august03は医師(medical doctor)ではありませんので、私の意見には医学的意味は
なにもない、ということを前提としてお読みください。アドバイスすることは医師法違反に
もなりえますので私にはその責任を負いかねるため。という風にご理解いただければと
思います。
ご様子からいたしますと、お子様はいわゆる進行性の側弯症と考えられます。
仮にレントゲン撮影の誤差をプラスマイナス5度としますと、43度~52度ということに
なります。お子様の年齢が現在16歳(?)といたしますと、骨成熟はほぼ完了していると
予想されます。
これらの情報をベースにして、想定しえるシナリオを下記に書いてみます。
①骨成熟が完了し、現状のカーブでいちおう進行スピードは収まる
①-1 : このまま将来的にも進行しない
①-2 : 年に0.5度前後での進行は続く
①-3 : 逆にカーブが減少する (この例は非常にまれです)
②見かけ上の骨成熟は完了しているが、進行スピードはゆるまない (進行続ける)
ワーストシナリオは当然 ② になります。
私は自分の性格としてワーストシナリオを念頭において、それが発生した場合には
どうするか、ということを考えて行動するタイプの人間です。
案ずるよりも産むがやすし、ではなく、備えあれば憂いなし。というスタンスの人間です
どういう行動をとるかは、どのような場合でも、その方の「普段からの考え方」とか
「人生観」が影響するのではないでしょうか。ですから、結局はみなさんがどういう考え方
をする人であるか、ということで最終的には決まると思いますが.....
ですから、ここではあくまでも、備えあれば憂いなし。という私の性格であったら、どう
するだろうか。ということで書きます。
家庭経済の要素というものもとても重要だと思います。
米国で加入されている保険がどこまでカバーしてくれるのか、また、その手術以降、
保険の掛け金がどうなるのか.....たぶん値上がりするのではないでしょうか?
そのような家庭経済面も洗い出してみられてはいかがでしょうか。
やはり日本の方で米国在住をしておられた方が、日本の保険制度のほうが良い、
という判断で帰国されるということを述べられています (掲示板 特発性側弯症治療の
広場をご参照ください)
手術のタイミングですが、いますぐにあわててしなければならない、という焦りはしなくて
よいと思います。
まだ考えられて、いろんなことを準備するだけの時間はあると思います。
学校のこともあるでしょうし、なによりも、日本に戻られてからの健康保険?あるいは
国民保険? の手続き等の段取りなども考慮する必要があると思いますし。
いまの手術技術はひところに比較しますと格段の進歩をとげています。
ですから、仮に50度で手術するにしても、60度で手術するにしても
......もちろん手術すると決めたならば、角度の少ないほうがベストですが.....
そこにとてつもない大きな「差」がでるかといえば、そこまで大袈裟にかんがなければ
ならないような差はないと考えていただいていいと思います。
側弯症は難儀ですが、ガンのように一か月の差が命取りになる。というような範疇とも
違いますので。
私のこどもでしたら、私は、日本で手術を受けさせると思います。もちろん、友達関係の
ことも考慮しなければなりませんが、学校をどうするか、そのまま日本の学校に通わせる
か、それともまた時期をみて、米国の学校にいくか。そういうこともすでに考えては
おられると思いますが、そうことをこどもと話あったうえで、日本の病院で手術すると
思います。 私の理由は単純です。 医学的技術は日米で同じですから、あとは、経済的
な面と、医師とのコミニュニケーションの点で、日本のほうが気持ち的に楽になるから
ということがあります。
どこで手術を受けるか、この点の参考としては、患者さんがたのなかでつねに話題に
あがる先生を選ぶと思います。 手術は「技術」であり、技術は「経験」です。経験とは
「症例数」ですので、その点を考慮されて病院を選ばれるといいと思います。
ここまで書いてすでにおわかりと思いますが、私は「手術」することを前提として準備を
すすめることを書いています。今日明日にする必要はありませんが、いずれは手術が必要
になるだろう。そのときにベストな状態で.....ベストとは、健康もそうですが、ご家族に
とっての経済的面もろもろを含めて....臨めるように準備したいと思います。
仮にいま手術しなかったとしても、一年以内 あるいは 30代になって あるいは60代に
なって手術する可能性のほうが、手術なしでいく可能性よりも高いと思います。
カーブが70度では行き過ぎですから、せめてもしも60台前後にまで進行したときには、
すぐに手術できる。という形で準備をされてはいかがでしょうか。
august03
