20日より第65回国民体育大会におけるサッカー競技の近畿ブロック大会が京都府山城総合運動公園などで開幕。近畿2府4県による本大会出場枠「1」(成年男子の部)を懸けた戦いが始まった。成年男子の部は奈良県が1回戦で大阪府と対戦するも1-2で敗戦。滋賀県と戦う準決勝進出はならなかった。

強烈な陽射しとグングン上がる気温、酷なコンディションの中で奈良クラブ単独でのチャレンジとなった奈良県代表成年チーム。第1試合の相手は大阪府代表成年チーム。関西リーグDiv1のアイン食品、阪南大クラブに加えて大阪府リーグの関大FC2008、新洋海運FCからの混合選抜チームだ。コンビネーションの面でもチーム単独で大会に臨んでいる奈良には有利であり、アイン食品、阪南大クラブ相手にはリーグでも勝ち星が無い。ここでリベンジといきたいところだが、加えて久々の本大会出場も目標にするならば大事な初戦でもあった。

ベストメンバーとはいかないものの、負傷者が集中する守備ラインを除いてはいつもの陣容。1トップ気味に前線に張る牧にサイドから嶋、畑中、中央から大塚、そして深い位置から李と矢部のボランチコンビがボールを供給する。出足はまずまず、序盤から試合のペースを握ることには成功する。しかし相変わらず前線での決定力には欠け、シュートが枠を捉えきれない。徐々に大阪成年のペースに試合は傾いていき、決定機を作られていくようになった。

前半こそスコアレスで折り返したものの、後半の立ち上がり2分にCKからDF岡本(アイン食品)に合わされて先制される。49分に畑中が牧の左サイドのクロスからボレーシュートを決めて同点に追い付くが、瞬く間に緩慢なマークミスから2点目を決められて1-2に。この後も果敢に交代選手を送り込み、ボールを回して攻め込む奈良成年だったが同点ゴールが遠く、そのままタイムアップ。奈良クラブでの国体挑戦は1試合で終わってしまった。

勝ち切れない試合がリーグでも続く今季のハイライトのような試合になってしまった。やはり先手を打たれると非常に厳しい。今季はリーグその他の公式戦含めて逆転勝利がない。つまり、先制されると勝てないのだ。決められる時間帯にきっちり決められる決定力に乏しく、前がかりになった際にカウンターでチャンスを作られてしまうパターンが多い。またセットプレーでも取るより取られる方が多い傾向にある。来週末に大事な天皇杯県予選決勝を控えるチームとしては不安要素が残る試合となった。

ただ、その中でもやはりMF畑中の存在は際立っていた。昨季の関西リーグDiv2新人王は得意のドリブルとクロスでチームに推進力をもたらす存在。唯一の得点もクロスに完璧にミートさせた豪快なボレーシュート。クロッサーとしてもスコアラーとしても武器を兼ね備えている彼は非常に心強く、来週末の爆発に大いに期待したい。
この試合に勝利した大阪成年は明日、同じく球技場BにてBIWAKO S.C HIRAとルネス学園甲賀の混合選抜チームである滋賀県成年と対戦予定。第2試合で行われた和歌山成年と兵庫成年の試合は1-0で和歌山成年が勝利して明日の第2試合で佐川印刷単独で挑む京都府成年と対戦する。

強烈な陽射しとグングン上がる気温、酷なコンディションの中で奈良クラブ単独でのチャレンジとなった奈良県代表成年チーム。第1試合の相手は大阪府代表成年チーム。関西リーグDiv1のアイン食品、阪南大クラブに加えて大阪府リーグの関大FC2008、新洋海運FCからの混合選抜チームだ。コンビネーションの面でもチーム単独で大会に臨んでいる奈良には有利であり、アイン食品、阪南大クラブ相手にはリーグでも勝ち星が無い。ここでリベンジといきたいところだが、加えて久々の本大会出場も目標にするならば大事な初戦でもあった。

ベストメンバーとはいかないものの、負傷者が集中する守備ラインを除いてはいつもの陣容。1トップ気味に前線に張る牧にサイドから嶋、畑中、中央から大塚、そして深い位置から李と矢部のボランチコンビがボールを供給する。出足はまずまず、序盤から試合のペースを握ることには成功する。しかし相変わらず前線での決定力には欠け、シュートが枠を捉えきれない。徐々に大阪成年のペースに試合は傾いていき、決定機を作られていくようになった。

前半こそスコアレスで折り返したものの、後半の立ち上がり2分にCKからDF岡本(アイン食品)に合わされて先制される。49分に畑中が牧の左サイドのクロスからボレーシュートを決めて同点に追い付くが、瞬く間に緩慢なマークミスから2点目を決められて1-2に。この後も果敢に交代選手を送り込み、ボールを回して攻め込む奈良成年だったが同点ゴールが遠く、そのままタイムアップ。奈良クラブでの国体挑戦は1試合で終わってしまった。

勝ち切れない試合がリーグでも続く今季のハイライトのような試合になってしまった。やはり先手を打たれると非常に厳しい。今季はリーグその他の公式戦含めて逆転勝利がない。つまり、先制されると勝てないのだ。決められる時間帯にきっちり決められる決定力に乏しく、前がかりになった際にカウンターでチャンスを作られてしまうパターンが多い。またセットプレーでも取るより取られる方が多い傾向にある。来週末に大事な天皇杯県予選決勝を控えるチームとしては不安要素が残る試合となった。

ただ、その中でもやはりMF畑中の存在は際立っていた。昨季の関西リーグDiv2新人王は得意のドリブルとクロスでチームに推進力をもたらす存在。唯一の得点もクロスに完璧にミートさせた豪快なボレーシュート。クロッサーとしてもスコアラーとしても武器を兼ね備えている彼は非常に心強く、来週末の爆発に大いに期待したい。
この試合に勝利した大阪成年は明日、同じく球技場BにてBIWAKO S.C HIRAとルネス学園甲賀の混合選抜チームである滋賀県成年と対戦予定。第2試合で行われた和歌山成年と兵庫成年の試合は1-0で和歌山成年が勝利して明日の第2試合で佐川印刷単独で挑む京都府成年と対戦する。