らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

初挑戦~酒粕酵母でパン作り

2013年01月31日 | 日常のこと

1月最後の今日は、今年に入ってから初めてのパン教室へ。
今までは、いつもレーズン酵母で作るパンを習っていたが今日はナント酒粕酵母!
ワタシは酒粕が大好きなので、出始めの時期をねらっていつもたくさん買い込む。
もちろん、粕汁にするのだが最近はパンにのせてトースターで焼いたりもする。
酒粕って、焼くとチーズの香りがするのだから不思議。
そして今回の酒粕酵母パン。どんな仕上がりになるのだろう・・・


右側のモノが、酒粕酵母で焼いたカイザー・ゼンメルというドイツのテーブルロール。
ケシの実と黒ゴマをまぶして、お行儀よく焼きあがる。中身をちぎるとふんわりチーズの香り。
酒粕のほのかな甘い香りもして、匂いだけでしあわせ気分になってしまう。
左側は違う生徒さんがホシノ酵母で焼いたプチパン。

酒粕酵母は、冬季限定でしか作れないので春が来るまではこれでパン作りを楽しもう。

 


大峰山葵谷アイスクライミング

2013年01月23日 | バリエーション

大寒の日曜日、奈良県の大峰山系にある山葵谷へ行ってきた。
鋸岳山行以来の雪山に、朝からウキウキ気分である。
なぜならば最近は、フルマラソンの大会が近いためランニングばかりしているからだ。

さて、今回は雪山と言えども目的はアイスクライミング。
以前、八ヶ岳の赤岳鉱泉にあるアイスキャンディーで試しにやってみた時から興味があった。
そしていつかは、本格的に始めたいと思っていた。
さぁ、今回の山葵谷の氷瀑でアイスギアの機能と使い方を覚えるぞ!


神戸から奈良へ車で2時間半、169号線と大台ケ原公園川上線との分岐に到着。
大台ケ原方面は4/25まで冬季通行止めになっていて、車道はたっぷり雪が積もっている。
大普賢岳を前方に望みながら林道を30分ほど歩いて山葵谷の入口に着く。


ここからはいきなりの急登である。
バリエーションルートは、いつものことながら本番までの道中が結構大変である。
この日は、トレースがしっかりありラッセルをすることは免れた。


向かう途中では、いくつもの立派に凍り付いた氷柱をみることが出来る。


厚く凍り付いた大きな氷瀑が目の前に現れる。
今年は、気温が低い日が続いていたおかげで、氷はとても良い状態らしい。
アイスクライミング日和である。


アックスの打ち込み練習中。慣れていないので、腕がじきパンプする。
打ち込み方も難しいが、ワタシは抜く方も結構苦労する。
アイスクライミングは、体力よりもテクニックがないと登れない。
この日は、目的の場所の下見とギアを使う練習をしてから夕方に下山する。

関西圏内でこんな近くにアイスクライミングが出来るところがあるとは知らなかった。
次回も、また気温の低い日をねらって行こう。



厳冬期~南アルプス・鋸岳

2013年01月09日 | バリエーション

1月3日から4日間の予定で南アルプス・鋸岳に挑戦してきた。
今回は戸台から入り角兵衛沢出合から取り付いて鋸岳を目指す。
そしてその先の甲斐駒まで縦走、北沢峠へ下山するという計画だ。
鋸岳は崩壊の激しい岩稜の山で無雪期よりも積雪期の方が足場が安定する。
それ故に、いつか厳冬期に登ってみたい候補の山だった。
今回は、そんな願いを達成すべくいつも以上に気合いを入れて出発する。


1/3 新大阪始発の新幹線に乗り、電車を乗り継ぎJR飯田線・伊那北駅に着いたのは10時半。
そこからタクシー乗車、約40分で橋本山荘手前に到着する。
年末からの雪がまだ降り続いている。しかも、ぼた雪であるから積もる、積もる・・・
初めての山はいつも緊張するが、こうも雪が多いと不安にもなる。
でも、行かねば!と、気持ちを奮い起こすワタシ。11時半出発。


しばらくすると雪がやみ、青空が見え始める。
戸台から川沿いを歩くこと2時間半、角兵衛沢への標識がある。
ここから戸台川を向こう岸へ渡渉するのだが、水量が多くかなりの時間を要する。
この箇所が、一番厄介なのではないだろうか・・・
登り始めて1時間、この日は角兵衛沢と横岳の出合付近で幕営する。
今回の食糧は、「軽量化且つ美味しく食べる」ために全ての具材を乾燥。
自家製フリーズドライである。これがなかなかウマい!今後はこれでいこう。


