寄り道しながら前へ

 思いつくまま気の向くまま
ゆっくりいろんなことを考えてみよう。

 

宇宙エレベーター

2005-09-30 17:07:44 | Weblog
上空を舞う気球より伸びるケーブルで、宇宙エレベータのテストに初成功! (MYCOM PC WEB) - goo ニュース

ロケットに乗らなくても、エレベーターで宇宙ステーションへ行けるようになれば、特別な訓練もいらないし、誰でも行けるようになる。
わずかに一歩、その世界へ近づいたようだ。

宇宙エレベーターの構想はアーサー・C・クラークが小説の中で使っていたかな。
クラーク氏の存命中に実現するとステキだなあ。

いま、皆がお世話になっている
静止衛星
もクラーク氏の発想のおかげ。



上の写真は
奇天烈科学 飛んでる博士列伝 内
飛んでるfile 宇宙エレベーター より

他には

http://radial.ddo.jp/thomasx2/2_ele.html

アダンの木

2005-09-27 21:38:18 | 
私が読んでいた本
「ハイドゥナン」 藤崎 慎吾  早川書房

を手にとり、
「あら、田中一村の絵だわ」 と娘が言う。

不思議な雰囲気の表紙絵だとは思っていたが今まで知らない画家だった。

「ハイドゥナン」上の表紙の絵が「アダンの木」という。

著者の藤崎さんが巻末の謝辞に
「本作品のカバーには、執筆中の私が多くのインスピレーションを得た田中一村画伯(1908-1977)の傑作を使わせていただきました。大変、名誉なことだと感謝しています。私が原稿用紙2000枚以上を費やしても語りつくせなかった「南島」の宇宙が、これらの絵の中には余すところなく描かれていると思います」と書かれている。
 
    

 「画集が欲しいと思っていたのよ」と娘。私も欲しくなってきた。
   田中一村記念美術館

なるようにしかならない?

2005-09-26 19:26:48 | Weblog
息子とダラダラと長電話をしていた時、なにげなく
「お姉ちゃんは、あんまり頑張らずに、もっと適当にやればいいのにねえ」
と言ったら、息子に手厳しく叱られた。

「お母さんは、お姉ちゃんをそんな育て方してないよ」
うへっ、どういうこと?

「小、中、高校と『真面目にやりなさい、頑張りなさい』と、
お姉ちゃんに、がみがみ言っていたでしょ、
今更、『いいかげんでもいいよ』と言われたら、あの、がみがみは何だったの」

姉に向かって恐い顔をしていた母を見た弟は、
恐い顔が自分の方へ向かないように、学習できたので、
私に叱られたことはないはずだ。
でも、よほど、姉の叱られる姿が心に残っていたらしい。

がみがみ言われたはずの当の娘にその話をしたら、
「ちっとも、こたえてなかったんだけどなあ」と言う。

育てようと思ったようにはなっていない。
もう、どうなっているんだか。

恋のマイアヒですが・・・

2005-09-22 20:29:53 | Weblog
  O-ZONE の 「恋のマイアヒ」は

  のまネコフラッシュで有名になったようですね。

  ディズニーがプロモーションビデオを作ったと聞きました。

  チキン・リトルが「恋のマイアヒ」を踊り狂うところをテレビで見ました。

  一度見ただけで、その後、話題になりません。

     


  映画『チキン・リトル』 は、近々上映されるようですね。

  もう一度、踊る チキン・リトルを見たいと思いますが、

  どなたか、情報をご存知ではありませんか?

英文学が好きな人なら

2005-09-21 00:16:21 | 
「文学刑事 サーズディ・ネクスト 1 」  
ーーージェイン・エアを探せーーージャスパー・フォード  田村 源二 訳

 舞台は1985年の《もうひとつ別の》現代イギリス。いまだクリミア戦争が終結せず、ゴライアス社なる超巨大企業に事実上支配されている。ウェールズは共産化して独立。タイムとラベル術を会得して自由に行き来できる者たちがいる反面、コンピューターはなく、空の旅も飛行船に頼る。文学が異様な力を持ち、生活の隅々まで浸透している。  
 そんな奇妙なズレた世界で、クリミア戦争帰還兵でもある、36歳になる女性サーズディ・ネクストは、文学刑事として活躍する。


 伯父のマイクロフトが本の中に入っていける装置を発明したものだから大悪党が悪用しようとしたり、それを阻止しようと本の中で対決したりする。
 直筆原稿が変更されたら世界中の印刷された本が変更されてしまうのに、ディケンズやブロンテの直筆原稿が盗まれてしまった・・・・。

 「ジェイン・エア」の文章、ワーズワースの「水仙」の詩、シェークスピアの戯曲、ほか引用され、英文学に詳しい人なら楽しめる要素が満載。
 
 今までにもっと英文学を読んでおけばよかったーと感じた。知らなくても読める本だけど、知っていれば、登場人物のこともすぐ分かるし、引用された文も、粋な使われ方にも気付くことができる・・・・。
 

  

「隊長ブーリバ」を見て思い出すこと

2005-09-17 21:01:37 | 映画
 BSシネマで「隊長ブーリバ」を見た。1962年の作品で、懐かしいというと、年はいくつ?と聞かれそうだが、変な記憶が残っている。

 隊長ブーリバにはユル・ブリンナー、弁髪が良く似合う、もともとがあの頭だからね。
 息子にトニー・カーティス、ポーランドの貴族の娘にクリスチーネ・カウフマン。二人が悲恋を演じた。たしかクリスチーネはこのとき18歳、年の差があったはずだけど現実にも恋に落ち、トニーは姉さん女房のジャネット・リーと離婚してクリスチーネと結婚したのだった。

 ジェイミー・リー・カーチスという女優がいる。もう私と同じくらいのおばさんの年齢になっているが、離婚した両親の姓をどちらも名乗っているんだなあ、とふと考えた。

 なぜ、こんなことを子どもだった私が覚えているかというと、クリスチーネがあまりにも美しかったから。
 その当時、美しさは写真でしか知らなかったのだけど、今回、映画をみて、初々しい美しさを見ることができた。中年のトニーが惑わされるわけだわ。

 映画は、ゴーゴリ原作、コサックの勇猛さを見せながら、悲恋と、父と子の哀しさのある物語だった。


 
 http://www.asahi-net.or.jp/~VR3K-KKH/myhobby/movie/actress/actress1.htm
珍しい、クリスチーネ・カウフマンの写真の紹介がある

いのちの遺伝子

2005-09-16 12:24:39 | 
narniaさんのところで「テロメア」という言葉を発見。すると、

さんのところでは「テロメアの帽子」という絵本の紹介をしていた。

絵も可愛いし、不思議な話らしい。
 市の図書館にあることを確認し、借りに行ったのだが、貸し出し中だった。そんなにポピュラーとは思えない本なのに・・・あなどれないな~。
 次回に借りた。小さな本だ、絵本だから児童書の棚かと思いきや、一般書の絵本の棚にあった。う~ん、大人向け?

     「テロメアの帽子」  森川 幸人  新紀元社

     

ゲノムを一人のキャラクターとして登場させ、クレバーだったり、コミカルだったり、おどろおどろしかったり、かわいそうだったりの不思議な世界を紹介してくれる。絵がシンプルで可愛いような奇妙なような。

 絵本だけでは、「これって何のこと?」になるので、『絵本のなぞとき』と『不思議な遺伝子の基礎知識』もある。

 細胞は、生涯に分裂できる回数が決まっている。永遠ではない。タイトルのテロメアというDNAは細胞が分裂するたびに短くなり、決まった回数になると分裂をストップさせる。つまり、それが老化であり死である。

