる。

11キロも押すなんてほとんど無理だし、PAだって遠い。第一JAFに引き上げに来てもらった
所で、PAだからと言って料金が安くなるかも不明だ。

背に腹は代えられない。予想外の最終手段、通過したインターチェンジまで逆向きに押して
戻る事にする。
びゅんびゅん車が通過する脇を、ヨタヨタとバイクを押して戻るワシ。
暑いから当然ジャケットは脱いでいるが、恥ずかしいのでメットは被ったままだ。