可愛い子ペンギンを授かって早十日・・・。
基本、[昼間爆睡・夜中覚醒の方針]を曲げないので寝不足気味である。
積極的な育児参加とペンギンへの奉仕が認められ、外岩行きの許可が下りた。
断ると見せかけて行くことにした。“日頃のストレス解消の為しぶしぶ行く” みたいな態度をかかさないのがポイントである(笑)。
滅多に行けないのだから、刺激的な岩を登りたい。湿ってて登れない、等という事態だけは避けたい。
ということで “金峰山頂ボルダー” に決定。Mっちゃん号に乗り込み妹と3人で出発。
8:20 大弛峠駐車場に到着。既に満車状態だった。
8:30 登山開始。私が二人にハイペースを強いたので、10時少し前に登頂出来た。軽めとはいえマットを背負ってこのタイムは褒められていいだろう(笑)
普通なら頂上から臨む景色に感嘆の声を上げ、写真を撮りコーヒーを沸かし・・・だが、
我らは岩を磨いた。中々ジャリジャリするじゃねーか。
標高2599m、高原ボルダリングの始まりである。
初っ端から本日メインの“サミットボルダー”へ。
3人で取り掛かると見せかけ、妹は昼寝&Mっちゃんは体育座り。
いつも通り一人で闘うしかない。まずは“再来・2級”から。
入念にホールド選びを実施し、一撃。
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再 来・2級
美しいフェイスからクラックを取り、カンテで優しいマントルを返しトップアウト・・・素晴らしい課題だが、お止めになった方がよろしい。
マントルを返した後、下を見ると崖だからです・・・
続いて右隣の初段 “ゴールデンサミット” へ。これも何とか午前中に片付いた。
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ゴールデンサミット・初段
ジャリジャリのリップを抱えて返すマントルがスリリング。
私が充実感に浸っていると、諦めたと思っていた妹が “再来” を登ると言う。
止めて欲しかった。危険が伴うため、圧倒的実力で登るべき課題だと思ったからだ。
鬱陶しいことに決意は固いので、全力でサポート。万が一恐怖やホールドの剥離等でずり落ちてきたら、フェイス面から掴めるようにスポット。
だが、二人ともあっさり登ってしまった。
圧倒的実力ゥ?
二人とも無事でよかった。安堵し昼食に入れた。・・だが時間が経つにつれ、一つ頭によぎった。
『そういやまた、俺のムーヴ丸パクりだったな。』
昼食後もロクに休まず岩探し。スキをついて休憩&見学しようとする二人を威嚇しつつ、下地極悪な課題を完登。
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最高マントル・1級
私の組み立てでは、股間が裂けんばかりのハイステップからの乗り込みとなった。その後はホールドらしきもの特になし。 ちなみに降りるのも5~6級である。
満足。後は二人が疲れ果てて帰りたくなるの待てばいい。最適な課題があるようだ。長いハンドトラバース課題〝アラウンド・ザ・サミット 1級〟である。
だが二人は中々取りつかない。
結局私が先頭を切った。一撃。
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アラウンド・ザ・サミット 1級
そろそろお開きの時間帯にやる課題でもなさそうだが、疲れさせるには最適。さぁ頑張ってくれ!
完登には程遠い〝分割払いな登り〟を何度も確認。15:40に山頂を後にした。既に人気はなかった・・
一時間半弱で駐車場着。帰りもハイペース(笑)
結局終始Tシャツ一枚で過ごせるほどの天気に恵まれ、久々の外岩を心行くまで堪能。
21:30に帰宅出来たので、すぐ子ペンギンのお世話に入った。ペンギンには休んでもらわねばならない。
また許可が下りるかもしれないですからな・・
可愛さのあまり、疲れと眠気も吹っ飛ぶ。
抱っこしてあやしたり、オムツを替えたり、授乳後のゲップをさせたり・・・そして気がつくと、寝る間もなく時計は夜中の3:40。
登ってる場合じゃありませんな・・
金峰山頂 サミットボルダー
※ トポはfreefan 042号
〝夏の一日 ~金峰山ボルダーを訪ねて 室井登喜男〟参照