 DNAや何にでもなれる細胞やクローンや寿命を司る遺伝子について、楽をして学べてうれしい。

脳の整理

2005-09-15 20:01:14 | Weblog

脳の整理が得意な人は、必ずしも身の回りの整理の達人ではないようだ。脳の中の情報の脈絡を付けることに集中していると、整理整頓の方は、つい疎かになるらしい。

これは、脳科学者の茂木健一郎さんが新聞のコラムに書かれていた文の抜粋。

ある、ノーベル物理学賞受賞者の机を見たときには絶句した。書類がうずたかく積み上げられ、仕事をするスペースは、コンピューターの前のわずかな開き場所だった。怠けているわけではない。博士の頭の中は、いつも超高速で整理されているのである

集中力のすごさの表れでしょうか。
「片付けられない女たち」というのを思い出してしまったが、もちろん違う次元の話だ。
 
 人によっては、いくつもの事柄に対し、気配り、目配りができて、平行して、てきぱき処理できるかもしれない。
 また、ひとつのことに集中しなければ処理できない人もいる。一つしか処理できないからと言って劣っているわけではない。
 
 適材適所、能力に合う、ふさわしい場所にいられたら仕事は楽しくやり易くなるだろう。
 

夜のピクニック

2005-09-15 01:26:25 | 
 第二回本屋大賞を受賞し、評判になってもいるので読んでみようと、公民館から借りてきた。何日かたってから読み始めたが、10ページくらいまで読んだ所で中断してしまった。
 そのまま半月以上放置していたが、ふと読み始めたら、なんと一気に読んでしまった。

 「夜のピクニック」 恩田 陸  新潮社

夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」の話。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。

 読みやすい文章だし、出てくる高校生は感じがいいし、読後感はさわやかだったが、なんだか物足りなかった。昔の高校時代を思い出して懐かしむには少しばかり私は年をとりすぎたのかしら。

 評判のものを自分が評価できないとき、価値を読み取ることができないのかと、気になることもあるが、要するに好みに合わなかったのだろう。
 私は、日常生活からかけ離れた内容の作品に魅かれる傾向があるから。

 恋愛小説でもない、SFでもない、ミステリーでもないのに一気に読ませたのは作者の力量か。恩田さんのものは初めてだったので、他に私の好みに合うようなのがあれば読んでみることにしよう。

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追記

 読みながら爽快感を感じ取れたらいいのかな。小難しく評論しないで。

ダブルスを考える

2005-09-11 22:45:55 | テニス
キム・クレイステルスがUSオープンで優勝、よかった、おめでとう。

女子ダブルスで杉山とハンチュコバがペアを組んだことから、少し面白いことがおこった。
Tick Tackさんのブログで分かりやすく書かれている。

どうしてなんだろう?と考えていたら

如空さんのところで

杉山は「ダブルスの動きがわかっていない」と記者会見でハンチェコワにたいして厳しいコメントしていた。だがハンチェコワは、そのダブルスの動きがわかっていなければ、これほどの結果は出せないだろう。杉山が感じていたのは「自分のダブルスとは違う」「相性が悪い」と言う意味だと推測する。杉山はディカキスやクライシュテルスやカプリアティなど大砲型・アタッカー型と呼ばれるハードヒッターとのコンビでいい仕事をする。彼女はゲームメーカータイプだからだ。背の低い藤原もポーチにがんがん出るアタッカータイプだから杉山と上手く行く。だがハンチェコワはミックスで結果を出しているからには、おそらくゲームメーカータイプなのだろう。大柄でゆったりした彼女の印象から想像もつかないが、ミックスでは男子がアタッカーで、女子がゲームメーカーになるパターンがプロのレベルでは一般的だからだ。杉山がハンチェコワに感じていた違和感は「もっとアタッカーとして動いてよ。」というものだったのではないだろうか

このように考察されていた。なるほどと思った次第。

自分がダブルスをする場合、どう考えていけばいいだろう。
私がサーブでKさんが前衛でいてくれると簡単にゲームが取れる。
その逆は、Kさんのサーブが素晴らしいのに決めてあげられない。
私は、アタッカー向きではない・・・・らしい、いや、単に上手くないだけかもしれない。
ダブルスは難しい、だから面白いともいえる。
プロのダブルスの試合をもっとテレビで見せてくれるといいのだけれど。