メジロがあんまりきれいに食べていたので
へやの壁だけをみごとに残して
最近の父は調子がいい。
目を開けることもできるし(見え方には限界がある)
頭痛もなくなった。
夜中に部屋の中で彷徨う事もなくなった。
妹と話して気がついたことだが、
奥歯の治療をして治ってから具合がいいように思える。
かつての外歯瘻のときの、奥歯を冒した菌を退治したおかげではないか・・・・・と。
父の目は、もともと角膜変成症のため、角膜の傷が視界をふさいで物が見えにくい。
具合が悪いときは、目を開けることすら痛くてできなかったので、
何も見れなかった。
父の場合、物が見えないと、脳も働かないとみえて、
部屋の間取りも忘れトイレの場所もわからないことがあった。
部屋の出口すら探し回っていたこともある。
その当時のことがウソのように、今では、ひょいひょいと歩いてトイレに行けている。
わずかな視力ではあるけれど見えるおかげだ。
医者に確認はしていないが、歯の化膿性炎症が、目にも脳にも影響を与えていたのだろうと思っている。
歯だからといって、おろそかにはできないのだ。
ただ、体調はいいけど、衰えは確実に進んでいる。
暗算の得意だった父が、足し算にも時間がかかる事を、今日知った。