1/4 4時30分起床。外気温は氷点下15℃だが晴れているので気持ちがよい。
おやきの朝食を済まして7時に出発する。
鋸岳へのトレースは、1人歩いた跡が薄っすら残っているのみ。
もっとたくさん来ているものだとばかり思っていたワタシ。
降り続いた雪壁の急登と重装備でかなり苦しい登りが続く。


トップを二人で交代しながら登り続けること5時間。
正午、角兵衛沢コルへ着く。くじけそうになるくらいの強風だ。
鋸岳への取付きは、雪が超たっぷりついていてトレース無し。
リーダーがラッセルしながらかなり急なリッジを雪に半分埋もれながら進む。
1時間経過、雪に埋もれてもう今日は体力の限界だと訴えるワタシ。
今日中に鋸岳越えの中ノ川乗越幕営の予定だったが、時間的に無理だろう。


コルでビバークしようと提案されるが、そんな気になれない。
もっと風の当たらない大岩の岩小屋の方が快適だろう。
疲れと寒さですっかり気持ちが弱くなってしまったワタシ。
結局、1時間半かけて大岩まで下りハング下の無風・展望良好の快適な所で幕営する。


岩小屋ハング下は2張りほどテントが張れるフラットなスペースがある。
岩清水がポタポタ落ちていてコッフェルに貯めて飲料水に使う。
またここには、大きくて透きとおったつららがあり、これをピッケルで砕いてウイスキーロックに使用。
こんなに美味しいウイスキー天然氷割りは下界では味わえない。


1/5 6時30分起床。
出発前、週間天気予報ではこの日は曇りのち雨だったので期待していなかった。
ところがテントから外へ出ると太陽がピカピカ光っているではないか。
これはじっとはしていられない。鋸岳に再度挑戦だ。
日程の都合上、甲斐駒までの縦走は無理でも鋸岳のみなら行ける。
テントに登攀に不要なものを残して荷を軽くし、再び角兵衛沢コルへ向かう。
朝早い時間はまだ雪がしまっていてアイゼンがよく利くので昨日よりずっと歩きやすい。
岩小屋からたったの1時間15分でコルまで来る。


いよいよ取り付き開始だ。ピッケルを確実に利かしながら、順調に進む。
この日は私たちともう1パーティ二人組が鋸岳山頂へ向かう。
快晴、風も昨日より穏やかで絶好の登頂日和だ。


11時30分鋸岳2,685mに登頂。
甲斐駒、仙丈ケ岳はもちろん、八ヶ岳や遠く北アルプスまでも望める大絶景だ。


鋸岳から甲斐駒まで伸びる稜線は、自分が今立っているところから続いている。
そう思うと、ここから先に行ってみたい気持ちが湧いてくるが今回は眺めるのみだ。
山頂で記念撮影をして20分程してから下山する。
13時半、テントに戻り午後からはゆっくりと贅沢な時間を過ごし、ここでもう1泊する。


1/6 4時起床。テント撤収後、まだ暗い中ヘッデンを付けて6時出発。
当初予定していた鋸岳から甲斐駒ヶ岳までの縦走は残念ながら出来なかった。
それでもやっと念願の鋸岳に登り、厳冬期の南アルプスを4日間満喫できた。
同じ道を降り、出合からは戸台までカチコチに凍ってツルツル滑る道を満足感に浸りつつ歩く。


凍った戸台川で見つけた氷の結晶。
水って不思議。さらさら流れたり、凍ったり雪になったり・・・
もとは同じでもいろんな姿に変わる。
今冬シーズンは始まったばかりだ。安全第一で、さらなる挑戦を目指したい。


 




 

 


 

 

 

 



 


 

 

 


初日の出登山~摩耶山・掬星台~

2013年01月01日 | 六甲山

新年あけましておめでとうございます。
2013年も、らいちょうのあしをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年の登り初めは六甲の摩耶山・掬星台へ行きました。
元旦早朝の4時過ぎに起きて準備を整えて、5時過ぎの電車に乗る。
摩耶ケーブル横の上野道から登り掬星台に着いたのは日の出10分前の7時。
今まで知っている中で最高の人出では?と思われるほどの混雑ぶりだった。
山ガール、山ボーイ、一般の人、その他・・・
まぁ、早起きして初日の出を拝みたい気持ちは皆同じなのだろう。


素晴らしい初日の出を見ることが出来、感動する。
今年の抱負を祈願してから下山する。

明後日から、らいちょうチームは厳冬期縦走に行きます。
目標達成に向けてがんばるぞ!