あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

8月5日 立山の夏

2017年08月06日 | 日記
 各学年の夏季遠足のトリは年長さん。今回は久しぶりに立山少年自然の家。予約が取れず(富山県内の幼稚園保育園が利用するため)、遅い日程となったが富山までの電車と自然の家のマイクロバスを乗り継いで2時間のアプローチは長いようで意外に短い。

 車中はゆったり和やかに談笑しながら車窓の風景や友だち同士のちょっとした遊びを肴に旅を楽しむ。(ちなみに、賑やかメンバーと同席のあゆどん、おせんべやけたかな?の遊びを同じ席の子どもたちに教えると、何回か繰り返した後、今度はルールを替えて指も使って。これはなかなか笑えるルール。だって結構特定の指だけを複数折るのって難しいもんね。脱帽です、まつくりさん。)

      

 さて立山少年自然の家に県外の幼稚園からくるのはやっぱり木の花だけらしく、だからというわけではないだろうけど、マイクロバスのおじさんも「おお、また来たね!」ととても親切。時々ダジャレを飛ばしながら(「トンネル入ったよ、寝とる動物さんおるし探され・・」と言うと真剣に探して見つからん!と子どもたち。「トン、ネルよ・・・」ってわかるかな?)、バスも快調に自然の家まで飛ばし着けば都の高原の風。やっぱり山は涼しいねえ・・・。

 自然の家では今回のガイドの「でんでん」さんとすぐに打ち解け、午前中はトントンの森の探検とフィールドアスレチック体験。広葉樹と針葉樹(立山杉!?)の毛色の変わった森の風景の中にまったりと浸り、アスレチックで汗を流し、虫を捕まえ盛り上がるまつくりさん。(このアスレチックは木の花の庭にも活用できそうだねえ・・・。)

              <切り株の木彫り…動物各種も素敵!>

 午後は清涼感ある小川の沢登り。最初は川水を避けていた子も浸かることの楽しさを覚えると、あえて流れの中へ・・・。小滝を登ったり、倒木を潜ったり全身で夏を感じながら進めば、巨大カエルを「でんでん」が見つけて大騒ぎ。すぐさま対抗してそのわきの水の流れから立派な巨大カエル(ヒキガエル)をゲットしたまつくりさん。さすが!
 しかも、この捕まえたカエルを一緒に旅の道連れにして連れていくと袋に入れて持ち歩く、という。さらに途中で他の子がカエルをまたまたゲットし、計3匹を沢旅のお供に連れ歩くまつくりさん。沢蟹なども見つけつつ(これも石をひっくり返して見つけるから、その嗅覚たるや驚き)、沢旅はやがて水が枯れてきて終了。この水ってどこから来るんだろう?と疑問にも思った子も・・・(海からかな・・・と別の子。水って何か?考えるきっかけにもなったね。)最後にカエルさんを沢に戻して別れの儀式?の後、アスファルト道に出る。

                

 帰路、高原の風に吹かれながらゆったり戻る途中でも虫を見つけたり、木苺を見つけて野生の味覚を堪能したりたっぷり立山の夏を満喫。そしてガイドの「でんでん」兄さんにお礼を言って少年自然の家とお別れ。混み合う富山市内をバスのおじさんは巧みに運転してくださり(この日富山祭りで結構渋滞。電車時間が気になっていたあゆどんですが、担任は子どもらと一緒に夢の中・・・笑)、時間内に富山駅に滑り込んで電車時間にセーフ。

        
  
 しかしすでに乗客は電車にぎっしり・・・。
 なので疲れた体に鞭打って立って頑張るまつくりさん。可哀想って?いや全然・・・ケロッと大丈夫なまつくりさん。いたって元気なうえにこういう時の時間のつぶし方が面白い。クイズだったり、「あっち向いてほい」だったり、しりとりだったり・・・。(「あたしんちの近くに住むお友だちはだ~れだ?」なんてのはまだ可愛いほうで、「俺の好きな電車はな~んだ? ヒント、東京で緑色でぐるぐる回っている電車」とか、「大分県の土砂災害で一番出動した消防車はな~んだ?」等々、だれも分らんわ! そんなクイズ・・・笑。あるいはしりとり。「しか」「かに」・・・あたりはいいけれど、「にんじん・・・についている青いはっぱ」「ぱんをたべる○○」等々お話風しりとりへの転換等々。横で立って聞いていた女子高生たちが「すごいね」と目を丸くしていたのが笑えます。)

 たっぷり乗り物の旅を楽しみ、存分に自然の中に浸り、一夏の想い出をたっぷり身体に詰め込んだまつくりさん。楽しかったね・・・。

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