群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(6-5) 谷超え、山超え地獄谷に

2009年06月15日 | 草花とマクロ

2009年6月14日  (・・・ 続き)

ここからは、地獄谷に向かっての復路です。
雲が少しずつ稜線に向かって昇っていきます。


                                    ←ここクリック拡大
焦点距離:20.0mm、ISO:100、S:1/750 、A:F8、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:10:38

大山では珍しく、緑豊かな沢です。


「ダイセンキスミレ と ノウゴウイチゴ」             ←ここクリック拡大
焦点距離:100.0mm、ISO: 100、S: 1/500、A :F6.7、+0.0EV
DSLR-A700 + MACRO 100mm F 2.8、T: 10:45

ノウゴウイチゴは絶滅危惧種の1つで、ダイセンキスミレの一回り大きな白い花を着けていました。
この斜面には、ダイセンキスミレが群生し咲き乱れていました。ノウゴウイチゴはその間でチラホラ花を着けています。


「ノウゴウイチゴ」

中には、赤い実を着けたイチゴもありましたが、水不足でしょうか?少し干からびていました。


「沢の下部より 稜線と青空」

足がかりを探しながら、尾根に向かいます。


「手前のピークは1636? と向こうの槍尾根」        ←ここクリック拡大


「槍尾根」

尾根右の台形の形をした場所で3、4人の人影が見え、今、立っている場所が想像出来ました。


「1636(?) 立ち寄れない場所です。」

この後が大変です。
谷超え山超え、難行苦行、
時にはウドの生い茂る谷を渡り、少し山の幸を頂いて地獄谷を目指しました。


「ガスに霞むブナ林」                 ←ここクリック拡大
焦点距離:50.0mm、ISO:100、S:1/250 、A:F8、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:13:28

谷が深く、降りる場所を探してウロウロ・・・
やっと、滑り降りました。


「魚断ノ滝 上部」

ガスの切れ間、壁沢の谷間の向こうに槍が顔を出しました。


「魚断ノ滝」

地獄谷の最上流部は魚断ノ滝です。
少し手前で左側から地獄谷にキリン沢の清流が流れ込んでいます。


「魚断ノ滝」
焦点距離:55.0mm、ISO:100、S:1/10 、A:F13、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:13:28

一段と思いこんでいた滝は、二段ありました。


「清流のほとりで ダイセンクワガタ」


「鬼女台より 烏ヶ山」

地獄谷を3時に出て、右膝がきしんでも地獄谷駒鳥小屋から
1時間半(予定は2時間)ハイペースの下山となり、
分鳥水経由で文珠堂の駐車場に4時半のでした。
ノビネチドリ拝見の山行きが、アドベンチャーの山行きになって充実した1日を過ごしました。
そして、昨年の秋、10月12日につめた沢が、3本沢の左の沢にあたる本沢であること、
尾根は壁沢右尾根であることを確信したのです。

師匠と東大山に感謝です。
山行き用にGPSがほしい!!                        にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ


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