なにもない、ということを前提としてお読みください。アドバイスすることは医師法違反に
もなりえますので私にはその責任を負いかねるため。という風にご理解いただければと
思います。
ご様子からいたしますと、お子様はいわゆる進行性の側弯症と考えられます。
仮にレントゲン撮影の誤差をプラスマイナス5度としますと、43度~52度ということに
なります。お子様の年齢が現在16歳(?)といたしますと、骨成熟はほぼ完了していると
予想されます。
これらの情報をベースにして、想定しえるシナリオを下記に書いてみます。
①骨成熟が完了し、現状のカーブでいちおう進行スピードは収まる
①-1 : このまま将来的にも進行しない
①-2 : 年に0.5度前後での進行は続く
①-3 : 逆にカーブが減少する (この例は非常にまれです)
②見かけ上の骨成熟は完了しているが、進行スピードはゆるまない (進行続ける)
ワーストシナリオは当然 ② になります。
私は自分の性格としてワーストシナリオを念頭において、それが発生した場合には
どうするか、ということを考えて行動するタイプの人間です。
案ずるよりも産むがやすし、ではなく、備えあれば憂いなし。というスタンスの人間です
どういう行動をとるかは、どのような場合でも、その方の「普段からの考え方」とか
「人生観」が影響するのではないでしょうか。ですから、結局はみなさんがどういう考え方
をする人であるか、ということで最終的には決まると思いますが.....
ですから、ここではあくまでも、備えあれば憂いなし。という私の性格であったら、どう
するだろうか。ということで書きます。
家庭経済の要素というものもとても重要だと思います。
米国で加入されている保険がどこまでカバーしてくれるのか、また、その手術以降、
保険の掛け金がどうなるのか.....たぶん値上がりするのではないでしょうか?
そのような家庭経済面も洗い出してみられてはいかがでしょうか。
やはり日本の方で米国在住をしておられた方が、日本の保険制度のほうが良い、
という判断で帰国されるということを述べられています (掲示板 特発性側弯症治療の
広場をご参照ください)
手術のタイミングですが、いますぐにあわててしなければならない、という焦りはしなくて
よいと思います。
まだ考えられて、いろんなことを準備するだけの時間はあると思います。
学校のこともあるでしょうし、なによりも、日本に戻られてからの健康保険?あるいは
国民保険? の手続き等の段取りなども考慮する必要があると思いますし。
いまの手術技術はひところに比較しますと格段の進歩をとげています。
ですから、仮に50度で手術するにしても、60度で手術するにしても
......もちろん手術すると決めたならば、角度の少ないほうがベストですが.....
そこにとてつもない大きな「差」がでるかといえば、そこまで大袈裟にかんがなければ
ならないような差はないと考えていただいていいと思います。
側弯症は難儀ですが、ガンのように一か月の差が命取りになる。というような範疇とも
違いますので。
私のこどもでしたら、私は、日本で手術を受けさせると思います。もちろん、友達関係の
ことも考慮しなければなりませんが、学校をどうするか、そのまま日本の学校に通わせる
か、それともまた時期をみて、米国の学校にいくか。そういうこともすでに考えては
おられると思いますが、そうことをこどもと話あったうえで、日本の病院で手術すると
思います。 私の理由は単純です。 医学的技術は日米で同じですから、あとは、経済的
な面と、医師とのコミニュニケーションの点で、日本のほうが気持ち的に楽になるから
ということがあります。
どこで手術を受けるか、この点の参考としては、患者さんがたのなかでつねに話題に
あがる先生を選ぶと思います。 手術は「技術」であり、技術は「経験」です。経験とは
「症例数」ですので、その点を考慮されて病院を選ばれるといいと思います。
ここまで書いてすでにおわかりと思いますが、私は「手術」することを前提として準備を
すすめることを書いています。今日明日にする必要はありませんが、いずれは手術が必要
になるだろう。そのときにベストな状態で.....ベストとは、健康もそうですが、ご家族に
とっての経済的面もろもろを含めて....臨めるように準備したいと思います。
仮にいま手術しなかったとしても、一年以内 あるいは 30代になって あるいは60代に
なって手術する可能性のほうが、手術なしでいく可能性よりも高いと思います。
カーブが70度では行き過ぎですから、せめてもしも60台前後にまで進行したときには、
すぐに手術できる。という形で準備をされてはいかがでしょうか。
august03
現在25歳になります。手術で入れた金具を取る手術を10月にします。
参考にならなかったかもしれませんが、手術をする事が最悪な状態ではない!!事が伝わって頂けたら★