ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

戸山公園 箱根山登山

2018年01月17日 | TOKIO散歩

鳩が一斉に飛びあがったのは私のせいではなくていたずらな白黒猫が来たからです。

尾張徳川家の下屋敷だったところが明治になって陸軍に接収され士官学校(陸軍戸山学校)になり、戦後にマンモス団地、公園、学習院女子大学などに分割利用されています。

団地と公園の境目の窪地に残る堅牢な石造りの外壁。士官学校時代の将校集会所だった建物の名残りです。その上に戸山教会と幼稚園があります。

公園に向かって立つ幸せな住宅。鳥や子供がうるさかったり外からの視線があったり住むのに問題もあるのかも知れないけど、でもやっぱうらやましい。

高低差のある敷地を利用して人工の小さな滝や川が作られています。塀の向こうが学習院女子大学。

下屋敷だった頃の庭園造りはそんなレベルではなく、当時の江戸で最も高さのある山をひとつ作ってしまいました。
加えてその山を背景とした街道宿場町の原寸大レプリカを庭園の中に再現します。東海道小田原宿がモデルだったのでこの山も箱根山と呼ばれるようになりました。

頂上に向かって3本の「登山道」があります。

頂上からの眺め。かつては将軍や殿さましか登ることが許されなかった場所で、今日はどこかの学生さんがのんびりランチを食べていました。
箱根山に登るのは2回目でした。10年以上前ですがここから少しの場所にある小笠原伯爵邸というスペイン料理のレストランにRさんと来たついでに登っていたことを思い出しました。
古いブログに記事が残っていましたが、その頃は頂上のベンチの上にバーゴラみたいな屋根が建てられていたようです。13年前のRさんも。らぶりー。

下りは別のコースで。明日は今日載せられなかった団地の写真をいくつか貼りたいと思います。
コメント
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