アウトピッコロ

アウトピッコロのほのぼの日記

ターボが効かない原因

2017-03-02 20:29:42 | 整備

こんばんは。午前中は雨が一瞬やみましたが、あとは

ずっと雨降りになってしまいましたね。でも意外と気温は

底冷えするほど下がらず、ガレージ内で作業をする

我々にとってはありがたい次第です。春はもうすぐですね。

桜の開花予想も発表され、関東では3月下旬くらいになるみたいですね。

 

さて今日は・・・・

 

先日お伝えした、カイエンターボのターボトラブルの原因追究作業です。

問題の右側バンクのエキゾースト系を外していかなければなりません。クーラントホースや、オイルパイプなどが複雑に交わり、

工具が入りずらそうな所についております。。。自分の腕や指がユニバーサルジョイントならな~と思ってしまいます。

そろそろショッカーに体を改造してもらおうかな(笑)

タービン下側のインタークーラー接続部から明らかにオイルが。。。ここで考えられるのは

タービンオイルシールの破損でしょう。。。

エキゾースト系・タービンに繋がるホース・パイプ類をなんとか外してタービン単体の状態になりました。

これでイン側とエキゾースト側のタービンのインペラのチェックが出来ます。

写真は右バンクだけですが、もちろん左バンクも外して点検です。

ブレードを触ると明らかにガタつき、ブレードの羽の先端が削れて変形もしています。

原因は明らかですね。さらに驚いたのは。。。。。

タービンのエキゾースト側のインペラが完全に変形し、脱落していました。タービンブレードの軸がオイルシールの破損で

焼き付き固着している例は経験上何回か見たことがありますが、完全に脱落しているのを見たのは初めてです。

ターボ車はオイル管理と、熱との戦いもあるので冷却水も定期的な交換が必要です。

ターボ車にお乗りのオーナー様方、ドライブ前にはオイルと水の量だけでもご確認を。。。

わからない場合は我々プロにご相談くださいませ。

不幸中の幸いで、今回は右バンクのみのタービントラブルでした。M様もう少々おまちくださいね。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする