ボル中

~ボルダリング中毒~

リハビリ in 長瀞

2011-04-14 23:00:00 | 長瀞
 骨折してから外出出来ない状態が続いていたが、ペンギンが車で桜を見に連れてってくれると言ってきた。松葉杖状態でも楽しめる花見といえば、桜並木の通りがある場所である。そして私が場所を検索し、『桜の名所で桜並木も数キロ続いているみたいだから、埼玉の長瀞駅周辺にしよう』 とお願いした。

ペンギンは快諾し、運転を無事務める為に道順などを調べていた。

 見事にヤツは引っかかった。せっかく外に連れて行ってもらえるのに、桜だけを見に行くワケがない。

 長瀞は岩の観光名所でもあるのだ。まだ行ったことのない場所だが、駐車場からあるいてすぐのところに岩場が広がっているようである。むしろ桜は後回しだ。

 

 まずは長瀞駅周辺の桜のトンネルと言われる桜新道や南桜通りをサラッと通過する。気温は25度を指していた。人も車通りも多く、停車してゆっくり見物する時間はない。

 駅付近に来ると『岩畳に最も近い駐車場500円』という看板を見つけたのでそこに停めた。そして松葉杖でも苦のない距離に岩場が広がっていた。


         駐車場から徒歩1分


            岩  畳

 さっそく水際へ。7週間ぶりの生岩である。





 モロい個所がたまに見られたので触って確認していると、何だか登りたくなってきた。落ちて左踵で着地するようなことがなければ全く問題ない・・と自分で勝手に判断しているので、リハビリがてらにボルダリングをすることにした。無論、ペンギンは嫌そうな顔をしていた。

  リハビリ in 長瀞
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 核心は骨折治療中である左踵への気遣いではなく、靴が両足ともクロックスであることだった。


 楽しいリハビリを終え、岩場の陰で景観・雰囲気をゆっくり楽しんでいると、夫婦揃ってくしゃみと鼻水が止まらなくなってきたので愛車に向かって退散した。

 そして儀式的に桜並木を通過する。



 儀式を終えると次は、何年も前から行ってみたいと思っていた『白寿の湯』にリハビリの場を移した。

 長瀞から40分位車を走らせた児玉郡神川町にその名湯はある。茶色く濁った湯がかけ流しにされ、その凄まじい泉質により床のタイルが変色し溶けており、クレーターのようになっていた。

 松葉杖の温泉客を見たことがなかったので、あらかじめ電話し確認しておいた。全く問題はなく、そういうお客さんもよく来るとのことだった。それでも多少抵抗はあったが、平日のまだ明るい時間帯であり、私のほかに二人しかいなかったので存分に湯を楽しむ事が出来た。

 そして途中で夕食をとりながら帰路についたのだが、ペンギンは『花見』から『理想のリハビリ』にすり替えられた事に最後まで気がついていないようだった(笑)

 いよいよ明日は通院日であり、松葉杖を返却すべき日である。岩と温泉という最強コンビが良い結果をもたらしてくれるだろう・・・