こんばんは。午前中は雨が一瞬やみましたが、あとは
ずっと雨降りになってしまいましたね。でも意外と気温は
底冷えするほど下がらず、ガレージ内で作業をする
我々にとってはありがたい次第です。春はもうすぐですね。
桜の開花予想も発表され、関東では3月下旬くらいになるみたいですね。
さて今日は・・・・
先日お伝えした、カイエンターボのターボトラブルの原因追究作業です。
問題の右側バンクのエキゾースト系を外していかなければなりません。クーラントホースや、オイルパイプなどが複雑に交わり、
工具が入りずらそうな所についております。。。自分の腕や指がユニバーサルジョイントならな~と思ってしまいます。
そろそろショッカーに体を改造してもらおうかな(笑)
タービン下側のインタークーラー接続部から明らかにオイルが。。。ここで考えられるのは
タービンオイルシールの破損でしょう。。。
エキゾースト系・タービンに繋がるホース・パイプ類をなんとか外してタービン単体の状態になりました。
これでイン側とエキゾースト側のタービンのインペラのチェックが出来ます。
写真は右バンクだけですが、もちろん左バンクも外して点検です。
ブレードを触ると明らかにガタつき、ブレードの羽の先端が削れて変形もしています。
原因は明らかですね。さらに驚いたのは。。。。。
タービンのエキゾースト側のインペラが完全に変形し、脱落していました。タービンブレードの軸がオイルシールの破損で
焼き付き固着している例は経験上何回か見たことがありますが、完全に脱落しているのを見たのは初めてです。
ターボ車はオイル管理と、熱との戦いもあるので冷却水も定期的な交換が必要です。
ターボ車にお乗りのオーナー様方、ドライブ前にはオイルと水の量だけでもご確認を。。。
わからない場合は我々プロにご相談くださいませ。
不幸中の幸いで、今回は右バンクのみのタービントラブルでした。M様もう少々おまちくださいね。