実家にいます。
歩かなくては、と思って少し足を伸ばして古書店に入り見つけたのが、
「危険な話」 広瀬隆 著 新潮文庫 ¥100
チェルノブイリ事故で、世界中に死の灰が拡散し、降り注いだ。
放射能の影響は、植物にも動物にも蓄積されていくので、
時間の経過と共に、じわじわと恐ろしい状況が広がっていく、と警告している。
事故の3年後に書かれた本だが、
今は24年経って、放射能の影響についてはあまり報道されないので私は忘れがちになっている。
最近は世界的に原発建設の動きが復活しているようなので少し不安も感じられる。
本を読んで、放射能汚染のことが気になっていたら、
昨夜は、ちょうど、南海テレビ製作の
「葬送の海」を放送したので見てみた。
ーーーーー56年前、ビキニ環礁で米国の水爆実験によって、マグロ漁船が被爆、
一人が犠牲となった第五福竜丸事件。
25年前、高知県の高校生や教師が、同船以外にも多くのマグロ漁船が被爆していたことを突き止めたことがあった事実、被災者のその後の取材。
米原子力委員会の機密文書を発見したこと。放射性降下物が日米に及んでいたことがわかったこと。
映画「第五福竜丸」を製作した新藤兼人監督が思いを語っている。ーーーーーー
四国にも伊方原発があるのだが、原発は、あってはいけないものかもしれないと、
本を読んで思うようになった。
私が株券を持っている会社が、原発を受注したら株価が上がるかも・・・・
なんて、のんきなことを考えている場合ではないのかもしれない。