ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

東大 安田講堂 inside

2015年05月18日 | キャンパス建築巡り

晴天の日曜日。自転車2台で東大の「五月祭」に行ってきました。いくつかのお目当てがありましたがメインはこちら。安田講堂の内部見物です。
学園祭の間、キャンパス内部のあらゆる場所で様々なイベントが行われています。タイムテーブルを見て午前中にあったオーケストラの演奏に行くことにしました。


去年すっかりきれいに再生された安田講堂。前の広場にはステージが作られていてここでも音楽やダンスをやっていますが、それは後回しにして安田講堂内部へ。


エントランスドームのシャンデリア。きれい!


曲面で仕上げられたアーチ形の構造壁。


客席は1,144席。イメージしていたよりはコンパクトな印象でしたが、やはり光る天井の迫力がすごい。2014年の改修では耐震性能の低かったこの天井の改造が大工事でした。
外観は内田ゴシックを代表するようなデザインですが内部は意外とアールデコ風の優雅で柔らかい装飾が多く見られます。


東京大学フィロムジカ交響楽団。東京大学にはオーケストラが4つもあるそうです。それでいてこのオケはバイオリンだけで50人以上という大所帯。
オベロン序曲と火の鳥を聞きました。とても良かったけど全体的には弦高管低という印象。見ての通りこのホール自体がまったく音楽用でなくて音が前に来なかった。


2階席の外廊下。


1969年にこの建物を舞台として全共闘と機動隊とが「戦闘」を行ったこと、若い人はしらない人も多いかもしれませんね。
youtubeで当時の映像を見ると切ない気持ちになります。今では老人になっている当時の学生たち。今はアンポのこと、どう思っているのかな。

そんなことは今さら思い出す必要はないのかも知れません。安田建設、いい仕事をしました。エライ。
土曜日の米国大使館宿舎に続いて、行きたかった場所に行けて幸せな週末でした。

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4 コメント

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Unknown (Ree)
2015-05-18 19:11:55
安田講堂、素晴らしいですね。
こんなに素晴らしいホールなのになぜ音楽対応しなかったのか残念です。
あ、”講堂”だからか。
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Reeさん (B)
2015-05-19 07:38:46
そうですね。
大学の講堂ですから講義か講演を主目的としています。
舞台後方にある壁画とその後ろの壁の間に
音がかなり吸収されているんじゃないかと思いました。
まあそれはそれとして美しいホールです。
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大学ってすごいんだね (takako)
2015-05-19 10:53:46
専門学校しか知らないから、すごなーって
レストランがあったり、お金がかかってるのね。
学生の人数も桁違いだものね。
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takakoさん (B)
2015-05-19 17:05:17
1万4,000人とかのが学生がいて
毎年100万円を超える学費を払う訳です。
東大クラスだと国からもお金が出るし
功成り名を遂げた有力者からの寄付も多いでしょう。
つまるところお金持ちなんでしょう。たぶん。
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