ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

エレクトリカル アンサンブル -ソニーを奏でる、みんなで奏でる-

2017年03月09日 | 観戦・見物・見学

今月いっぱいで閉館~取り壊しになる銀座ソニープラザ。昨年11月からやっているさよならイベント「It's a SONY展」の最後の催しを見てきました。
SONYの電化製品を楽器として使い、みんなでアンサンブルしよう!というなかなか面白い趣向でした。いくつかご紹介します。

オープンリールデッキのテープにあらかじめ何種類かのビートやシーケンスが録音されています。手でリールを回すとそれに応じてヘッドが拾った音が出ます。
リールを回転スピードが出る音の高さやビートの速さをコントロールします。

初代のウォークマン。こちらもテープにあらかじめ音が録音されていて、台の上にあるセンサーに手をかざすと手とセンサーの距離によってウォークマンのモーターの
回転スピードが変わります。結果、手を近づけると高い音、離せば低い音が出るという仕組み。演奏している姿はテルミンに近い感じになります。
一見するとトロンボーンに似た楽器、ビデオカメラのレンズの前に縞模様を写すモニターがあり、このモニターがトロンボーンのようなスライドによって前後に動きます。
ビデオカメラは固定なのでスライドによりモニターとの距離が変動して、その結果カメラが写す縞模様のサイズが変わります。
ビデオカメラの映像出力端子(昔の黄色の端子)からはアナログの映像信号が出ていますが、この信号はアンプに直接つなぐとノイズ音になります。
写す映像の変化によって出てくるノイズの音色や音程が変わるというもの。映像信号をオーディオとして使うって発想なかったですね。これ面白い。

スカイセンサーのラジオのアンテナが拾う雑音を楽器に見立てたもの。チューニングダイヤルがコントローラーになります。
上にセットされているのはカメラのストロボで、フラッシュが光る時に発する電波も演奏の一部として使います。

他にもあと2つ。
・ブラウン管テレビの画面に出る静電気を人体で拾って(片手にアースを握る)、ブラウン管を触ったり叩くことでパーカションのように使える装置。
・デジタル一眼カメラのミラーの開閉音をマイクで拾って、シャッターが打楽器になるようなもの

これで全部かな。平日の昼前で空いていたので全部の「楽器」の説明を丁寧に聴けました。
これらの楽器を全部使ったアンサンブルの映像が定期的に流されますがなかなかかっこよかったです。会場はSONYビル8階です。
コメント
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