2つ目の講義は、
東海大学医学部基礎医学の大櫛陽一先生による
「メタボリックシンドロームへの考察」。
たいへんインパクトのある内容です。
今年2月に東京で行われた別のセミナーでも
日本の脂質異常症の内服治療開始基準は
製薬業界の思惑の成果だと聞いてきていたので、
やはりそうなんだ! との思いが募りました。
そもそも、
メタボリックシンドロームは薬物治療の対象ではないという
米国高脂血症治療ガイドラインATPⅢ(NCEP ATP Ⅲ)が
2002年、雑誌 Circulation に発表されました。
(NCEP ATP Ⅲ:Circulation,2002;106,3143-3421)
そこでは、
メタボリックシンドロームの好ましい改善は
生活習慣を変えることによると強調されています。
さて、日本のメタボリックシンドロームの診断基準は、
2005年春に公開されたのですが、
同年秋にはメタボ先進国である欧米の糖尿病学会からは
メタボリックシンドロームに対する批判的評価の時期が
やってきているという見解が発表されました。
翌2006年秋には、日本のメタボ基準の必須項目である
腹囲(男≧85cm・女≧90cm)の数値に対して
国際糖尿病連盟が疑問を投げかけたのでした。
(Diabet.Med.23,469-480 (2006))
- - - - - - - - - - - - - - - - - -
と、ここまで午前中に書いていたのですが、
インターネットというものは、凄いものです!
なんと、今回の講習会での講義内容にほぼ等しい
2009年10月20日に行われたプレスセミナー(東京)での講演が、
「脂質栄養WEBセミナー」
として閲覧することができるのですねぇ!!
ということで、
以下、それぞれ 約21分と約26分の
「日本人にとってLDLコレステロールと中性脂肪は善玉である」
という、なんとも刺激的な演題の講演を
写真をクリックして、じっくりと勉強してみませんか?
特に女性の方は必見ですよ !
なお、その前に、
臨床研究適正評価教育機構(J―CLEAR)
(理事長=桑島巌・東京都健康長寿医療センター副院長)
が、先ごろ公表した見解も、まずご一読下さい。
↓
コレステロール論争に対する当機構としての見解
―個々の危険因子や性差を考慮した基準づくりが必要―
では、下の写真をクリックして大櫛陽一先生の講義をどうぞ!
↓
東海大学医学部基礎医学の大櫛陽一先生による
「メタボリックシンドロームへの考察」。
たいへんインパクトのある内容です。
今年2月に東京で行われた別のセミナーでも
日本の脂質異常症の内服治療開始基準は
製薬業界の思惑の成果だと聞いてきていたので、
やはりそうなんだ! との思いが募りました。
そもそも、
メタボリックシンドロームは薬物治療の対象ではないという
米国高脂血症治療ガイドラインATPⅢ(NCEP ATP Ⅲ)が
2002年、雑誌 Circulation に発表されました。
(NCEP ATP Ⅲ:Circulation,2002;106,3143-3421)
そこでは、
メタボリックシンドロームの好ましい改善は
生活習慣を変えることによると強調されています。
さて、日本のメタボリックシンドロームの診断基準は、
2005年春に公開されたのですが、
同年秋にはメタボ先進国である欧米の糖尿病学会からは
メタボリックシンドロームに対する批判的評価の時期が
やってきているという見解が発表されました。
翌2006年秋には、日本のメタボ基準の必須項目である
腹囲(男≧85cm・女≧90cm)の数値に対して
国際糖尿病連盟が疑問を投げかけたのでした。
(Diabet.Med.23,469-480 (2006))
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と、ここまで午前中に書いていたのですが、
インターネットというものは、凄いものです!
なんと、今回の講習会での講義内容にほぼ等しい
2009年10月20日に行われたプレスセミナー(東京)での講演が、
「脂質栄養WEBセミナー」
として閲覧することができるのですねぇ!!
ということで、
以下、それぞれ 約21分と約26分の
「日本人にとってLDLコレステロールと中性脂肪は善玉である」
という、なんとも刺激的な演題の講演を
写真をクリックして、じっくりと勉強してみませんか?
特に女性の方は必見ですよ !
なお、その前に、
臨床研究適正評価教育機構(J―CLEAR)
(理事長=桑島巌・東京都健康長寿医療センター副院長)
が、先ごろ公表した見解も、まずご一読下さい。
↓
コレステロール論争に対する当機構としての見解
―個々の危険因子や性差を考慮した基準づくりが必要―
では、下の写真をクリックして大櫛陽一先生の講義をどうぞ!
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