あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

12月4日 もちつき

2018年12月30日 | 日記
 毎年年の瀬恒例のおもちつき。連年になく蒸し暑い初冬の風情。庭の火の番のおやじはTシャツ姿!こんな冬ってあるんかいな?

 二俣の田んぼで田植えと稲刈りをした餅米を使って、保護者会役員さんたちが物置から臼や杵、蒸篭、お釜などを出して用意して頂き、年長さんが餅米を洗い煉瓦で竈を作って、薪(端材)を燃やして蒸篭で餅米を蒸すところから当日は始まる。年長さんが朝早くから登園して早速たたきに群がり、助っ人のおやじや祖父たちに交じって、団扇で扇ぐ子、端材の釘を抜いて薪を作る子等々・・・。


  

 今回は祖父たちとおやじら人数は少な目ながら、蒸篭の蒸し方や最初の小槌?など、伝承技の伝授もしっかりとされて、いつもよりも蒸篭での蒸しあがりも順調に進み、年中さんから年少、年長・・・と祖父等の采配のもと「よいしょ!」の掛け声と共にどんどん突いて(年長さんはお手伝いなしで自分らで突いて、その杵の重さも体感)、自分らの突いた餅をちぎって食べてゆく。本物の道具と行程が丸ごと見えて、それをすぐに味わえるのがもちつき体験のいいところ。

 最後にワイワイ倶楽部さんたちにもおすそ分けをして、余った餅で伸餅を作って終了。

 祖父等にはまつさんたちからお茶のおもてなしをして労をいたわりつつも、北海道募金を呼び掛けたり(稲刈り、バザーについて3度目)、臼を洗ったり、竈の撤収のみならずタープ外しなども手伝ってもらい大いに助けられる。

 午後の自由遊びでは早速、もちつきごっこに励む年少さん。泥を餅にみたて水で溶かしながらうまく突いてゆく。お正月を前に力をいっぱいを蓄えたおもちつき。祖父たち、おやじたち、役員さんたち、有難うございました。

  

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