★時間が自由なようでそうでないのが商人、お勤めの人のように休暇をとるということはお店を閉めて出かけること、なかなか時間が作れない。その店番を家内に頼んで三十余年ぶりに京都ひとり旅。二泊三日の短い時間に出来るだけ多くの寺院を見ようと、少しおごって観光タクシーでまわることにした。紅葉にはまだ早いのと連休明けということでそれほどの混雑もなく、のんびりと三日で16寺院を見て まわることができた。京都駅ビル(写真→)の変わりようにはびっくりだったが、それほど違和感を感じなかったのは六本木ヒルズ、ミッドタウン等々東京の変わり様を見慣れているせいだろうか。少し横道にはいると昔ながらの京都の街並み、こんなところでこんなお店で商売が成り立つのだろうかと妙な心配をするのも商人の性だろうか、東京の家並みとは違う何かを感じながら車窓を見ている。ここにも、こんなところにもお寺があると、あらためて京都のお寺の多さに驚きながら、よく知られた寺院を選んで見ることにした。初日、三十三間堂、南禅寺、永観堂禅林寺、高台寺、二日目、二条城、金閣寺、龍安寺、仁和寺、銀閣寺、三日目、東寺、天龍寺、常寂光寺、あだしの念仏寺、落柿舎、祇王寺、建仁寺。よくばって先斗町、京極、新京極も歩いてみた。仕事を忘れての三日間と言いたいのだが、時折携帯に呼び出される便利さ不便さ。心の休養になったが、身体は少し疲れたように感じるのは、旅は若いうちに、元気なうちにした方がいいということなのだろう。三十三間堂千手観音の前に立つ二十八部衆、大弁功徳天像のお顔立ちの何と優しいことかと印象に残った旅だった。
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