欠けてゆく月の安堵をみてしまへり 懸かる薄雲さへ去りがたく
セカンドバージン歴もあまりに長くなりますと、
恋心というものを忘れ果て、比例して歌心とも疎遠になるようです。
しかし、恋心というのは異性に対してのみ持つものでもないようで、
例えば、音楽とか、芸術とか、
とにかく、「人」が精魂傾けた美に対して、こちらも精魂傾けてのめりこむ。
もはやうっすらとしか記憶にない「恋心」に、どこか似ているような気がします。
何年も作歌から遠ざかっていたのに、このところ、なんの加減か、また小声で口ずさみたくなっているみたいです。
どうやら、何者かに「恋して」いるらしい。 笑