あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

8月12~20日 北海道はでっかいどう!

2017年12月29日 | 日記
幼児教育実践学会が今年北海道で開催。学会でのポスター発表の場を活用して木の花の保育環境の発信をりえ先生ととぎりんが園を代表して担当。おめでとう!北海道への研修旅行なんて今後ありえないような企画・・・(笑)。 

 園舎、園庭、地域の3つの空間環境の整備と遊びの中の学びの整理はここ数年の園内研修の課題でもあったので、それをまとめてポスター作製。情報量が多いから・・・・とりえ先生、とぎりんが考えたのがワイワイ会ポスター風の差し込み式。なおかつ園舎・園庭の全体構造がわかるように・・・とあゆどんの木の花暮らしのイラストも活用(園長に気を使って?笑)。
 全職員が夏休み中に時間を割いてポスター製作にコミットし、木の花らしい雰囲気のポスターが完成。チームワークよろしく感謝、感謝。木の花スタッフの想いを託され、いざ北海道へ・・・。
 北海道へは各自それぞれ別々に出発し現地で会いましょう・・・・とこの辺りの研修ツアーは木の花流。北海道の大自然、文化、歴史等の現地体験の「研修」も各自兼ねながら当日朝、実践学会のある札幌にて参集。

 ちなみにあゆどんはフェリーを使いマイカーで苫小牧に上陸。最果ての地、知床まで足を伸ばし学生時代に登山した知床連山に再会。当時知床の原生林伐採問題が話題になる中、ヒッチハイクで車に乗せてもらった方から一緒にブナを守りに座り込みに行こう、と熱く誘われながら、座るより歩いて原生林の懐に入りたいんで・・・と丁重にお断りして沢から登った知床連山の縦走。樹齢300年を超えるブナの巨木に感動し、オショロコマの魚影の濃さに驚き、ヒグマの糞の大きさにびびり、身の丈を超えるハイマツのやぶ漕ぎにあえぎながら、山頂からの北方領土とオホーツクの海を両サイドに眺める絶景に酔いしれた学生時代の往時を懐かしく思い出す。

 あいにく今夏は北海道の特に道東が天候不順で既に秋の気配で寒いぐらい。「登山研修」は、立山の地獄谷を彷彿させる噴煙たなびく雌阿寒岳一本。大地のエネルギーをおすそ分けしてもらい、またエゾリス、キタキツネ、エゾシカ等々の動物にも間近に出会って語らい、地平線の彼方まで一本道(天国に続く道と言うらしい)という情景等々「内地」では味わえない地勢、自然を体験でき、また「とほ宿」でライダー、チャリダー、旅人等ユニークな方々との出会いもやはり北海道ならでは・・・。大平原にぽつりと立つ「北の国」から風の「宿」にて毛色の変わった旅人らと満点の星空を仰ぎ、流れ星を何度も目にしながら時の流れが止まったかのような悠久の時の流れを実感・・・。

      

 翌日、札幌の喧騒さのなかで二人と合流し現実世界へと時の流れがスピードを増していく・・・。
 実践学会初日は今日的な幼児教育の研究課題での講義と今風のITを活用した「見える化」の研修等々。旅研修?との頭の切り替え、ギャップに苦労する。

 2日目のポスター発表は、木の花スタッフ力作のポスターに結構人気があったようで、二人は昼食を取る間もなく、説明と対応に追われる(探検マップの冊子にイラスト絵葉書まで買いたい・・・という方が続出して驚かされる。もっと印刷しておけばよかった・・・笑)。実践学会でのQ&A式のポスター発表は、各地域の各園の保育実践の発表の場として比較的容易にしやすく、またポスターのレイアウトなども手書きあり、イラストあり、画像あり、立体あり・・・と趣向を凝らしたものも多く、若手の先生たちの社会発信の「登竜門」の場として今年も全国の先生方が集い大いに賑わい、二人の先生たちも前日の夜の懇親会を含め大いに刺激を受けたようだ。

  


 りえ先生、とぎりん、お疲れ様!・・・と撤収を済ませるて声をかけて一路北陸へ・・・。夏季保育、間に合うかなあ・・・。

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