外科医 アンチエイジングに目覚める!?

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抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

抗加齢医学会の研修講習会 その2

2010-10-07 21:16:56 | アンチエイジング・ミニ講座
2つ目の講義は、

東海大学医学部基礎医学の大櫛陽一先生による

メタボリックシンドロームへの考察」。


たいへんインパクトのある内容です。



今年2月に東京で行われた別のセミナーでも

日本の脂質異常症の内服治療開始基準は

製薬業界の思惑の成果だと聞いてきていたので、

やはりそうなんだ! との思いが募りました。



そもそも、

メタボリックシンドロームは薬物治療の対象ではないという

米国高脂血症治療ガイドラインATPⅢ(NCEP ATP Ⅲ)が

2002年、雑誌 Circulation に発表されました。

(NCEP ATP Ⅲ:Circulation,2002;106,3143-3421)


そこでは、

メタボリックシンドロームの好ましい改善は

生活習慣を変えることによると強調されています




さて、日本のメタボリックシンドロームの診断基準は、

2005年春に公開されたのですが、


同年秋にはメタボ先進国である欧米の糖尿病学会からは

メタボリックシンドロームに対する批判的評価の時期が

やってきているという見解が発表されました。



翌2006年秋には、日本のメタボ基準の必須項目である

腹囲(男≧85cm・女≧90cm)の数値に対して

国際糖尿病連盟が疑問を投げかけたのでした。

(Diabet.Med.23,469-480 (2006))


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と、ここまで午前中に書いていたのですが、

インターネットというものは、凄いものです!


なんと、今回の講習会での講義内容にほぼ等しい

2009年10月20日に行われたプレスセミナー(東京)での講演が、


 「脂質栄養WEBセミナー」


として閲覧することができるのですねぇ!!



ということで、


以下、それぞれ 約21分と約26分の


日本人にとってLDLコレステロールと中性脂肪は善玉である


という、なんとも刺激的な演題の講演を


写真をクリックして、じっくりと勉強してみませんか?


特に女性の方は必見ですよ !



なお、その前に、

臨床研究適正評価教育機構(J―CLEAR)
(理事長=桑島巌・東京都健康長寿医療センター副院長)

が、先ごろ公表した見解も、まずご一読下さい。
        ↓
コレステロール論争に対する当機構としての見解
―個々の危険因子や性差を考慮した基準づくりが必要―



では、下の写真をクリックして大櫛陽一先生の講義をどうぞ!
         ↓







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