早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/植物前線異常アリ

2017年06月26日 | 良縁

最近、植物の流行に異変が起きていることをご存知でしょうか…
本屋に行くと居並ぶこれらの書籍



そこには「BIZARRE PLANTS(ビザール・プランツ)」
「 CAUDEX(コーデックス)」などの聞き慣れない言葉が 乱舞しています。

ビザール・プランツとは「珍奇植物」のこと
その範囲は人それぞれですが、今まであまりお目にかかったことのない植物…
例えば、代表的な例はこれ「プラティケリウム」
別名「コウモリラン」または「ビカクシダ」



いまだに種類によってはひっぱりだこの人気者ですが
最近こやつは結構流通し始めて、もう「珍奇」ではないのかも…

植物を栽培していくと知らず知らずのうちにエスカレートし
だんだんと珍しいもの、人が持っていないものに惹かれ始めるのですよ。 

ただのサンセベリアでも形が「珍奇」…とか



ありきたりの植物でもひと味違う…とか
こちらは驚くなかれ球根アサガオの「イポメア」
花が咲いたらご報告します。 



きれいな花が咲くわけでもない
そよそよと葉っぱが風にそよいで癒されるわけでもない多肉植物…「オベサ」



だけどじっと見ていると、なんともかわいらしいのです。
こちらは「シノクラッスラ」別名「四馬路(すまろ)」
なんちゅうネーミング!



これなんか一見ただのアロエの「ポリフェラ」
やっとやっと手に入れたの。
今後にわくわく!
その理由とは…



大きくなったときの姿…別名「スパイラル」



やはりめっちゃ「珍奇」
簡単には手に入らない上、知る人ぞ知る人気プランツ
そして探す方も一筋縄ではいかないのです。


一方こちらはコーデックス(塊根植物)を代表するステファニア
コーデックス類は茎や幹や根が丸くはれる(笑)植物のグループです。

ただの芋…



でも、夏になると順番に目覚め始めます。



芋の仲間ですからつるを延ばし延ばして3メートルほどにもなるんですよ。



私が最初にコーデックスに魅せられたのは
幹の部分がツートンカラーで美しい「アデニア・グラウカ」
アフリカはボツワナあたりの乾燥地帯の植物で
成長が遅いのなんのって…ここ3年、ちっとも大きくなる気配なし。
この子たちの膨らんだ幹の直径は3センチくらい…



最近8センチクラスをやっと手に入れました。
いったい何年たっているやら…



こんなものまで存在しちゃうアデニア…



今日も熊本、福岡、京都、東京…ネットを駆使して探します。
一度足を踏み入れたら二度と抜けられない
奥深いジャングルのような趣味の世界です。
くわばら くわばら…